【福島県】福島の冬を楽しもう!おすすめの冬まつり3選!
目次
福島県では雪が多い会津地方の冬まつりがおすすめです。
その中からとくに、ほのかなろうそくの灯りが積もった雪を幻想的に照らし、美しくも厳かな雰囲気に包まれた雪夜をすごせる3つの雪まつりをご紹介します。
雪まつりでは昼間もさまざまな体験やイベントが用意され、飲食の出店でB級グルメや郷土料理を味わえて、打ち上げ花火などもあって「おまつり」を楽しめます。
会津絵ろうそくまつり(会津若松市)
「会津絵ろうそく」は職人手作りによる会津の伝統的工芸品の一つで、菊・牡丹・藤などの草花が鮮やかな色使いで描かれ、約500年の歴史をもつろうそくです。
おまつりの第1回目は2000年(平成12年)に開催され、会津若松市民が絵ろうそくを入れる行燈などを手作りするなど、市民全体でまつりを盛り上げます。
一般公募でつけられた「ゆきほたる」というサブタイトルは、ろうそくの灯りをホタルに例えたものだそうです。
なお、2025年は2月7日(金)と8日(土)の2日間開催されます。
市内の会場それぞれに趣向が凝らされた絵ろうそくが灯る
メイン会場は「静」の御薬園と、「動」の鶴ヶ城の2カ所で、御薬園では心字の池を絵ろうそくが灯された竹筒で囲むなど、幻想的な景色が広がります。
また、鶴ヶ城では会津本郷焼の瓦燈や会津塗りの燭台に絵ろうそくが灯されるほか、市民手づくりの行燈にも灯され、ライトアップされた天守閣との対比が見事です。
天守閣には有料で上ることができて、足元の会場を見渡すことができます。
そのほか会津若松駅、北出丸通り(西郷頼母邸跡付近)、七日町通り、野口英世青春通り、大町通り、いにしえ夢街道でも個性的な絵ろうそくの灯りを楽しめます。
会津絵ろうそくまつり<Information>
- 名 称:会津絵ろうそくまつり
- 開催期間:2025年(令和7年)2月7日(金)~8日(土)
- 開催場所:会津若松市内(鶴ヶ城・御薬園・会津若松駅・北出丸通り・七日町通り・野口英世青春通り・大町通り・いにしえ夢街道)
- 問い合わせ先:会津絵ろうそくまつり実行委員会
- 電話番号:0242-23-4141
- URL:会津絵ろうそくまつり 公式サイト
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大内宿雪まつり(南会津郡下郷町)
古い宿場町がそのまま残されて、国の重要伝統的建造物群に指定されている大内宿の冬は、旧街道を挟んで立ち並ぶ藁ぶき屋根の民家が深い雪に埋もれます。
雪まつりではこの街道沿いに、住民による手作りの雪燈篭(ゆきどうろう)がいくつも並び、夜にはろうそくが灯されて宿場町をほんのりと浮かび上がらせるのです。
また宿場町の店舗の前にはかまくらが作られ、雪国の風情を感じることができます。
さらに雪夜の静寂の中に大輪の花火が打ち上げられ、雪に埋もれた宿場の街並みを山間に響き渡る大音響とともに明々と照らし出します。
39回目の大内宿の雪まつりは2025年(令和7年)2月8日(土)と9日(日)の2日間に開催され、ライトアップは7日(金)から実施されます。
日本一の団子さし
「団子さし」とは、ミズキの木の枝にもち米粉で作られた色とりどりの団子や飾りを刺す飾りで、豊作や無病息災を祈願する会津地方の小正月のお供えです。
大内宿では雪まつりの開会式の後に、「日本一の団子さし」と称して、大きなミズキの木に住民総出で団子を刺して飾ります。
売り物にならないくだけたもち米で作られ、お供えとして飾られた後は焼いたり油で揚げて砂糖をまぶしたりして、子どもが喜ぶおやつとして食べられます。
昼間はイベントが盛りだくさん
団子さしのほかにも、餅の代わりにまかれたみかんを拾い合う「具止餅拾い」(ぐしもちひろい)や、熊汁や甘酒の振る舞いなどのイベントが行われます。
また、宿場町の民家には住居兼店舗が多く、郷土料理の「あつあげ田楽」や「じゅうねん味噌(えごまみそ)」に「そば粉の天ぷらまんじゅう」などを味わえます。
大内宿雪まつり<Information>
- 名 称:大内宿雪まつり
- 開催期間:2025年(令和7年)2月8日(土)~9日(日)
- 開催場所:大内宿(福島県南会津郡下郷町大字大内)
- 問い合わせ先:大内宿観光協会
- 電話番号:0241-68-3611
- URL:大内宿観光協会 公式サイト
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裏磐梯雪まつりナイトファンタジー(耶麻郡北塩原村)
裏磐梯のトレッキング情報提供や休憩のための「森の駅」、 裏磐梯サイトステーション近くにあるレンゲ沼が冬に結氷することを活かして始まったのがこのナイトファンタジーです。
レンゲ沼の氷上一面に3,000個のキャンドルが灯されて、幻想的な光景が広がります。
サイトステーションから沼までは「光の道」が作られ、夜空には花火が打ち上げられて、色とりどりのまばゆい光がキャンドルの灯る氷上を照らします。
裏磐梯雪まつりナイトファンタジーが開催されている期間中は、「スノーシュートレッキング」などのさまざまな体験やコンサートイベントなども企画されます。
会場に設けられる屋台村では温かい食べ物や飲み物が提供され、当日のキャンドルの点灯式は事前申し込みの必要なしに来場者が参加できます(先着順)。
裏磐梯雪まつりナイトファンタジー<Information>
- 名 称:裏磐梯雪まつりナイトファンタジー
- 開催期間:2025年(令和7年)2月15日(土)
- 開催場所:裏磐梯サイトステーション(レンゲ沼:福島県耶麻郡北塩原村檜原)
- 問い合わせ先:裏磐梯観光協会
- 電話番号:0241-32-2349(9:00~17:00)
- URL:裏磐梯観光協会 公式サイト
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まとめ
会津地方の2月は、この記事で紹介したほかにもほぼ同じ時期に各地で次の冬まつりが開催されるので、それらをハシゴして楽しむのもおすすめです。
なお、これらの冬まつりの中には、今シーズンの日程がまだ発表されていないものもあります。
お出かけ前に下記の各公式サイトなどで確認してください。
- 会津やないづ冬まつり(柳津町:柳津観光協会 公式サイト)
- 蔵のまち喜多方冬まつり(喜多方市:喜多方観光物産協会 公式サイト)
- 雪と火のまつり(三島町:三島町観光ポータルサイト)
- 西会津雪国まつり(西会津町:福島観光情報サイト「ふくしまの旅」)
- 只見ふるさとの雪まつり(只見町:只見ふるさとの雪まつり 公式サイト)
- 会津かねやま雪まつり(金山町:福島観光情報サイト「ふくしまの旅」)
- からむし織の里雪まつり(昭和町:昭和村観光協会 公式サイト)