【宮城県】松島・瑞巌寺「秋の夜間参拝」現地レポート。紅葉のライトアップと夜の寺院散策!
2023年10月28日から11月19日の期間で宮城県宮城郡松島町の国宝・瑞巌寺にて夜間参拝のイベントが開催されています。
先日11月10日に実際現地を訪れてきたので、今回はそんな夜間参拝の様子をレポートです!
瑞巌寺とは?
瑞巌寺は、宮城県宮城郡松島町にある臨済宗の寺院です。その長い歴史の中で荒廃してしまった時期もありますが、江戸時代に伊達政宗(だてまさむね)公が学問の師である禅僧 虎哉宗乙(こさいそういつ)の勧めで再興し、慶長年間に本堂をはじめとする伽藍を整備しました。
このときに「松島青龍山瑞巌円福禅寺(瑞巌寺)」という寺号が生まれたほか、現在、国宝として指定されている本堂や庫裏などの建物は、すべて政宗公が造営したものです。
「日本三景」として知られる風光明媚な松島の風景の一角を占めており、この寺院の門前には岩場の上に五大堂の建物がそびえ、島めぐりをする遊覧船の桟橋が見えるなど、多くの観光客が訪れる場所となっています。
NAKED 松島・国宝 瑞巌寺 秋の夜間参拝
「NAKED 松島・国宝 瑞巌寺 秋の夜間参拝」は、東京に本社を置く株式会社ネイキッドの企画・演出・制作によって開催される国宝瑞巌寺の夜間参拝イベントで、期間中、境内のライトアップやプロジェクションマッピングなど、様々な光の視覚演出にて彩られます。
また、普段は撮影禁止となっている本堂内部がこの期間限定で撮影可能となっているので、かなり貴重なタイミングだと思います!
瑞巌寺 秋の夜間参拝<Information>
- 名 称:NAKED 松島・国宝 瑞巌寺 秋の夜間参拝
- 開催期間:2023年10月28日(土)〜11月19日(日)
- 開催時間:17:00~21:00(券売終了 20:30)
- 料 金
- 通常:大人(中学生以上)1人 1,300円
- WEB前売参拝券:大人(中学生以上)1人 1,100円
※小学生以下 無料
※円通院共通券 2,000円(共通券のWEB前売参拝券はございません)
- 公式URL:NAKED 松島・国宝 瑞巌寺 秋の夜間参拝
実際に行ってみた!
11月10日の19:00頃、降っていた雨もちょうどあがった頃に松島に到着しました。
夜の松島には花火大会で来たことがありますが、その際は人がごった返していたので、人もまばらな、ひっそりとした夜の松島は初の体験です。
参道入り口の総門にはさっそく提灯を使った光の演出が。この日は雨上がりだったこともあり、濡れた路面と相まって幽玄な雰囲気を醸し出していました。
入り口の右脇にあるチケット販売所にて入場券を購入。
時期もよかったのか紅葉の染まり具合も絶妙で、ライトアップされた様子がとんでもなく綺麗でした!
入り口にてチケットを提示し早速中に入ります。本堂内部は暗いので、上写真右側に写っている係員の方から忘れずに提灯を受け取りましょう。
提灯の灯りで照らしながら境内を歩き回ると、まるで江戸時代に迷い込んだようなプチタイムスリップ気分を味わえます!
青い光でライトアップされた参道の杉並木。紅葉とはまた違った雰囲気で綺麗です。
順路にしたがっていよいよ本堂内部へ!
本堂の内部は足元を照らす灯りが要所要所にありますがかなり暗いです。
廊下には段差になっているところが結構あるので、入り口で借りた提灯の灯りを頼りに足下に注意しながら進んで行きます。
本堂の正面に位置する部分では中門を締め切って、プロジェクションマッピングと音楽による演出が。
沢山のお客さんが足を止め、廊下に座って見入っていました。
鷹の間、孔雀の間、文王の間などの各部屋は明かりがつけられており、豪華絢爛な襖絵が暗闇に映えてなんとも美しいです。なかでも見所が上段の間に鎮座する伊達政宗公。
普段は閉じられている火頭窓と呼ばれる政宗公の背面の窓が開け放たれています。
順路通り進むと前述の火頭窓が開いているおかげで、後ろ側から政宗公の背中を拝むこともできます。これもこの期間だけの体験ですね!
まとめ
紅葉と瑞巌寺のライトアップ、期間は11月19日までなので残り少ないですが、チャンスがあれば是非足を運んでみてほしいイベントです。
同期間でお隣の円通院でも紅葉のライトアップが行われており、共通入場券の販売もされているので時間がある場合は合わせて見学がおすすめです。
円通院では境内の池の水面に鏡のように反射する紅葉も見ることができます。
瑞巌寺<Information>
- 名 称:瑞巌寺
- 住 所:〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内91
- 電話番号:022-354-2023
- 公式URL:http://www.zuiganji.or.jp/