
宮城県内にできた新スポット!!県内にできた新しい3つの道の駅をご紹介!【宮城県】
日本全国で新しい道の駅が次々に誕生しているなかで、宮城県でも2020年からの5年間で3つの新しい道の駅がオープンしています。
いずれも東日本大震災で津波被害を受けた沿岸の町にありますが、それぞれ工夫が凝らされていて特徴があり、地元に活気とたくさんの元気を提供しています。
おながわ(女川町:国道398号)

震災で甚大な被害を受けた女川町のJR女川駅から国道398号に向かう参道のような「レンガみち」に、たくさんの店舗が立ち並んでいる道の駅です。

2021年4月3日に「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」「女川まちなか交流館」「女川町旅の情報館ぷらっと」が道の駅に認定されています。

さらに、2025年4月には女川駅舎内の温泉施設の「恩河温泉ゆぽっぽ」と「女川水産業体験館あがいんステーション」が加えられて6施設になりましたが、このような形の道の駅は全国でも珍しいとされています。
「シーパルピア女川」 と「地元市場ハマテラス」

「レンガみち」には開放的で明るい空間がたくさんあって、そこそこにテーブルやイスが並べられられています。
天気が良い日は海を眺めながら買い物や食事を楽しむことができ、観光客ばかりでなく地元住民の皆さんの憩いの場にもなっています。

テナントには女川の味を楽しめる飲食店だけでなく、地元の海産物や農産物にお土産、タイルや木工品の工房に楽器店や古着ショップなどさまざまです。

飲食店はさらに和食から洋食までさまざまなジャンルの店舗が出店していて、どのお店も美味しそうな料理を提供しており、何度も訪問して味わい尽くしたくなります。

ハマテラスはとくに女川産の鮮魚や水産加工品などの特産品や飲食メニューの品揃えが充実していて、広いイートインスペースが用意されています。
震災遺構「旧女川交番」

道の駅から国道を渡った先にある2階建ての女川交番は、津波によって基礎ごと横倒しとなり、その状態のまま保存されています。
周りを囲う壁には、震災前の女川町の風景や被災状況のほかに、復興の過程などが記されたパネルが展示されています。
道の駅 おながわ<Information>
- 施設名称:道の駅 おながわ
- 所在地:宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目66番地
- 電話番号:0225-24-8118
- 営業時間:各店舗の営業時間は公式サイトでご確認ください
- 定休日:各店舗の定休日は公式サイトでご確認ください
- URL:道の駅 公式サイト(道の駅 おながわ)
- URL:ハマテラス 公式サイト
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硯上(けんじょう)の里おがつ(石巻市:県道238号釜谷大須雄勝線)

石巻市と合併した雄勝(おがつ)町は太平洋に面した漁港の町で、雄勝硯(おがつすずり)の名産地として知られています。

こちらの道の駅は、その伝統を伝える雄勝硯伝統産業会館に併設される形で、雄勝地区中心部の海沿いに2021年4月11日に開設された道の駅です。

海産物直売所のほかに食事処や、雄勝の海を楽しむアクティビティツアーを紹介してもらえる「渚泊(なぎさはく)station」などがあります。
おがつ解散物直売所(観光物産交流館内)

地元で水揚げされた旬の魚介類や野菜のほか、それらの加工品などが取り揃えられていて、ここでなければ入手できないお土産品などもあります。

店内には水槽が多数置かれていて、獲れたばかりの魚たちが元気に泳ぐ姿を見られます。
海の幸や山の幸を味わう2軒の食事処

座敷席でくつろいで食事ができる伝八寿司と、そば・うどん・カレー・ラーメンなどを海が見えるテラス席で味わえる「海里(みさと)」があります。
地元の伝統を後世に残す「雄勝硯伝統産業会館」

伊達政宗公愛用の硯のレプリカなどの雄勝硯や全国各地の硯が展示されていて、硯産業の歴史や文化に触れることができる施設です。
硯やその原料となる雄勝石で作られたお土産品を購入することができます。
誰でも弾ける道の駅ピアノ

