【宮城県仙台市】猫好きによる猫の為の猫の大祭、「猫塚古墳ねこまつり」とその地域に伝わる「猫の伝説」
皆さんは知ってますか?毎年仙台市は若林区で行われる「猫塚古墳ねこまつり」
すみません、正直私は知りませんでした。
本当にたまたま仙台の歴史や伝統、言い伝えなどを調べていたところ仙台市には猫にまつわる伝説がある地域を中心に数件あり、そのお話を読み、調べていたところ仙台市若林区南小泉にある少林神社の猫塚古墳にてお祭りが開催されているのを知った次第であります。
私も猫2匹と共に暮らしてる身ですが、
「そんなお祭り知らない、さすが猫、隠れるのが上手い。」
なんて失礼なことを思った次第です、、。
ただ私のリサーチ不足なだけなんですけどね。
て事で気になったので調べました「猫塚古墳ねこまつり」と「猫にまつわる伝説」
何故に猫塚?古墳?猫まつり?
宮城は仙台に伝わる猫にまつわるお話から現代のねこまつりまで詳しくご紹介しましょう!
少林神社の猫塚古墳とは?
猫塚古墳は南小泉の鎮守である南小泉一丁目の少林神社にあり、いまも地元の人たちに大切に守られています。
この神社には元は直径7~8メートルの前方後円墳があったとされておりましたが早くに破壊され、遺物も残っておらず内部構造も不明で詳しい事も分かってはないのですが跡地に現在の少林神社が建ち、猫塚も建てられた事から「猫塚古墳」と名付けられたみたいです。
そして、この猫塚はこの地域に伝わる猫にまつわる伝説から建てられています。
主人の命を救った猫の伝説
この地には姫様と姫様がたいそう可愛がっていた猫がいたそうです。
ところがある日、猫が姫様にまとわりついて離れません。
あまつさえ猫は姫様に飛びかかろうともしました。
それを見た殿様が怒って猫の首を斬りはねてしまいました。
ところが斬りはねた猫の首は天井にいた大蛇の喉に噛み付いていたのです。
そうです。
猫は姫様を大蛇から守ろうとしていたのです。
殿様は自分が誤って猫を斬ってしまったことに気がつき、この地に塚を建てその猫を手厚く葬り、お参りするようになったのです。
栽松院に伝わる猫塚の伝説
仙台市若林区にある猫の伝説、実は上(少林神社、猫塚古墳の伝説)のお話だけではないのです。
少林神社と同じ若林区内の栽松院にも猫塚があり、少林神社とは違った猫にまつわる伝説があります。
このお話は上の伝説とはまた違った伝説となります。
ちなみにこの栽松院、誰もが知る東北の勇、伊達政宗公の祖母、久保姫の菩提供養のために、慶長8年(1603)、政宗が建立した位牌寺になります。
栽松院に伝わる主人と飼い猫の伝説
伝説によると某家で飼っていた猫がある時、隣家の鶏を食い殺してしまいました。
隣家の主人は激怒するとその猫を鉄砲で撃ち殺してしまいました。
しかし、隣家の主人は猫の飼い主にとって上役であった為、抗議もできず、涙ながらに猫塚を作り供養したと言われています。
その後隣家では次々と怪異が起こり、一族が死に絶えたと伝えられています。
上記の2件があるように仙台には猫にまつわるお話が今も根強く残っている印象です。
共通するのは主人と猫の関係と可愛がっていた猫を手厚く葬った塚が今も大切にあるという事です。
では本題に参りましょう!
猫塚古墳ねこまつり!
猫祭りは調べたところによると少林神社/猫塚古墳にて行われているとの事。
主催は「猫塚古墳ねこまつり実行委員会」が運営しており、毎年猫好きの人々が全国から1200人を超えて集まるみたいです。
「ん?1200人!?」
て皆さんも思いましたよね。
侮る事なかれ猫塚古墳ねこまつりは毎年異常なほどの熱気と盛り上がりを見せるのです。
本まつりではスタンプラリー、猫グッズの販売、猫メイク体験、美味しいもの屋台、里親探しなど、猫に関連したイベントが盛り沢山です。
本まつりの前日には前夜祭も開かれるみたいです。
今現在今年(2022年)の猫塚古墳ねこまつりの情報は出ていませんが2019年ですと6/22,23が開催だったみたいです。
今年も開催される事を切に願いながら情報を待とうと思います。
最後に、2014年に開催された猫塚古墳ねこまつりの様子をどうぞ。
INFORMATION
- 名 称:猫塚古墳ねこまつり
- 開催場所:少林神社/猫塚古墳
- 運 営:猫塚古墳ねこまつり実行委員会
- 開催住所:宮城県仙台市若林区南小泉1-1-28
- 過去の日程:例年10~11月中旬頃開催 2019年は6/22,23開催、1日目は前夜祭扱い