【岩手県】東北6県駅弁自慢!岩手県でおすすめの駅弁ベスト5をご紹介
各駅停車のローカル線でも、景色が流れ飛ぶ新幹線でも、鉄道の旅には美味しい駅弁は欠かせません。
旅レポやブログなどでさまざまな駅弁が紹介されているほか、各地の駅弁を集めたイベントが開催されることも多く、お土産としても喜ばれるものです。
岩手県を旅すると三陸海岸の海の幸や内陸の山の幸、おいしい県産米などを味わえますが、駅弁にもそれらの食材の味が活かされたものがたくさんあります。
駅弁とは?
これといった定義があるわけではありませんが、単純に考えるなら「駅で販売している、列車乗車中に食べるお弁当」ということになると思います。
車窓に広がる景色を楽しみながら味わう駅弁は、冷めていてもなぜかとても美味しく感じるものです。
最近は駅ナカだけでなく駅周辺でもさまざまなお弁当が売られていますが、ここでは駅構内の駅弁店や売店などで買えるお弁当を「駅弁」としてご紹介しています。
なお、記載した駅弁の価格は2022年12月時点の税込価格です。
岩手県内でおすすめの駅弁ベスト5!
岩手県内では県庁所在地の盛岡市に駅弁製造業者がなく、盛岡駅の駅弁は一関市の斎藤松月堂のお弁当がメインで、季節によってほかの地域のお弁当も売られています。
うに弁当(1,670円:三陸リアス亭)
三陸鉄道久慈駅構内の「三陸リアス亭」でしか購入できず、1日20個限定のため入手困難な人気の駅弁です。
ご飯が見えないほどギッシリ敷き詰められた蒸しウニは、生と違う食感でウニの甘みが感じられます。
2013年にNHK連続ドラマ「あまちゃん」では「夏ばっぱのうに丼」として登場し、「ばっぱ」のモデルとなった三陸リアス亭の女将さんご夫妻の手作りのため1日20食が限界ということです。
購入は予約必須ですが予約枠も早くなくなることが多く、その場合には朝7時の開店前から並ぶ覚悟が必要です。
三陸リアス亭<Information>
- 名 称:三陸リアス亭
- 住 所:岩手県久慈市中央3丁目38-2 三陸鉄道久慈駅内
- 電話番号:0194-52-7280
- URL:さんりく旅しるべ~いわて三陸観光ガイド
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前沢牛ローストビーフにぎり寿司(1,350円斎藤松月堂)
岩手県のA5ランク牛肉の先駆け的存在として有名な、「前沢牛」を使ったローストビーフの握り寿司です。
ローストビーフに合う付属の醤油タレをかけてほおばれば、口の中いっぱいに前沢牛の旨味が広がります。
シャリはもちろん岩手県産ひとめぼれが使われていて、味のアクセントとしてわさびが載っている4貫と、海苔が巻かれた1貫の5貫入りです。
平泉うにごはん(1,600円:斎藤松月堂)
醤油ベースの特性の出汁で煮込まれて旨味が増した蒸しウニ、プチプチにはじけるイクラ、コリコリの茎ワカメとヤマゴボウの醬油漬け、そしてフワフワの錦糸卵が茶飯の上にたっぷり載せられています。
さまざまな三陸の海鮮の食感のハーモニーを楽しめるこの駅弁は、東京などの駅弁イベントでいつもトップクラスの売り上げ記録している人気の駅弁です。
鶏舞(うまい)弁当(980円:斎藤松月堂)
一関の伝統芸能「鶏舞」の名で1990年ごろまで販売されていた人気の駅弁が、東北新幹線開通35周年を記念して2017年に復刻されました。
肉厚で歯ごたえのよい鶏肉の照り焼きがたっぷり入っていて、味の染みたタケノコの煮込みとシイタケに錦糸卵がアクセントになっているほか、大葉のみそ巻揚げに笹かまぼこ、山菜と漬物も嬉しい副菜ですね。
岩手県産ひとめぼれを鶏のだし汁で炊いた茶飯と、これらの副菜との相性がバツグンな駅弁です。
盛岡じゃじゃ麺と牛めし弁当(1,500円:斎藤松月堂)
2022年11月1日に岩手県の駅弁として初めて、盛岡名物「じゃじゃ麺」が味わえる過熱式容器を使用したお弁当が登場しました。
パッケージが2分されていて、「じゃじゃ麺」風の肉みそが載った太麺と、煮込んだ牛肉の肉飯を味わえます。
甘辛い肉みそとモチモチの太麺は、「じゃじゃ麺」の雰囲気がバッチリ出ていると地元でも評判です。
お弁当では締めのチータンタン(茹で汁)スープを楽しめないのが残念ですが、牛めしのボリュームで満足感のある駅弁です。
斎藤松月堂<Information>
- 名 称:斎藤松月堂
- 住 所:岩手県一関市上大槻街2-37
- 電話番号:0191-26-3000
- URL:斎藤松月堂公式サイト
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岩手県で駅弁を購入できる駅はここ!
JRでは新幹線と在来線(二戸駅はIGR銀河鉄道)が接続している以下の駅と、三陸鉄道久慈駅で駅弁が販売されています。
なお、それぞれの駅の売り場も書き添えました。
盛岡駅(新幹線改札内と北改札外に駅弁売店あり)
斎藤松月堂の駅弁を中心に販売しています。
駅ビルの「フェザン」1階や地下でもお弁当が販売されています。
フェザン<Information>
- 名 称:フェザン
- 住 所:岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44
- 電話番号:019-654-1188
- URL:盛岡駅ビル フェザン 公式サイト
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一ノ関駅(新幹線乗換口と駅舎内に駅弁売店あり)
地元の斎藤松月堂の駅弁を中心に販売しています。
新花巻駅(改札口前の売店で販売)
- 斎藤松月堂のほか、釜石市内の工藤食品が製造する次の駅弁が販売されています。
- イーハトーブ五目おこわ弁当:醤油味のおこわと豚生姜焼きや天ぷらの幕の内弁当
- イーハトーブ金時赤飯弁当:北海道産金時豆ともち米の赤飯の幕の内弁当
- 銀河鉄道帆立おこわ弁当:帆立の旨味を味わえる海鮮おこわ
二戸駅(改札口前の売店で販売)
斎藤松月堂や新青森駅の駅弁が販売されることがあるほか、二戸市内のおふくろ亭が納入している次の駅弁が販売されています。
- 銀河の恵みちゃん弁当:雑穀やソバかっけなどの地産地消の郷土料理が9種類入っている
- 岩手短角和牛しぐれ煮弁当:赤身の短角牛のしぐれ煮は、噛めば噛むほど美味しい
- 佐助豚かつ重:二戸特産の三元豚(佐助豚)のロースかつと県産卵をだし汁でとじたかつ重
久慈駅(三陸鉄道駅舎内の「三陸リアス亭」で販売)
久慈駅では三陸鉄道とJRの駅舎が隣り合っていますが、「三陸リアス亭」は三陸鉄道駅舎内にあります(上記「うに弁当」の地図をご参照ください)。
まとめ
残念ながら、2022年12月時点で盛岡の駅弁と呼べるお弁当はありませんが、11月1日に一関市の斎藤松月堂から盛岡名物「じゃじゃ麺」の駅弁が販売されました。
この先、盛岡ご当地の駅弁として認知されるほど人気が出るとよいですね。