雄勝町在住の音楽療法士さんが、楽器店のプレゼント企画で当選したアップライトピアノがあって、地元の住民や来館者が自由に弾くことができます。
道の駅 硯上の里 おがつ<Information>
- 施設名称:道の駅 硯上の里 おがつ
- 所在地:宮城県石巻市雄勝町下雄勝2丁目5
- 電話番号:0225-25-6844
- 営業時間:9:00~16:30(各店舗の営業時間は公式サイトでご確認ください)
- 定休日:雄勝硯伝統産業会館は火曜日定休
- URL:道の駅 公式サイト(道の駅 硯上の里 おがつ)
- URL:道の駅 硯上の里おがつ 公式サイト
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東松島(東松島市:市道百合子線、三陸自動車道矢本PA)

宮城県内19番目の道の駅として2024年11月27日に、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の本拠地として知られる航空自衛隊松島基地の近くに開設されました。

青と白に彩られた建物の2階にある展望デッキからは、松島基地上空で展開されるブルーインパルスの飛行訓練を見ることができます。
2025年2月27日にオープンから3ヵ月で来場者30万人を超えるなど、多くの航空ファンが訪れる人気の道の駅です。

道の駅が連絡しているのは市道ですが、三陸自動車道の無料区間にある矢本パーキングに隣接していて、そちらからも入場できます。
ブルーインパルスグッズが人気の物販エリア

店内には道の駅限定のブルーインパルスグッズが盛りだくさんで、ここでしか買えないグッズを求めて多くのブルーインパルスファンが訪れます。

そのほか、東松島地元の新鮮な農産品やお土産品なども販売されています。
パステルブルーが基調の飲食店

「ZUNDA ZUNDA STATION(あおばずんだ本舗)」では「ずんだシェイク」や「ずんだまん」に、ブルーの「東松島ブルーサイダー」が人気です。

「珈琲工房いしかわ」は石巻で30年、市民に愛されてきたコーヒーショップで、青いパッケージの「仙台BlueCoffee」がおすすめです。

2階のレストラン「Highway Kitchen颯」の店内はパステルブルーとホワイトがさわやかで、展望テラスから飛行訓練をみながら食事を楽しめます。
パイロット気分が味わえる観光案内エリア

観光コンシェルジュが常駐している観光エリアには、ブルーインパルスに搭乗したパイロットの気分を味わえるVR体験搭乗シートが6席設置されています。

VRゴーグルと汚れ防止シートを装着した5分間の「フライト」では、旋回したり宙返りなどをVR体験できます(有料:協力金として300円)。

併設のコンビニはブルーが鮮やかなローソン
敷地内に建物の青と白の色調によく似合うローソン東松島道の駅店があり、24時間営業なので物販エリアや飲食絵エリアの閉店時間に重宝しています。
ブルーインパルスの飛行訓練を見るには

松島基地の公式サイトで、ブルーインパルスの訓練スケジュール(一週間分)が公表されています。
こちらを調べてから訪問することをおすすめしますが、かなり混み合うことが予想されるので早めに訪問した方が良いでしょう。
道の駅 東松島<Information>
- 施設名称:道の駅 東松島
- 所在地:宮城県東松島市小松上二間堀112-5
- 電話番号:0225-25-6301
- 営業時間:物販エリア 9:00~19:00、飲食エリア 11:00~19:00、軽食エリア ・観光案内エリア 9:00~17:00
- URL:道の駅 公式サイト(道の駅 東松島)
- URL:道の駅 東松島 公式サイト
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まとめ
この記事でご紹介した道の駅がある宮城県の女川、石巻、東松島はいずれも大震災の悲しい記憶があり、女川の道の駅近くには震災遺構が残されています。
あれから14年の歳月が流れても、その復興にはまだ時間と協力が必要です。
これらの道の駅を訪れることで応援となれば幸いです。