大内宿の高遠そば(ねぎそば)

【福島県南会津】大内宿で『高遠そば』を堪能しよう!

福島県で1位、2位を争う観光スポットと言えば、大内宿!昔から変わらないその風景が魅力ですよね。

江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に浸れるレトロな雰囲気が若者にも大人気なんです!


大内宿とは

初夏の大内宿
初夏の大内宿

福島県南会津郡下郷町にある大内宿は、1640年ごろに整備された宿場町で、当時、日光へと続く会津西街道が重要な運搬路として利用されていた際に、その街道沿いにあった山本村が前身となります。多くの大名や旅人の宿場町として利用され栄えました。

その茅葺屋根の建物が並ぶ町並みは、昭和56年に重要伝統的建造物保存区に指定され、現在は1年を通して観光客が絶えず、年間約120万人もの人々が訪れる観光スポットとなっています。


名物「高遠そば」のはじまり

大内宿の名物と言えば「高遠そば(通称:ネギそば)」です。丸ごと1本ネギが付いたお蕎麦はインパクト大!これを目当てに来る人も多い、大内宿の人気メニューです。

大内宿の高遠そば(ねぎそば)
大内宿の高遠そば(ねぎそば)

大内宿の高遠そばというと「ネギをお箸代わりに使って食べる蕎麦」というイメージが強いのではないでしょうか。ネギ好きにはたまらない一品ですよね。

高遠そばの始まりは、江戸時代初期。

会津松平家の祖で信濃国高遠藩藩主、山形藩藩主を経て会津藩初代藩主となった保科正之は大の蕎麦好きで領地替えの度にお抱えの蕎麦職人も一緒に引き連れていたそうです。会津藩主となった際も例にもれず蕎麦職人を引き連れており、その「高遠の蕎麦職人」の教えをきっかけに会津地方に現在の「高遠そば」が広がったと言われています。

会津地方では当時、蕎麦は辛み大根のおろし汁と焼き味噌で食べることが一般的でした。この食べ方が伝えられ、また現代の醤油や出汁の文化も合間って、現在の高遠そばが出来上がったと言われています。

実はネギを箸代わりにする『高遠そば』の食べ方は、大内宿発祥の食べ方だったんです!


三澤屋の『ねぎそば』

大内宿に数あるお店の中でも人気店なのが「三澤屋」。丸ごとネギのお蕎麦発祥のお店です。

三澤屋こだわりのねぎそばは、そばつゆは一切使わず、大根のおろし汁だけを使っているという本格派。昔ながらの味わいを楽しむことができます!

一本添えられたネギで蕎麦を持ち上げ、ネギを一噛みすれば、口の中には蕎麦の風味と爽やかな辛味が広がります。もちろん、お箸も用意されているので、ご安心下さい。

店内では囲炉裏で串に刺さった岩魚が焼かれているなど、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気で蕎麦を楽しむことが出来ます!

三澤屋<Information>

  • 名  称:大内宿 三澤屋
  • 住  所:〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内山本26−1
  • 電話番号:0241-68-2927
  • 公式URL:https://www.misawaya.jp/

Google Maps


山本屋の『くるみ蕎麦』

大内宿に古くから伝わる、くるみ蕎麦をご存知ですか??

今でこそ、ねぎを使った高遠そばが有名ですが、大内宿では昔からくるみを使った『くるみ蕎麦』が食べられてきました。
ここ、山本屋のくるみ蕎麦は、会津で取れた天然くるみを使用した人気の名物メニューです。

毎朝、その日の分使用するくるみを丹念にすり潰し、少しずつ水を加えながら練り上げ、風味豊かに仕上げます。地元産のくるみは、油分が多く、濃厚でクリーミーと大人気!

また、山本屋では店先で焼き団子や岩魚も販売しています!焼き団子は自家製味噌がたっぷりと塗られた自慢の一品で、茅葺屋根の軒先で食べるとより一層美味しさが増すことでしょう!

山本屋<Information>

  • 名  称:大内宿 金太郎そば山本屋
  • 住  所:〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内山本15
  • 電話番号:0241-68-2912
  • 公式URL:https://www.ouchi-yamamotoya.com/

Google Maps


大内宿では季節のイベントも多数開催していて、四季を通じて楽しめるスポットです。江戸時代の風景に触れることが出来るスポット・大内宿へ、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

大内宿<Information>

  • 名  称:大内宿
  • 住  所:〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大内
  • 電話番号:0241-68-3611(大内宿観光協会)
  • 公式URL:https://ouchi-juku.com/

Google Maps


その他の記事