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【岩手県花巻市】200年の歴史を持つ大沢温泉の湯治場「自炊部」!美肌になれる泉質です!

岩手県花巻市には、「自炊部」という変わった名前の温泉があります。ここは、大沢温泉の湯治場です。昔のお客は、自炊部の名の通り、自らご飯を作って長く滞在しました。布団や浴衣など、基本的になんでも持ち込んで良いことになっています。

大沢温泉には、現代的な旅館である「山水閣」と、木造の「菊水館」があります。そして、最古の温泉となっているのが、湯治場の「自炊部」です。

今回は、この自炊部について紹介していきます。


いざ大沢温泉の湯治場「自炊部」へ

木造の歴史を感じさせる建物になっています。200年以上前に建てられました。源泉かけ流しで日帰りでの利用も可能です。玄関に入ると印象的なのが、上がりかまちの鴨居につけられた、微笑む翁と嫗の面です。

自炊部は、2階建ての建物が複数つながっている面白い造りになっています。最初に感じる以上に館内は複雑に入れ組んでいて広いです。まるで迷路のように廊下が延びています。大きめの部屋から小さな部屋まで、合わせて57室に及びます。


美肌になれる温泉に浸かろう

部屋の扉には鍵がついていません。そのため、温泉に行くときには貴重品を帳場へ預ける必要があります。帳場は20時半までなので、温泉もこの時間まで、ということになるでしょう。

自炊部の温泉は、内風呂の「薬師の湯」と、露天風呂の「かわべの湯」の、2つが用意されています。露天風呂は、大きな混浴のものと、それより小さな女性専用のものがあります。

男湯は螺旋階段の下にあります。掲げられた温泉分析表を見てみると、低張性アルカリ高温泉であることが分かります。源泉温度は51℃と高いです。pH9でアルカリ性です。ナトリウムイオンと硫酸イオンが多くなっています。女性におすすめの美肌効果を期待できる温泉です。

浴室には、浴槽が2つあります。どちらもタイル張りです。左にある浴槽は、浅い部分があります。寝湯も可能な造りです。浴室の天井はかなり高いです。降りてきた螺旋階段がガラスを透かして見えます。

湯船の壁面から、源泉が噴き出ています。湯は臭いがなく、浸かるとぬるっとした感触がします。保湿されている感じで、美容効果を感じられます。


自炊部についてまとめ

今回は、大沢温泉で200年以上の歴史を持つ自炊部を紹介しました。館内には自炊場があって、実際に自分たちで料理を作ることができます。他に、「やはぎ」という食事処があるので、ここでご飯を食べることもできます。夜の9時半までやっています。

大沢温泉の歴史を感じられる自炊部には、ここにしかない雰囲気や匂い、哀愁があります。花巻観光の際には、ぜひ訪れてみてください。

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