【福島県】感動の「桃」体験を!地元民が推すおすすめ直売所や品種を紹介
目次
福島県の名産物として、人気を博しているのが「桃」。近年ではメディアにも取り上げられることが多く、全国に名をとどろかせるブランド・フルーツとなりました。
独自の食感と、じゅわっと広がる果汁、とろけるような甘み、こぼれ落ちる笑み。虜になる人続出の「福島の桃」ですが、地元の方たちはどこで桃を手に入れているのでしょうか。今回は福島県の桃事情や、お買い物に役立つ情報を紹介します。
今年の夏は福島で、ぜひ「感動の桃体験」を。
福島県の名産品「桃」の特徴・旬・産地は?
近くにあるだけで、ふわりと甘く、いい香り。桃の盛りがやってくると、福島のあちらこちらは桃色に染まります。
福島の桃の特徴は、引き締まった果肉。熟してトロトロになるまで待ってから食べてもよいのですが、おすすめは採れたての固めの状態で食べること。独特の食感をもつ「固い桃」は、初めて食べる人には少し驚くかもしれません。しかし、ハマる人はハマる。トロトロじゃ物足りなくなる。そんな病みつき必須な魅惑のフルーツなのです。
福島県の桃が出荷され始めるのは、6月下旬から。ちょっと小ぶりな品種「はつひめ」の出荷が、桃シーズンの到来を告げます。多くの品種が出荷される「旬」は、7月下旬から9月上旬にかけてです。近年人気の品種「あかつき」は、7月下旬ごろから出荷が始まり、8月上旬ごろまで楽しむことができます。
中でも産地として有名なのは、福島県中通りの北部地区です。果樹農家が軒を連ねるフルーツラインを有する福島市、献上桃の郷を掲げる桑折町、農産物販売所を複数もつ伊達市、町としての出荷量は全国有数の大生産地である国見町。桃はとてもデリケートな果物であり、とれたてのフレッシュさを味わえるのはご当地だからこそ。特別感のある味わいは、きっと旅の思い出になるでしょう。
福島の桃はどこで買う?地元民が選ぶ直売所3選
果物を買う場所といえば、一般的にはスーパーマーケットや青果店を思い浮かべるかもしれません。しかし、フルーツ王国ふくしまの桃事情は少し違います。地元民は、シーズン中に、とにかくたくさんの桃を買います。というのも、自宅で食べる桃に加えて、贈答用の桃が必要だからです。
夏に旬を迎える桃は、お中元の品にもぴったり。そこで県内外にいる親戚や知人に、宅配便で桃を送るのが古くからの通例となっています。桃シーズンが到来すると、生産地のお買い物スポットは連日大行列の大にぎわい。1人で5箱、6箱と買う姿も珍しくありません。場所と時期によっては、箱数制限が設けられることもあります。そしてどこも開店前を狙わないと買えないこともあると、覚悟しなければなりません。
では、桃を買い慣れた地元民は、桃をどこで買っているのか。3つ取り上げてご紹介します。
選果場に併設された直売所
昔から定番なのが、選果場(共選場)に併設の直売スペースです。施設の一例を以下にあげます。
JAふくしま未来平野選果場(福島市)
- 住 所:〒960-0231 福島県福島市飯坂町平野堂ノ前8−番地
- 電話番号:024-542-2394
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JAふくしま未来湯野共選場(福島市)
- 住 所:〒960-0211 福島県福島市飯坂町湯野田中前1−1 JAふくしま未来飯坂営農センター
- 電話番号:024-542-6278
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JAふくしま未来保原営農センター(伊達市)
- 住 所:〒960-0662 福島県伊達市保原町柱田挾田222
- 電話番号:024-575-0336
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JAふくしま未来桑折営農センター(桑折町)
- 住 所:〒969-1616 福島県伊達郡桑折町舘28
- 電話番号:024-582-2272
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JAふくしま未来国見営農センター(国見町)
- 住 所:〒969-1731 福島県伊達郡国見町大字森山西上野17−2
- 電話番号:024-585-2660
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共選場併設の直売スペースのメリットは、「ハネ桃」と呼ばれる規格外の桃が驚くほど安価で入手できる場合があること。多少小ぶりだったり、キズ・すれがあったとしても、味はおいしい!自宅で食べるには十分な品です。ただしハネ桃は、桃全体のなかでもさほど多くはないので、数に限りがあります。手に入ったらラッキーなくらいですので、あしからず。
果樹園が経営する直売所
こちらも定番といえる、果樹園直営の販売所です。特に福島市「フルーツライン」は、道の左右にびっしりと観光果樹園が広がっているのですが、果樹農家直営の販売所も軒を連ねています。施設の一例を以下にあげます。
まるせい果樹園(福島市)
- 住 所:〒960-0231 福島県福島市飯坂町平野森前50−1
- 電話番号:024-542-0679
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マルショウ果樹園(福島市)
