浄蓮寺の書院

南極探検家・白瀬矗の足跡が残る資料館《白瀬南極探検隊記念館》

秋田県のにかほ市にある「白瀬南極探検隊記念館」をご存知ですか。白瀬矗(しらせのぶ)は日本人ではじめて南極探検を行った探検家です。彼の足跡は、彼の生誕地であるにかほ市に記念館として残されています。

白瀬南極探検隊記念館は日本と南極の関わりを知る上でも面白い資料館なのですが、実は日本国内にいながらびっくりな「あるもの」を見ることのできる記念館として知られています。この「あるもの」を見るために、よく観光客が足を運んでいるスポットなのです。

「あるもの」とは何なのか?
白瀬南極探検隊記念館とその側にある南極公園をご紹介しつつ、たくさんの人が見たいとわくわくしながらやってくる「あるもの」についてご紹介します。秋田観光をするなら知っておきたいスポットです。

南極探検家「白瀬矗」とは

浄蓮寺の書院

秋田県にかほ市(旧金浦町)で生まれた白瀬矗(しらせのぶ)は、寺子屋の師からコロンブスやマゼランの大冒険を聞いて、何時しか憧れを持つようになったと言われます。白瀬少年にとって、まだ見ぬ世界には夢と希望が宝石の如く詰まっていると思われたのかもしれません。

恩師に教えられた「酒を飲まない」「煙草を吸わない」「茶を飲まない」「湯を飲まない」「寒中でも火にあたらない」という五つの誓いを守り、何時しか少年は偉大な冒険家として南極に足を踏み入れるに至りました。

そんな白瀬矗や日本の南極探検の歴史、南極との関わりについて知ることができるのが、この「白瀬南極探検隊記念館」です。

記念館では常時色々な資料が展示されている他、定期的に南極や冒険にまつわるフェアなども開催され、知的好奇心をくすぐること間違いなしです。
資料館として展示品を見るだけでも得るものはあるのですが、白瀬南極探検隊記念館には展示品以外にも大きな目玉があります。そう、冒頭でお話した「あるもの」です。

白瀬矗の足跡を辿る記念館ではオーロラの上映も

スクリュープレート

何と、白瀬南極探検隊記念館ではオーロラの上映が行われているのです。白瀬南極探検隊記念館の外観は、氷山のようなドーム状です。

ドーム

このドーム部分ではオーロラの上映が行われ、日本にいながら南極の雪原でオーロラを見ているような気分になるのです。

日本にいると、まずオーロラを見る機会などありません。
しかし白瀬南極探検隊記念館では、日本でありながら本物のようなオーロラを目にすることができるとあって、よく観光客が足を運んでいます。他にはドキュメンタリー映像や歴史的な冒険記録のフィルムなども上映されています。

INFORMATION

名称白瀬南極探検隊記念館
所在地秋田県にかほ市黒川字岩潟15-3
電話番号0184-38-3762
公式URLhttp://shirase-kinenkan.jp/
GOOGLE MAP

南極公園

白瀬南極探検隊記念館の向かいには南極公園という、大きな船の遊具がシンボリックな公園が広がっています。公園には池や楽団が演奏に使う水上ステージなどもあり、自治体の催しがあれば大変賑わう場所です。景観も美しいため、白瀬南極探検隊記念館を見学した後に、この公園で一休みする観光客の姿も見られるとか。

最後に

南極公園

地元を代表する有名人の資料館は、観光スポットとして鉄壁ともいえる観光コースではないでしょうか。白瀬南極探検隊記念館ではオーロラの上映も見られますし、歴史的な資料を見学することもできます。向かいの公園は桜やツツジといった季節の花々も美しく、観光の途中で一休みするにはもってこいの場所です。

秋田の観光旅行コースに組み込んでみてくださいね。より旅行が豊かなものになることでしょう。

関連記事一覧