【山形県】静かに燃える山形県民が愛する2つのプロチーム【東北6県のプロスポーツ紹介】
目次
山形県のプロスポーツの先駆けは、サッカーJ2リーグ発足の1999年に加盟したモンテディオ山形です。
モンテディオはJ1に2度昇格するなどプロスポーツが盛り上がるなか、2013年にバスケットホールBリーグに2つ目のプロスポーツチームとしてワイヴァンズが設立されました。
また、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスのファーム(二軍)が、山形県を準フランチャイズとしてイースタンリーグの公式戦を開催しています。
モンテディオ山形(サッカー:明治安田生命Jリーグ)
チームの前身は1984年に発足した「NEC山形」のサッカー同好会で、JFLに昇格後の1996年に現在のチーム名「モンテディオ山形」に変更されました。 今シーズンはJ2で、4月22日時点で3勝8敗の21位と調子が今ひとつですが、2009年~2011年と2015年にはJ1に昇格した実績があり、ここからの巻き返しが期待されています。
モンテディオの意味とは?チームカラーは何色?
「山の神」を表わすモンテディオは、イタリア語で「山」を意味する「モンテ(Monte)」と「神」を意味する「ディオ(Dio)」を合わせた造語で、蔵王連峰や出羽三山など山々に囲まれた山形県を象徴しています。
マスコットは山形に降臨した「モンテス」と「ディーオ」という名の2人の神様です。
クラブエンブレムは雪の結晶と出羽三山をモチーフにクラブカラーのブルーとイエローで描かれています。
モンテディオ山形のここまでの歩み
Jリーグ参入前は東北社会人サッカーリーグで4連覇(1990年~1993年)を達成していて、1994年にJFLへ昇格しました。
- 1999年:Jリーグが2部制になった際に当時の「Jリーグ・ディビジョン2」に参加
- 2008年12月:シーズン2位となり、念願のJ1に昇格
- 2011年11月:3シーズン戦ったJ1で最下位となりJ2に降格
- 2014年:J2で6位となり昇格プレイオフで優勝してJ1に帰り咲く
- 2015年11月:18位でシーズンを終え、J2降格となる
モンテディオ山形のホームタウンはどこ?
ホームタウンは山形県内全部の市町村です。
ホームスタジアムは天童市の「べにばなスポーツパーク(山形県総合運動場)」にある「NDソフトスタジアム山形(山形県総合運動公園陸上競技場)」で、通称「NDスタ」と呼ばれています。
「ND」とは山形県南陽市にある「エヌ・デーソフトウェア」で、同社が2007年からネーミングライツ契約を継続しています。
INFORMATION
- チーム名:モンテディオ山形
- 事務所住所:山形県天童市山王1-1
- 電話番号:023-666-8882
- URL:モンテディオ山形 公式サイト
- ホームスタジアム名称:NDソフトスタジアム山形
- 所在地:〒994-0000 山形県天童市山王1-1 山形県総合運動公園
- 電話番号:023-655-5900
- URL:山形県総合運動公園 公式サイト
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パスラボ山形ワイヴァンズ(バスケットボール:Bリーグ)
チームの正式名称「パスラボ山形ワイヴァンズ」の「パスラボ」とはチームの運営会社名で、その意味は「人から人へのパスを開発する研究所」とされていて、チームマインドを表わしています。
Bリーグ創設の2016-17シーズンからB2東地区に在籍し続けていて、2022-23シーズンの成績は、26勝34敗でB2東地区7チーム中6位でした。
ワイヴァンズの意味とは?チームカラーは何色?
伝説のドラゴン「ワイバーン(Wyvern)」にちなんだ愛称は、公募によって付けられました。
攻撃はドラゴンのように荒々しく、しかし状況判断は常に冷静に、試合をコントロールしていくイメージを表現しています。
チームカラーは「WAKEN VIOLET(目覚めの紫)」とされ、情熱の赤と冷静な青が織りなす高貴な紫は、静かに心を燃やす山形県民にふさわしいカラーとされています。
チームロゴは東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科デザインチーム「ASSIST」がデザインしました。
ワイバーンの特徴であるコウモリの翼・ワシの脚・蛇の尾が紫で描かれ、山形で目覚めて飛び立つドラゴンを象徴しています。
山形ワイヴァンズのここまでの歩み
2013年に栃木ブレックスの下部組織チーム「TGI D-RISE」が前身で、フランチャイズ移転によってパスラボが設立されてワイヴァンズが誕生しました。
- 2015年:Bリーグ誕生時に山形市をホームタウンとしてB2東地区に参入決定
- 2017年:ホームタウンを天童市に、ホームアリーナを山形総合運動公園総合体育館に変更
- 2021年:ワイルドカードとしてプレイオフに進出するも準々決勝で敗退
山形ワイヴァンズのホームアリーナは?
サッカーのモンテディオと同じく、天童市の「山形県総合運動公園総合(べにばなスポーツパーク)」内にある総合体育館がホームアリーナです。
運営会社のパスラボは山形市内に本社があり、以前は「山形市総合スポーツセンター」をホームとしていましたが、B1昇格には収容人数5,000人以上のアリーナが必要なため2016年に移転されました。
この2つのアリーナのほかに、南陽市民体育館でも公式戦が開催されています。
INFORMATION
- チーム名:パスラボ山形ワイヴァンズ
- 事務所住所:山形県山形市あこや町1丁目2-4 ダイバーシティメディア2F
- 電話番号:023-664-3646
- URL:山形ワイヴァンズ 公式サイト
- ホームスタジアム名称:べにばなスポーツパーク総合体育館
- 所在地:山形県天童市山王1-1 山形総合運動公園
- 電話番号:023-655-5905
- URL:山形総合運動公園 公式サイト
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東北楽天ゴールデンイーグルス(野球:イースタンリーグ)
楽天イーグルスのイースタンリーグ公式戦が開催
イーグルスのファームは2015年まで宮城・山形両県が本拠地だったのを、リーグの要請で2016年からは宮城県のみとなったのですが、それ以降も山形市と天童市でイースタンリーグの公式戦が開催されています。
2023年は、山形市の「きらやかスタジアム(山形氏総合スポーツセンター野球場)」で8月27日にイースタンリーグ公式戦が開催されるほか、同スタジアムで5月17日には一軍公式戦が開催されます。 ただ、今年は諸事情により天童市での開催予定はなく、来シーズンの開催復活が望まれています。
INFORMATION
- スタジアム名称:きらやかスタジアム(山形氏総合スポーツセンター野球場)
- 所在地:山形県山形市落合町1
- 電話番号:023-687-1789
- URL:山形市 公式サイト
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まとめ
今シーズン、山形県のプロスポーツチームはワイヴァンズがB2東地区6位でシーズンを終えました。
またモンテディオはJ2リーグ序盤で下位に低迷するなど今ひとつの状況ですが、山形県のブースターとサポーターの熱い応援で、両チームの背中を支えて押し上げましょう!
また、山形市ではプロ野球ゴールデンイーグルスの一軍がパリーグ公式戦を開催しますが、こちらにもぜひ足を運んでいただいて、東北のプロ野球チームに熱い声援をお願いします。