【岩手県】県北部にある道の駅のソフトクリーム!道の駅で食べるソフトクリームは何故に美味い?

道の駅のソフトクリームは、地元自慢の食材の味や香りが活かされていて、ドライブ休憩に欠かせない人気グルメです。前回は岩手県盛岡市近郊、著者オススメの道の駅のソフトクリームとテイクアウトグルメをご紹介しましたが、今回は岩手県北部編。
岩手県北部の道の駅を実際に訪れて味わった、各駅ご自慢のご当地ソフトクリームをご紹介します。

なお記事に記載されている価格は、2025年5月末現在のものです。


道の駅 石神の丘キャベツのソフトクリーム!?それってどんな味?(岩手郡岩手町:国道4号線)

道の駅 石神の丘

岩手町の国道4号線にある石神(いしがみ)の丘美術館に隣接していて、「恋人の聖地」にも選定されている道の駅です。

岩手町の3人の変わり者爺さんが作る「Gⅲ(ジーサン)コーヒー」はお土産におすすめ!

敷地内には子ども用の遊具があり、美術館のほかにラベンダー園やブルーベリー園もあって家族で1日中遊べます。

春みどりソフトクリーム:390円

春みどりのピューレがたっぷり練り込まれている

岩手町で採れる美味しい春キャベツとして知られる「春みどり」のピューレが練り込まれた、きれいな淡い緑色のソフトクリームです。

春みどりソフトの売り場「茶屋っこ」前には、珍しい緑のソフトクリーム型あんどん

口の中で溶けるとキャベツの風味と甘味が立ち上がりますが、青臭さはなくさわやかです。練り込まれている小さな粒からはキャベツの食感がしっかり感じられ、後味にもキャベツ風味が軽く残ります。

「レストラン石神の丘」にも人気のオリジナルソフトクリーム!

レストランは地産食材がふんだんに使われたメニューの評価が高く、「いわて地産地消二ツ星レストラン」に認定されています。

レストランのメニューはご当地グルメやスイーツが盛りだくさん!

ブルーベリー園で収穫されたブルーベリー入りの甘酸っぱいソフトクリームがレストランで売られていて、こちらもこの駅の人気ソフトです(390円)。カレー、焼きうどん、ラーメン、ハンバーグ、ステーキなど、ほかでは味わえない岩手町特産の野菜たっぷりのご当地グルメを味わえます。

道の駅 石神の丘 <Information>

  • 施設名称:道の駅 石神の丘
  • 所在地:岩手県岩手郡岩手町五日市第10地割121-20
  • 電話番号:0195-61-1600
  • 営業時間:茶屋っこ(4月~10月)9:30~16:30、(11月~3月)9:30~16:00
  • 営業時間:レストラン「石神の丘」 10:30~18:00(L.O.17:30)
  • 営業時間:産直石神の丘 9:00~18:00
  • 定休日:年末年始(茶屋っこ:毎週木曜)
  • URL:道の駅 石神の丘 公式サイト

GOOGLE MAP


【道の駅 やまびこ館】優しい甘さが心にしみる黒豆ソフトクリーム!(宮古市・国道106号)

道の駅 やまびこ館 写真の左側奥が「もうもう亭」

道の駅がある地域は岩手県のほぼ真ん中とされ、盛岡と宮古を結ぶ国道106号の中間点で。かつては下閉伊(しもへいい)郡川井村と呼ばれていました。

遊具が置かれて家族で遊べる広いドラゴンひろばと芝生ひろば 

すぐそばを閉伊川が流れていて豊富な自然に囲まれ、隣接している「ドラゴンひろば」や「芝生ひろば」には遊具もあって子どもがのびのび遊べます。

黒豆ソフトクリーム:350円

旧川井村特産の黒平豆のペーストが練り込まれたクリームは、薄いグレーの色合いの中に浮かんでいるつぶつぶは黒平豆です。

最初のひと口を含むと、甘煮にされた黒豆の香りと甘さが口の中いっぱいに広がって、まるでクリームみつ豆を食べているかのような味わいを感じます。

黒豆ソフトは後ろに写っているヤッホー館のカウンターと、売店内でも売られている

後味の余韻には香ばしい黒豆風味が長く残り、黒豆好きの方におすすめしたいご当地ソフトクリームです。

「ドラゴン麺」が人気の「レストランもうもう亭」

辛さに強い人は、ぜひ「超激辛」をお試しあれ!

