街並み

【福島】江戸時代の雰囲気そのまま!茅葺屋根の家が立ち並ぶ「大内宿」

大内宿

福島県で最も人気の観光地のひとつ

大内宿は、江戸時代(1640年頃)に会津城下と現在の日光市今市にあたる下野の国を結ぶ会津西街道の宿場町として開かれ会津城下から三番目に位置する大内宿は、当時、会津藩の江戸参勤や江戸廻米の輸送の重要な拠点としての役割を果たしていました。

大内宿

Photo by Dai Fujihara – 大内宿(2012) / Size-adapted.

宿場内には本陣や脇本陣が造られ、宿場内を貫く街道の両脇に屋敷が立ち並ぶ町並みが形作られました。伊達政宗や豊臣秀吉も通行したという記録が残されている大内宿の町並みは現在でも大切に保存されており国選定重要伝統的建物群保存地区として認定されています。

大内宿の見どころはやはりその町並みです。両脇に茅葺屋根の家が立ち並ぶ街道を歩いているとまるで江戸時代にタイムトリップしたような気分を味わう事ができます。約1キロ程の街道沿いには多くのお土産屋や食事処があります。また、復元された旧本陣跡は町並み展示館となっており藁葺屋根の館内には殿様の寝室や風呂、囲炉裏の再現や生活用具の展示があり当時の生活の様子を知る事ができます。大内宿の突き当たりの階段を上った高台は展望台となっており藁葺屋根が整然と立ち並ぶ様子を見下ろす事ができ写真撮影のスポットとして人気があります。

大内宿を訪れたらぜひ食べたいのがネギそばとして有名な名物の高遠そばです。蕎麦には一本のネギが豪快に添えられており薬味としてネギをかじり、箸の代わりにネギでお蕎麦を掬って食べます。また、高遠そばの他にもイワナや味噌もちなどの郷土料理を食べる事ができます。

大内宿へのアクセスは車の場合は会津若松ICから国道118号線、または会津若松市は経由せず東北自動車道の白川ICから国道289号線(甲子道路)と国道121号線(日光街道)を利用するのが一般的です。また、4月から11月の間は湯野上温泉駅前から専用バス「猿游号」が運行されています。

大内宿では2月に雪まつり、7月初旬に半夏まつり、秋には大迫力の防災訓練一斉放水などの行事も開催され年間を通して楽しむ事ができます。人気の観光地である為、連休中などは大変混雑しますのでその時期に訪れる時は早めに到着する事をおすすめします。

INFORMATION

名称国重要伝統的建造物群保存地区大内宿
所在地〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内山本8
電話番号0241-68-2657
公式URLhttp://ouchi-juku.com/
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NEFT(ネフト)編集部

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