【岩手県一ノ関】厳美渓はだんご屋のメッカ?空を飛んで滝を見ていつくしむだんごたち
岩手の名スポット・厳美渓。ここでは、だんごが名産となっています。有名な空飛ぶだんごを求めて、ここに訪れる人は多いです。他にも、滝見だんごや、いつくしだんごが人気になっています。そこで今回は、厳美渓の人気だんごにフィーチャーしてお届けします。
厳美渓って?
岩手県一ノ関にある厳美渓は、国の天然記念物に指定されています。
岩手県、秋田県、宮城県の三県にまたがる栗駒山(標高1,652m)の噴火によって堆積した凝灰岩が、栗駒山の北斜面から流れ出る磐井川によって侵食された渓谷。これが厳美渓です。長きにわたって侵食された渓谷は、両側を険しい岸壁に囲まれています。奇岩の数々や四十八滝、甌穴という岩に空いた自然の希少な穴も見ることができます。
記事リンク:【岩手】伊達政宗が藩内の景勝として名前を挙げた名所「厳美渓」
厳美渓の名物だんごは空を飛ぶ
厳美渓では、「空飛ぶだんご」を目当てに訪れる人も多いです。絵本にありそうなタイトルですが、実際、見て楽しめるグルメです。厳美渓に訪れた際には、ぜひ。
空飛ぶだんごを売っているのは、厳美渓にある「郭公屋(かっこうや)」。人気テレビ番組「水曜どうでしょう」にも登場しています。空飛ぶだんごは、「かっこうだんご」という名称で販売されています。だんご売り場は、郭公屋から川を挟んで向かいの岸壁(岩場)に存在。そこに、休憩所になっている東屋があります。
東屋には、一本のロープが。これは郭公屋から東屋まで延びています。それこそ、川を越えて谷を越えてやってきているわけです。東屋のロープには、かごがついています。これにだんごのお金(3本で400円)を入れます。お金を入れたら、ロープについている板を、やはりついているトンカチで叩きます。そうすると、対岸の郭公屋からお店の人が顔を出して、お金の入ったかごをスルスルとロープを滑らせて持っていきます。しばらく待つと、かごが戻ってきます。中には、だんごとお茶が入っているという流れです。だんごは、「あんこ・黒ゴマ・みたらし」の3つです。
厳美渓の険しい谷をだんごの入ったかごがロープを伝って軽快にやって来る様は、一見の価値アリ。ここでしか見られない、まさに絶景です。
空を飛んでくるだんごということで、メディアにも取り上げられています。しかし、その味も絶品。普通の球体型のだんごではなくて、円柱の形をしています。そして、触感は驚くほど柔らかい。食品添加物や合成保存料を一切使っていないので、安心して食べることができます。
INFORMATION
名称 | 郭公屋(空飛ぶだんご) |
住所 | 〒021-0101 岩手県一関市厳美町滝ノ上211 |
電話番号 | 0191-29-2031 |
営業時間 | 9時~17時 |
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滝見だんごは5色セットで食べ応え抜群
厳美渓には、実はこの有名なかっこうだんごの他にも、2つのだんご屋が人気。全て巡って、食べ比べをする人も多いです。1つは、滝見だんご。
厳美渓のほとりにあって、夫婦仲良く経営しているだんご屋です。名物は、5色だんご。いそべ・くるみ・あん・ずんだ・ごまの5本が入って650円。一ノ関産のササニシキを使っているだんごはこだわりの一品。
INFORMATION
名称 | 滝見だんご |
住所 | 〒021-0101 岩手県一関市厳美町滝ノ上291−2 |
電話番号 | 0191-29-2139 |
営業時間 | 9時~17時 |
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いつくしだんごは、お餅のような粘りが特徴
厳美渓のもう1つのだんごは、いつくしだんご。いつくしだんごは、その昔、この地域を「五串(いつくし)」と呼んだことからつけられています。そのため、1本の串に5つのだんごが刺さっているのが特徴。だんごは、厳美町産のうるち米を100%使用。もちもちしていて美味しいと評判です。
醤油・ごま・あんこの3本セットや、醤油・ずんだ・くるみの3本セットが人気メニュー。どちらも390円です。
INFORMATION
名称 | いつくしだんごの館 |
住所 | 〒021-0101 岩手県一関市厳美町鴻ノ巣132 |
電話番号 | 0191-29-2033 |
営業時間 | 9時15分~16時45分 |
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TikTok動画
@neft_tohoku 岩手県一関市の名勝厳美渓。 「空飛ぶだんご」として有名な郭公屋の郭公だんごを食べてきました! この日は台湾からのツアー客の方々が多く、それに合わせて日本と台湾の国旗がカゴに飾られていました。 絶景を見ながらお茶とお団子を楽しむ時間、最高でした😋 #岩手県 #一関市 #厳美渓 #郭公屋 #郭公だんご #空飛ぶ団子 ♬ オリジナル楽曲 – 東北ろっけん雑学メディア | NEFT(ネフト)