- 住 所:〒960-0231 福島県福島市飯坂町平野上ノ檀10
- 電話番号:024-542-2957
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まるか園(福島市)
- 住 所:〒960-0231 福島県福島市飯坂町平野海道北24
- 電話番号:024-542-7812
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あづま果樹園(福島市)
- 住 所:〒960-0231 福島県福島市飯坂町平野西原1−13
- 電話番号:024-542-1460
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まるえ観光果樹園(福島市)
- 住 所:〒960-0251 福島県福島市大笹生鬼越山3−3
- 電話番号:024-558-0516
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果樹園が経営する直売所で買うメリットは、何といってもその新鮮さ。桃のプロが、時期のおすすめや、おいしい桃の選び方なども教えてくれます。また果樹園によっては桃狩りのプランや、フルーツカフェを併設している場合もありますので、併せて利用するのもよいでしょう。ぜひもぎたての味を楽しんでみてください。
総合農産物直売所
JAふくしま未来が一般消費者向けに通年営業している農産物販売所でも、桃を手に入れることができます。施設の一例をご紹介します。
JAふくしま未来ここら吾妻店(福島市)
- 住 所:〒960-2262 福島県福島市在庭坂薬師田1−1
- 電話番号:024-592-1088
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JAふくしま未来ここら清水店(福島市)
- 住 所:〒960-8254 福島県福島市南沢又前田7−3
- 電話番号:024-555-6641
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JAふくしま未来みらい百彩館んめーべ(伊達市)
- 住 所:〒960-0412 福島県伊達市雪車町
- 電話番号:024-551-2223
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JAふくしま未来農産物直売所こらんしょ市場(伊達市)
- 住 所:〒960-0672 福島県伊達市保原町下野崎5−1
- 電話番号:024-575-3859
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JAふくしま未来桑折フレッシュBOX(桑折町)
- 住 所:〒969-1616 福島県伊達郡桑折町舘28
- 電話番号:024-582-2301
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JAの農産物販売所で買い物をするメリットは、他の農産物も買い求められることです。福島の夏は、ぴかぴかの野菜や果物が目白押しです。豊かな風土が育んだ新鮮な畑の恵みを、桃と一緒に存分に味わってみてはいかがでしょうか。
桃のおすすめ品種とおいしい桃の見分け方
一口に桃といっても、さまざまな品種があるため、複数の品種が並んでいるとどれを買っていいか迷ってしまいますよね。ここではおすすめの品種を3つ紹介し、最後においしい桃の見分け方も解説します。
おすすめ品種①「あかつき」
福島の桃の主力品種として、不動の人気を築いているのが「あかつき」。しっかりと締まった肉質と、豊富な果汁が特徴です。固いまま食べておいしい桃の代名詞ともいえます。ひんやり冷やしたあかつきをパリっとかじり、ジューシーな果汁におぼれたい…。出荷は7月下旬~8月上旬にかけて。一年のうち、短い時期だけの楽しみです。
おすすめ品種②「まどか」
山形県で開発された品種「まどか」。内側まで赤く染まった身と、香りが強いことが特徴です。肉質は固めで、しっかりしています。出荷は8月中旬~9月上旬にかけて。
おすすめ品種③「ゆうぞら」
歯ごたえがよく、なめらかな口触りが特徴的な「ゆうぞら」。8月下旬~9月上旬に出荷されます。酸味が少なく、やさしい甘さを楽しめる桃です。
おいしい桃の見分け方は?
桃を買う時に、どうせなら少しでもおいしいものを選びたいですよね。次の特徴がある桃は、おいしい確率が高いといわれています。
- 表面に白い点が並んでいる
- 左右対称である
- 皮の色が濃い
- 産毛が多い
- ふっくらと丸みがある
品種によって違う場合がありますが、上記のような特徴のある桃は、果実に栄養が十分に行きわたり、しっかりと甘みを蓄えている可能性が高いとされています。ぜひお買い物の参考にしてください。
まとめ
今回は「福島の桃」事情についてお伝えしました。
フルーツ王国である福島では、シーズンになると直売所や販売店は連日大にぎわいです。新鮮な桃を買い求める方であふれかえります。しかし並んでまで買うほどの価値を感じるくらい、福島の桃はおいしいです。もぎたてのパリパリ感は、産地ならでは。ぜひ「固いまま食べる」福島式の食べ方で、福島の桃を楽しんでみてください。