【東北6県】東北6県のキャッチコピー知ってる?意外なキャッチフレーズの由来を紹介
目次
商品を購入する際、キャッチコピーに惹かれて購入したりすることはありませんか?
キャッチコピーやキャッチフレーズは、商品だけに付けられているわけではありません。全国各地、もちろん東北6県にだってキャッチコピーがあります。
その県を表すキャッチコピーにはどのようなものがあるのでしょうか?
東北6県それぞれのキャッチコピーとその意味などについて詳しく紹介します。そして、独断と偏見ではありますが、東北の都市の面白いキャッチコピーも紹介します。
気になるキャッチコピーをみつけたら、ぜひその都市へ出かけてみてはいかがでしょうか?
キャッチコピーは商品だけではなく、都道府県にもあるのを知ってる?
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キャッチコピーやキャッチフレーズはその一言で商品を表すものであり、キャッチコピーによって購買意欲を高める効果もあります。
都道府県にキャッチコピーやキャッチフレーズがあるのは、商品などと同じでキャッチコピーをつけることで、その都市がどのようなまちなのかを簡単に説明するためです。
桜がキレイ、富士山が見れる、川がある、山がある
自分たちの住む地域の特色をわかりやすく説明することで、関心を持ってもらうことが目的となります。
都道府県に付けられるキャッチフレーズは、PRに繋がる内容がとても多く、キャッチコピーでどのようなまちなのか理解することが可能です。
東北6県のキャッチコピー・キャッチフレーズとは?
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東北6県にももちろんキャッチコピーやキャッチフレーズがあります。
東北に住む人であれば聞き慣れているかもしれませんが、他県の人には初めてのものもあるかもしれません。キャッチフレーの由来などと共に紹介します。
青森県「活彩あおもり」
青森県のイメージアップを図る為に造られたキャッチフレーズであり、「活彩あおもり」には、青森県のもつ人、自然、文化といったさまざまな分野での多彩な魅力を活かしながら、これからの生活を彩り豊かなものにしていこうという願いと、県内外から拍手喝采が沸き起こるような青森県にしていこうという思いが込められています。
ちなみに青森県の県民イメージは「がまん強い」「真面目」「世話好き」「保守的」などの印象があるようで、このようなイメージも変えていこうという意図もあるのかもしれません。
秋田県「あきたびじょん」「あんべいいな秋田県」
「あきたびじょん」は読むとわかりますが、「秋田美人」にかけられており、秋田のイメージアップから観光誘客および県産品の消費拡大へとつながり、全国の方が「秋田」に目を向けるきっかけとなるべく作られました。
キャッチコピーには
「一見、「あきたびじん」に見えますが、よく見ると「あきたびじょん」というところにユーモアがあり、「何だろう?」と、まずは見る人の目を捕らえる(言わばアイキャッチ)、見た人のコミュニケーション・スイッチを入れることを狙っています。」
という、ちょっと面白さのあるキャッチコピーに惹かれる人もきっと多いはずです。
「あんべいいな秋田県」はあんべいい(ちょうどいい)場所がたくさんあることを表しています。あんべいい、ちょっと他県の人にはわかりにくい表現かもしれませんが地方色が出て秋田らしい感じがしますね。
参照:美の国あきたネット(秋田県のコミュニケーションデザイン『あきたびじょん』ロゴマークをご活用ください)
岩手県「黄金の國、いわて。」
岩手県といえば、平泉をはじめ歴史や文化、自然、農林水産物、また伝統芸能や伝統工芸など岩手県には誇れるものがたくさんあります。
それらを表現したキャッチフレーズですが、かつてマルコポーロや西行法師、松尾芭蕉も訪れ憧れた理想郷としての岩手にぜひ来てほしい、素晴らしい自然、高品質で安全安心な農林水産物、各地で伝承される伝統文化や伝統工芸品、岩手全体豊かさを表現しています。
近年、岩手県に対する世界からの評価が高まっており、これからさらに観光客が増えるであろう岩手県は、要チェックな場所になりそうです。
宮城県「笑顔咲くたび伊達な旅」
仙台・宮城観光キャンペーン促進協議会公式サイトのタイトルになっている「笑顔咲くたび伊達な旅」では、県のPRキャラクターでもある「むすび丸」が観光情報を紹介してくれています(そしてむすび丸の出陣情報まであったりと、県内外でのむすび丸の人気がよく分かります)。
宮城県は日本三景の松島、日本三大稲荷の竹駒神社など史跡や観光名所も多く、楽しい旅ができる場所がたくさんあります。宮城県を旅して笑顔をたくさん咲かせてください。
参照:笑顔咲くたび伊達な旅
山形県「さくらんぼ県」
うどん県・おんせん県があるのですから、さくらんぼ県があってもおかしくはない!山形県といえばと聞かれたら大勢の人が答えるであろう「さくらんぼ」をキャッチコピーにすることで、山形県=さくらんぼのイメージが強くなります。
実際にはさくらんぼだけではなく、たくさんのおいしい果物・特産品もあるので、さくらんぼ以外も楽しむために山形県…もといさくらんぼ県に行くのはいかがでしょうか?
