【福島県二本松市】親子三代で東北サファリパークに行ってきた!

福島県にある東北サファリパークを、親子三代で訪れました。
今回の記事では、東北サファリパークの見どころをご紹介します。


東北サファリパークとは

東北サファリパークは、福島県二本松市にある動物園です。
面積は150万平方メートル。
ライオンやキリン、ゾウ、シカ、シマウマなどがいる「放し飼いエリア」(サファリゾーン)の他にも、ヒツジやラクダが飼育されている「のんびり広場」や、ワニやヘビなどがいる「爬虫類館」や、サルやモルモットなどが飼育されている「ふれあい広場」などが設けられています。

なお、隣接してエビスサーキットが設けられて、サーキットに近いエリアではたびたび爆音が聞こえてきます。
筆者は音が気になることはありませんでしたが、あまり他の動物園にはない特徴だと思いますので、記しておきます。

父親(故人)が福島市出身の筆者は、幼少の頃からたびたび福島県を訪れていましたが、この夏に初めて、母、妻、3人の娘を伴い、親子3代で揃って福島を訪れました。
また、妻以外は東北サファリパークどころかサファリパークという施設自体を体験したことがないので、この機会に訪れてみようと思った次第です。

<Information>東北サファリパーク

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放し飼いエリアに入るときはサファリレンタカーをおすすめ

東北サファリパークには、JR東北本線の二本松駅付近に設けられている「二本松駅入口」のバス停から、塩沢温泉行きの福島交通のバスに乗って20分ほどで訪れることもできます。
しかし、バスは1日4便しかありません(平日と休日で時刻が大きく異なる点にも注意)ので、大半の方は自分で自動車を運転して訪れることになると思います。
自動車でアクセスする場合は、東北自動車道の二本松ICから15分ほどで到着します。

東北サファリパーク入口(福島観光情報サイトより)

エントランスでは車から降りずに入場料金等を支払って、そのまま車で入園することができます。
筆者は当日料金で入りましたが、お得な前売りチケットの用意もあるので、ぜひご活用ください。

入園したら、まずは放し飼いエリアに行くのが定番でしょうか。
放し飼いエリアには、

  • 自分が乗ってきた車でそのまま入る
  • サファリレンタカーで入る
  • 園内バスに乗る

という3つの方法で入れます。
もちろんサファリレンタカーや園内バスを利用する場合は、別途料金がかかります。
しかし、園の公式サイトでも明確に

※動物によるお客様のお車への被害は一切補償しておりません。
※お車への傷やサイドミラー・ドアバイザーの破損なども発生する場合もございますのでご注意ください。
※入園の際はサファリレンタカーのご利用をお勧めいたします。

と注意書きがなされており、自分の車や他の場所で借りてきたレンタカーでそのまま入ることは、筆者からも絶対におすすめできません
サファリレンタカーの中には、サイドミラーがない車があった」と書けば、おすすめできないことは十分理解していただけるものと思います
(なおサイドミラーがある車についても、放し飼いエリアではたたむように案内されます)。
というわけで筆者一家はシマウマ柄のサファリレンタカーに乗りました。

放し飼いエリアに入ると、まずはライオンが放し飼いされているエリアを通ります。
このエリアでは、車内から出ることが禁止なのはもちろんですが、停車することも危険なので禁止されています。
ライオンたちはのんびりと過ごしていて、動くところはほとんど見られませんでしたが、これこそがライオンの姿なのかもしれません。

ライオンエリアを抜けると、草食動物のエリアに入ります。
ここでは車の窓を開けて餌をあげることができます。
車が来ると餌がもらえることが動物たちもわかっているので、続々と車の方へやってきます。
鼻や角を車の側面のガラスにゴンゴンとあてたり……草食動物ではあっても全然「草食系」ではありません。

車に寄ってくる草食動物たち(筆者撮影、これ以降の写真もすべて筆者、または同行者撮影)

窓によだれをつける動物もいて結構汚れるので、自分の車で入場したら後悔すること間違いなしです。
こんなに動物たちが積極的なのでは、動物に車が囲まれて動けなくなってしまいそうですが、不思議と動物たちは、車の前方にいつまでも立ちふさがることはありません。
彼らなりに前方に立つのは危険だとわかっているのでしょうか。

ゾウは柵の中で飼育されていて、車で近くに行くことはできないのですが、柵の手前の地面に餌を投げてやると、鼻を器用に使って餌を拾って食べていました。
これはさすがに大人たちも感心しました。

2歳の三女は遠慮のない動物たちに恐れをなしていて、餌をあげようとはしませんでしたが、長女(小2)や次女(4歳)は喜んでポイポイと餌を投げるので、途中で餌が尽きてしまいます。
そしてちょうどよい場所に中間ゲートのようなものが設けられていて、そこで追加の餌を購入できます。
お値段はエントランスで買った時の半額という絶妙な値段設定。
もちろん買うことになりました。


アトラクションエリアでは日替わりでショーを実施

放し飼いエリアを終えたら、アトラクションエリアに行きました。
ここでは動物たちのショーが行われています。
内容は日によって変わり、筆者が訪れた日はオットセイショーとモンキーパフォーマンスが見られました。


ふれあい広場

続いて訪れたのはふれあい広場。
ウサギやモルモット、ワオキツネザルなどに触れたり餌をあげたりする体験ができます。
特に長女は気に入ったようでした。


レストランで喜多方ラーメン

サファリパークのほぼ中央にレストランがあります。
若干昭和感のある食堂といった感じのお店です。
レジャー施設にありがちな、高くてまずいといったことはなく、良心的な内容でした。
せっかく福島県に来たので筆者と妻は喜多方ラーメンを食しました。

お土産が買えるショップも併設されており、3人の娘はそれぞれが気に入った動物のぬいぐるみを購入しました。


爬虫類館で大騒ぎするオウム

レッサーパンダやホワイトタイガー、ライオンなどが飼育されている「ウォーキングエリア」や、ヒツジとフタコブラクダが飼育されている「のんびり広場」を通り、最後に爬虫類館を訪れました。

脱皮中のニシキヘビ

館内では大きなニシキヘビが脱皮の真っ最中。
何でも最後までやり遂げようとする凝り性の長女は、まだ半分ほどしか終わっていない脱皮を最後まで見届けようとしていましたが、さすがに諦めてもらいました。

そして爬虫類館という名前ながらもオウムが飼育されています。
オウムが「コンニチハ」「バイバイ」などと喋るところを筆者は見たことがなかったので、なかなか衝撃的な体験でした。
そしてバイバイと挨拶はしてくれたものの、観客が帰ってしまうのは嫌なようで引き留めようと思っているのか、大暴れを始めました(説明書きにも、このオウムはそういう性格なのだと書かれていました)。
東北サファリパークでの最後の、そしてある意味最も印象に残ったできごとでした。


まとめ

筆者にとっては初めてのサファリパーク体験でしたが、動物を間近で観察したり、餌やりをしたりといった、サファリパークという施設に期待していた体験は一通り得ることができました。
妻や母や子どもたちも、それぞれの思い出を作って帰路についたようでした。
ぜひサファリレンタカーに乗って、放し飼いエリアの動物たちを間近で見てください。

余談にはなりますが、筆者が訪れたのは夏休みだけどお盆はまだ、といった時期ではありましたが、混みすぎということはありませんでした。
大型連休などに出かけたいけれど、過度の混雑は避けたい……という方にはおすすめできる施設のひとつです。


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