宮城県民が全国区だと勘違いするほど美味しい納豆餅とは?

宮城県の豆料理と言えば「ずんだ餅」が有名です。
枝豆から作られたずんだ餡をお餅に絡めて食べる味は絶品の一言。

最近では、東北ずん子というずんだをモチーフにしたキャラクターも生まれ、クラウドファンディングによって集められた資金でオリジナルアニメ「ずんだホライずん」という作品が作られたことで話題になっています。

「ずんだホライずん」の作中、ずんだのライバルとして登場したのは納豆です。
「何でずんだのライバルが納豆なんだ?」という疑問もあるかと思いますが、実は納豆も宮城県にとって非常に馴染みの深い食べ物なのです。

というのも、宮城県では「ずんだ餅」だけではなく「納豆餅」という食べ方も人気だからです!
今回は、宮城県民が全国区だと思い込んでいる餅料理、納豆餅について紹介します!


納豆餅が食べられている地域

私も最近まで勘違いしていたのですが、宮城県出身のほとんどの方は納豆餅を全国区の食べ方だと思っているようです。

といっても、納豆餅は宮城県だけで食べられている料理ではありません。山形県や岩手県、秋田県の一部、北海道でも食べられているようです。

宮城と山形は、ずんだ餅でも共通しているので理解できますし(だが芋煮だけは認めん!)、秋田県横手市は納豆発祥の地という言い伝えがあり、山形とも隣同士なので食べられていても不思議はありません。しかし、まさか北海道でも食べられていたとは驚きです。

調べてみると、北海道伊達市は明治時代に開拓のため宮城県から集団移住してきたという歴史がありました。納豆餅という食べ方もそのときに伝わったのかもしれません。

北海道では「いづい」という宮城・山形・岩手で使われる方言が通じるということもあり、宮城県の文化が色濃く影響しているのかもしれません。


納豆餅の作り方

材料

納豆餅の作り方はカンタンです!
用意するものは


  • 納豆

たったこれだけ!

まず、お餅をオーブントースターで焼きます。
1000KWで3~5分間が目安ですが、美味しそうになったタイミングで出して問題ありません。
切り餅を使う場合、オーブントースターに入れる前に表面に十字の切り込みを入れ、そこに水を塗っておくと綺麗に膨らみますよ!

今回使った切り餅には最初から十字の切り込みが入っているので、そのまま焼いてみました。
すると・・・?

焼けた感じ

ほらこの通り・・・って上下間違えた!!
綺麗に膨らむには膨らんだんですが、十字の切り込みを下にしてしまったのでアルミホイルにメチャクチャくっついてしまいました!
まぁそんなこともあります。

気を取り直して、オーブンで焼いている間に納豆をかき混ぜます。
使用する納豆はひきわりよりも小粒がオススメ!
ひきわりはニオイがキツくなりやすいため、熱々のお餅には向いていないのです。

お餅が焼けたら、お湯にくぐらせ、納豆をその上に乗せて完成です!
これが宮城や山形で磯辺焼きよりも人気だという食べ方、納豆餅です!

完成品

納豆餅のバリエーション

ここまでは納豆餅の作り方を紹介しましたが、ここからはそこにちょい足しでさらに美味しくなる隠し味を紹介します!

  • ごま油
    香り付けならこれに限ります!食欲をそそるゴマの香りは最高です!
  • キムチ
    辛み、酸味、香りと3拍子揃っているのがキムチ納豆餅です。
    入れすぎるとキムチ餅になってしまうので、適量を見極める必要があります。
  • 大根おろし
    さっぱりとした味にしたい場合は大根おろしを添えるのもいいでしょう。
  • マヨネーズ
    私が一番好きな食べ方です。
    納豆にほんの少し加えるだけでOK。若干の酸味が加わり、味のアクセントになります。
    ただし、入れすぎるとまったりしすぎてしまうので注意!

今回紹介した他にも、刻みノリやネギ、明太子など、納豆餅の食べ方は無限大にあります!
オーソドックスに食べるのもいいですが、ちょっとした工夫でオリジナルの食べ方を開発してみるのも楽しいですよ!


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