レストランの一番人気は、野菜たっぷりの細麺に辛さ5段階の卵とじ旨辛味噌餡かけスープの「ドラゴン麺」で、強烈な辛味と旨味がクセになる美味しさです。

平日でもお昼時には満席の「もうもう亭」

火を噴くような辛さから名付けられたこのラーメンは、テレビなどでも取り上げられた事があり、ドラゴン麺目当てで訪れる客で平日でも賑わっています。

道の駅 やまびこ館 <Information>

  • 施設名称:道の駅 やまびこ館(閉伊の郷 かわい)
  • 所在地:岩手県宮古市川内第8地割2
  • 電話番号:0193-85-5011
  • 営業時間:ヤッホー館 9:30~16:30
  • 営業時間:売店(館内ファストフード)9:30~16:30
  • 営業時間:レストランもうもう亭 11:00~16:00(L.O.15:45)
  • 定休日:記載なし
  • URL:道の駅 やまびこ館 公式サイト

GOOGLE MAP


【道の駅 おおの】直球!濃厚な搾りたてミルクのソフトクリーム!(九戸郡洋野町:国道395号)

道の駅 おおの この奥には広大な敷地の「おおのキャンパス」が広がっている

道の駅がある「おおのキャンパス」は旧大野村の地域活性化社会実験として、東京大学の協力で宿泊施設や木工体験施設に公園などが作られた複合施設です。

環境省から「最も星が見やすい地点」とされたことから天文台があり、パークゴルフ場や牧場に動物とのふれあい館など、さまざまな体験を楽しめます。

ゆめミルクソフトクリーム(380円)

ゆめミルクソフトクリーム

「おおのミルク工房」の「おおのゆめ牛乳」から作られるソフトクリームは、搾りたての濃厚なミルクの味わいを楽しめます。ミルクのコクがありながらも後味はさわやかで、すっきり控えめな甘さなのでいくつでもお代わりしたくなるソフトクリームです。

売店で売られているソフトクリームは3種類

道の駅にはもう一つ、岩手県北地方特産の山ぶどう果汁が練り込まれた「山ぶどうソフト」もあって、さわやかな山ぶどうの酸味の味わいを楽しめます。

テイクアウトに「おからドーナツ」、「食の館」では「赤鶏ラーメン」がおすすめ!

おからドーナツは2個入りと5個入り

洋野町の豆腐店「豆風鈴」のおからと「おおのゆめ牛乳」が使われたフワフワモチモチな「おからドーナツ」は、テイクアウトおやつとしておすすめです。

手作り感があふれる「食の館」のメニュー表

食の館」で食べられる「赤鶏ラーメン」は、地元の和鶏「赤鶏」と新鮮な地元野菜を煮込んで取ったこってりスープの味噌ラーメンです。太麺にスープがよく絡み、赤鶏のチャーシューとひき肉のトッピングが美味しく、地元のキャベツ、大根、ほうれん草、ニンジンもトッピングとしてのっています。

道の駅 おおの <Information>

GOOGLE MAP


【道の駅 いわて北三陸】NEWスポット!で味わう懐かしい「きな粉風味」のソフトクリーム。(久慈市:国道45号線、国道395号線)

ポケモンのイラストが描かれているのはフードコートの窓

2つの国道が交わる地点で2023年4月にオープンしたこの道の駅は、コンビニやガソリンスタンドも隣接していてドライブには重宝なスポットです。フードコートにある3つの店舗のメニューが充実していて、地元の皆さんの憩いの場にもなっています。

