【福島県】郡山市の「キャベツ餅」とは?素朴な味わいに舌鼓!正月のマンネリ解消に
目次
正月料理といえば餅ですが、皆さんは餅をどんな食べ方で食べますか?
雑煮、磯部焼き、あんこ餅…など、食べ方は多々ありますが、福島県郡山市にはキャベツ餅という郷土料理があります。
この記事ではキャベツ餅の紹介や、実際に食べるための方法をお伝えします。マンネリしがちな正月の餅問題の解決に、是非参考にしてみてください。
キャベツ餅とはどんな料理?
キャベツ餅とは、福島県郡山市の西部に位置する逢瀬町が発祥の料理です。約80年以上前から作られているとされます。
どんな料理かというと、名前のとおり、キャベツに餅を絡めたもの。油で炒めたキャベツに醤油ベースの汁を絡め、とろりとした餅と合わせます。キャベツのシャキッとした食感がアクセントとなる、シンプルで素朴な料理です。
福島県郡山市の西部は、今でも稲作農家が多い地域です。自給自足の時代から、自宅にある米や餅を美味しく食べるための工夫がされてきました。そこで生まれたのが、冬場でも手に入りやすいキャベツを用いたキャベツ餅だったのです。
当初は菜っ葉餅とも呼ばれ、農家のおやつとして食べられることも。キャベツの販売しない切れ端の部分も有効に活用できるので、手軽に作ることが出来たようです。
キャベツ餅が全国に知られるキッカケ
素朴な家庭料理だったために、店頭販売などもされていなかったキャベツ餅。そのため、キャベツ餅は福島県内でも一部の地域でしか知られていないマイナー料理でした。
キャベツ餅が全国に知られるキッカケとなったのは、TVに取り上げられたことです。2012年に読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」で郡山市の郷土料理として紹介され、郡山市内外から大きな反響がありました。
以来、福島県内外のテレビ番組にて取り上げられ、レシピサイトへ掲載されるように。キャベツ餅は全国に知られる料理となりました。
キャベツ餅を食べたい!簡単に作れるレシピを紹介
キャベツ餅を食べてみたい!と思ったら、ご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。キャベツ餅は少ない材料で手軽に作れるため、挑戦しやすい料理です。
本来はキャベツ餅にはその家々のレシピがあるものですが、ここでは作りやすい分量でご紹介します。
【材料(2人分)】
- 切り餅 4個
- キャベツ 1/8〜¼個
- めんつゆ 大さじ2
- 油 適量
- (有れば、油揚げを加えると味に深みが出ます)
【作り方】
- キャベツをざく切りにする
- 切り餅を一口大にして、焼く、もしくはレンジをかけて柔らかくする
- フライパンに油を熱してキャベツを炒め、しんなりとしたらめんつゆを加え、餅を絡める
たったこれだけのシンプルな料理ですが、餅を美味しく食べることが出来るのでおすすめです。キャベツもたっぷりと使うので、使いきれないキャベツの消費にも役立つでしょう。
キャベツ餅を食べられる飲食店はある?
キャベツ餅は家庭で食べるのが一般的ですが、地元の味を飲食として提供している場所があります。
福島県郡山市逢瀬町にある逢瀬公園。その公園内で営業するおうせ茶屋では、キャベツ餅が提供されています。地域活性化を目指し、郷土の味であるキャベツ餅の普及に立ち上がった店舗です。
福島県を訪れた際に、チェックしてみてはいかがでしょうか。
おうせ茶屋<Information>
- 名 称:おうせ茶屋
- 住 所:〒963-0212 福島県郡山市逢瀬町河内東長倉1−1
- 電話番号:ー
Google Map
まとめ
この記事では福島県郡山市の郷土料理キャベツ餅をご紹介しました。
キャベツ餅は、餅もキャベツも美味しく食べるために、農家の工夫から生まれた料理です。素朴な味わいの料理ながら、昨今のメディア露出で、全国的に知名度が高まっています。次の正月にはぜひ、キャベツ餅もレパートリーの1つに加えてみてはいかがでしょうか。