【青森県弘前市】大正ロマンを感じるスターバックスコーヒー弘前公園前店。冬の夜には「さくらライトアップ」が目の前に広がる

全国各地におしゃれなスターバックスの店舗がありますが、 青森県弘前市にも趣のある昭和レトロな「スターバックスコーヒー弘前公園前店」があります。桜で有名な弘前公園が目の前にあり、冬には桜の木がライトアップされてとても幻想的です。

こちらの記事では「スターバックスコーヒー弘前公園前店」について、そして目の前に広がる「冬に咲くさくらライトアップ」について詳しくご紹介します。


スターバックスコーヒー弘前公園前店は「旧第八師団長官舎」をリノベーションした建物

スターバックスコーヒー弘前公園前店
スターバックスコーヒー弘前公園前店

スターバックスコーヒー弘前公園前店は、桜の名所で有名な弘前城の外濠を望む大手門通りに面した場所に建っています。隣りには弘前市庁舎本館があります。

大正時代(1917年)に「旧第八師団長官舎」という陸軍師団長の官舎として建設された建物をリノベーションして利用されています。

「旧第八師団長官舎」は映画にもなった八甲田山遭難事件に登場する部隊が所属していた弘前第八師団の師団長宿舎なんです!映画「八甲田山」を観たことがある方は、感慨深いのではないでしょうか。

スターバックスコーヒー弘前公園前店<Information>

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大工の神様と呼ばれた堀江佐吉

弘前市には「大工の神様」と呼ばれた堀江佐吉という大工さんがいました。1845年(弘化2年)に生まれ明治時代に青森県内の洋風建築物を数多く手掛けました。

堀江佐吉は北海道の公共工事などに携わり洋風建築に出会ったことがきっかけで洋風建築の研究に没頭していったそうです。1500以上もの建物を施工した記録が残っていますが、現存する建物は少ないです。

現在残っている建物は旧弘前市立図書館弘前偕行社などですが、なかでも弘前市に残る旧第五十九銀行は堀江佐吉の最高傑作といわれています。堀江佐吉が亡くなった後も、技能や精神は子孫や弟子たちに引き継がれて行きました。

旧第五十九銀行本店本館
旧第五十九銀行本店本館

第五十九銀行本店本館<Information>

  • 名  称:第五十九銀行本店本館
  • 住  所:青森県弘前市元長町26
  • 営業時間:9時30分〜16時30分
  • 定休日:火曜日
  • 電話番号:0172−82−1642
  • URL:旧第五十九銀行本店本館

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旧弘前市立図書館
旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館<Information>

  • 名  称:旧弘前市立図書館
  • 住  所:青森県弘前市下白銀町2−1(追手門広場内)
  • 開館時間:9時〜17時
  • 定休日:年末年始(12月29日〜1月3日)
  • 電話番号:0172−82−1642(文化財課)
  • URL:旧弘前市図書館

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「旧第八師団長官舎」は堀江一家によって建設された

「旧第八師団長官舎」は大正6年(1917年)に堀江佐吉の長男・彦三郎によって設計され建築されました。

モルタル塗りの外壁、エッジが効いた独特の屋根、縦長の窓、玄関部には切妻破風(きりづまはふ)と呼ばれる三角屋根などを採用した大正ロマンを感じるモダンな洋館です。

現在は国の登録有形文化財

旧第八師団長官舎(スターバックス弘前公園前店)
旧第八師団長官舎(スターバックス弘前公園前店)

旧第八師団長官舎は終戦後には米軍の進駐部隊の司令官宿舎として使用されていました。
1951年(昭和26年)からは弘前市市長公舎として利用されていました。
2003年(平成15年)国の登録有形文化財に指定されています。
さらに2008年(平成20年)度には弘前市の「趣のある建物」に指定されています。

2020年(平成24年)の保存修理に伴って現在の場所に曳屋されされたことが発端で存在が顕在化し、多くの市民に認知されるようになりました。

スターバックス弘前公園前店の店内

スターバックス弘前公園前店の店内は3つの部屋に分かれていて、それぞれ異なった雰囲気が漂います。その時の気分でどのエリアで過ごそうか考えるのも楽しそう。

当時の会議室はバーエリアに

スターバックスコーヒー弘前公園前店 元会議室
スターバックスコーヒー弘前公園前店 元会議室

玄関から入ったすぐの部屋は元の会議室です。
こちらの部屋はバーエリアになっていて注文カウンターの上には青森産のブナ材をテープ状に薄く裁断した「ブナコ」を使用したまん丸い照明器具がとても可愛らしくおしゃれです。

ブナコの照明
ブナコの照明

当時の控室からは弘前公園が見える

スターバックスコーヒー弘前公園前店 元控室
スターバックスコーヒー弘前公園前店 元控室

控室だった部屋には建物の変遷がわかる写真が飾られています。
モノクロの写真が雰囲気を出していて、部屋からは弘前公園が望めます。

建物の歴史を伝える写真
建物の歴史を伝える写真
元控室の窓からの景色
元控室の窓からの景色

当時の和室からは日本庭園

スターバックスコーヒー弘前公園前店 元和室の窓からは日本庭園
スターバックスコーヒー弘前公園前店 元和室の窓からは日本庭園

和室だった部屋には大小のテーブルと椅子が配置されていて木のぬくもりが感じられる空間になっています。
窓からは日本庭園が望め、のんびりした時間が過ごせそうです。

こぎん刺しのソファー
こぎん刺しのソファー

ソファーの背もたれには伝統工芸のこぎん刺しが施されていて和と洋の融合が絶妙です。

スターバックス弘前公園前店の目の前には「さくらライトアップ」

弘前公園外濠「さくら咲くライトアップ」
弘前公園外濠「さくら咲くライトアップ」

弘前公園は春の桜が有名で、県外や国外からもたくさんの人が訪れます。
スターバックス弘前公園前店のすぐ目の前は弘前城の外壕となっているためお店周辺の桜は見事です。

弘前公園外濠 春
弘前公園外濠 春

桜といえば春に咲きますが、弘前公園の外濠には冬にも桜が咲くのです。と言っても本物の桜の花が咲くわけではありません。

冬に咲くさくらライトアップ
冬に咲くさくらライトアップ

2017年から、冬にも桜を咲かせたいとの市民の声から「冬に咲くさくらライトアップ」が実施されています。

花筏(はないかだ)で有名な弘前公園追手門付近600mの外濠の桜の木々がLED投光器によりピンク色にライトアップされます。特に見頃は木々に雪が積もる時期です。桜の木に積もった雪が光に照らされ桜の花が咲いているように見える美しい風景です。さらに雪が降る夜は桜の花びらが舞っているように見えます。

さくらライトアップは2017年からクラウドファンディングで必要資金を募り実施されています。
2017年の目標額30万円に対して、集まった金額は413,000円と目標額を大きく上回りました。

2022年の冬は、春だけではなく四季にも思いが馳せられるように様々な色に変化します。
春をイメージするピンク→初夏の緑→夏のねぷた祭りと秋をイメージするオレンジ色→冬の雪のイメージ白色へと変化します。

期間は2022年12月から2023年2月28日まで日没から22:00までの間点灯しています。

リンク:冬に咲くさくらライトアップ公式サイト

レトロモダンなスターバックス弘前公園前店と幻想的なさくらライトアップで、特別なひとときを過ごしてみませんか。


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