黒豆きなこソフトクリーム:420円

「黒まめきな粉」の原料は皮が黒い黒大豆、クリームの中に黒い粒々がたくさん

フードコートにあるドーナツやパフェの「standonuts(スタンドーナツ)」で販売されています。

北三陸産の「黒豆きな粉」を練り込んだ風味豊かなソフトクリームで、久慈の名産品「琥珀(こはく)」のような色合いです。

黒い粒の黒豆きな粉の風味は和風テイストながら、チョコやモカアイスにも似ていて、最初は軽い香ばしさなのが後味にしっかりきな粉の風味が残ります。

ソフトクリームは、おおのゆめ牛乳から作られている

クリームは先にも紹介した道の駅 おおのの「おおのゆめ牛乳」から作られていて、ミルクのコクがあって甘さは控えめです。

食べ応え十分な「短角牛のカレードーナツ

ドーナツのメニュー

「スタンドーナツ」にはたくさんの種類のドーナツがありますが、短角牛が使われたカレードーナツが評判で、テイクアウトメニューとして人気があります。

お店イチ推しのスペシャル・カレードーナツ

スパイスが効いた少し辛めのカレーと、ほのかに甘いモチモチのドーナツ生地とのマッチングが素晴らしく、ほかのカレーパンにはない味わいを楽しめます。

道の駅 いわて北三陸 <Information>

  • 施設名称:道の駅 いわて北三陸
  • 所在地:岩手県久慈市夏井町鳥谷第7地割3番地 2
  • 電話番号:0194-66-8830
  • 営業時間:フードコート 10:30〜18:30(3つの店舗で営業時間が異なる)
  • 営業時間:物販・産直 9:00〜19:00
  • 営業時間:ガソリンスタンド 8:00 ~19:00
  • 定休日:1月1日(そのほか臨時休業あり)
  • URL:道の駅 いわて北三陸 公式サイト

GOOGLE MAP


「道の駅 おりつめ」山ぶどうソフトクリームは乳酸菌飲料のような酸味!

改修工事で明るくきれいになったオドデ館

この道の駅には「オドデ館」という愛称がありますが、これは九戸の民話で村の守り神として語り継がれている、人間の言葉を話す怪鳥「オドデ様」が由来です。

新たにオープンしたジェラッテリアなかいち

2022年に改修工事が行われ、唐揚げの「オブチキ屋」や地元焼き芋屋による「ジェラッテリアなかいち」などが新規オープンしました。

山ぶどうソフトクリーム:350円、ミニ300円

山ぶどうソフトクリーム(ミニサイズは香ばしいワッフルコーン)

九戸村産の山ぶどうジュースの香りと味が最初のひと口からしっかり感じられて、ぶどうの赤紫色が鮮やかなソフトクリームです。

しっかりコクのあるクリームとさっぱりした酸味は、乳酸菌飲料のような味わいをかもし出し、後味には山ぶどうの香りの余韻が残ります。

3種類のソフトクリームは、レギュラーとミニのどちらかサイズを選べる

山ぶどうソフトクリームの味をより引き立てる、ワッフルコーンで提供されるミニがおすすめです。

でんでん亭では「TOMIスジャータシルクアイス」のソフトクリームを提供

そのほかラーメンの「でんでん亭」でも、オリジナルではありませんが各種ソフトクリームを販売しています。

おすすめのテイクアウトはこれ!「オブチキ唐揚げ」(6個550円)

オブチキ唐揚げのテイクアウトは6個入りで550円

ブロイラー飼育数日本一の岩手県の中でも「チキン王国」とされる九戸村が、満を持して世に送り出したニンニクがガッツリ効いている醤油味の唐揚げです。

カラっと揚げられたオブチキ唐揚げ、冷めていてもジューシー!

鶏肉にはその風味を活かす下味がよく染みていて、テイクアウトには唐揚げ単品のほかに、色々な部位の焼き鳥や唐揚げ弁当なども用意されています。

レストランで味わえるのは「オブチキ唐揚定食」か「オブチキ唐揚カレー」

ご飯と一緒に食べたい人や揚げたてを食べてみたい人は、レストランの定食メニューで味わうことができます。

道の駅 おりつめ <Information>

  • 施設名称:道の駅 おりつめ 「オドデ館」
  • 所在地:岩手県九戸郡九戸村山屋第2地割28−1
  • 電話番号:0195-42-4400
  • 営業時間:産直施設オドデ館(4月~10月)8:00~19:00、(11月~3月)8:00~18:00
  • 営業時間:レストラン おりつめ10:30~15:00
  • 営業時間:でんでん亭(ラーメン) 10:00~17:00
  • 営業時間:おりつめ工房 8:00~17:00
  • 営業時間:ジェラテリアなかいち 10:00~16:00
  • 定休日:年末年始(レストラン、ジェラテリアなかいちは毎週火曜)
  • URL:道の駅 おりつめ 「オドデ館」 公式サイト(九戸村役場 公式サイト)

GOOGLE MAP 


まとめ

岩手県北部は山ぶどうの産地として知られ、「道の駅 おりつめ」近隣の「くずまき高原」や「くじ」などにも山ぶどうソフトがあり、それぞれ微妙な味の違いを楽しめます。

また、乳牛の牧場も多数あって、この記事でご紹介した「道の駅 おおの」のほかに濃厚な牛乳で作られたソフトクリームやジェラートのお店がたくさんあります。


その他の記事