キャッチコピーとして県が利用しているというわけではないようですが、県知事がSNSで「さくらんぼ県」と発言しているので、山形県はさくらんぼ県!でいいですよね。
福島県「ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま」
福島県は、東日本大震災・原子力災害からの立ち直りを強く宣言し、ひとりひとりが復興に向けて歩み始めている姿を日本内外へアピールするためのキャッチフレーズです。
2021年までは「ふくしまから はじめよう」でしたが、震災から10年を経て、新しく変わりました。
ひとりひとりの力を重ね、それぞれの想いをつなぎ、ともに、ひとつずつしっかりと形にしていこうという意味が込み目られています。
東北地方の面白いキャッチコピー・キャッチフレーズ
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県の特徴やイメージ、県民に対する想いを形にしたキャッチコピーやキャッチフレーズが多いですが、時には「なんだこれ?」と吹き出してしまうようなものもあります。
聞き慣れたキャッチフレーズから、ちょっと耳(目)を疑うようなものまで紹介します。
青森県田舎館村「田舎だーって Ⅰ(い)ーじゃん」
青森県田舎館村、馴染みのない村かもしれませんが「田んぼアートの村」といえば思い浮かぶ方も多いかもしれません。田舎館村の田んぼアートは今年で第30回!30年も続くものであり、今年も夏頃に田んぼアートが見ごろになるでしょう。
田舎館、田舎だーってⅠ(い)-じゃん
確かに、田舎だっていいのかも!と思わせ、ネーミングセンスにちょっと驚かされますが、インパクトはとてもありますね。
宮城県仙台市「杜の都 仙台」
こちらはあまりにも知られている、馴染みのあるキャッチコピーですが、なぜ「杜の都?」と思われる方も多いかもしれません。
仙台を一度訪れた方であればお分かりになるかと思いますが仙台市の中心部は木々が多く、仙台駅から車で30分もかからない距離に森などがあり木々があふれています。
杜は、山などに自然に生えている樹木や草花だけではなく、そのまちに暮らす人々が協力し合い、長い年月をかけて育ててきた豊かな緑を指しており、この「緑」は仙台の宝だという思いがこめられているそうです。
福島県福島市「花も“み”もある福島市」
いわれていみるとそうだよな、なんていうキャッチコピーですが、このキャッチコピーには深い意味があります。
福島市は桜の名所も多く、春になると数多くの観光客が福島市に訪れます。福島市は花だけ?いいえ、それ以外にもたくさんの楽しみがあり「み」のなる果物など、魅力たっぷりなまちであることを表現しています。
福島市にはいいものがたくさんあるんだよ!
まとめ:キャッチコピーやキャッチフレーズは名刺のようなもの
東北6県の意外なキャッチフレーズの由来や想いを紹介しました。
キャッチコピーやキャッチフレーズは、いわば県にとっての「名刺」のようなものです。名刺を見て気になれば行ってみよう!と思う人も増えます。
特徴を上手くとらえたキャッチフレーズもあれば、ちょっと笑えるものまで。それぞれのキャッチコピーには「私たちの県(市町村)へ来てほしい」そんな想いが込められています。
今回紹介したキャッチフレーズ以外にも市町村それぞれのキャッチコピーがあるので、ぜひチェックして気になる市町村へ出かかてみてはいかがでしょうか?