【福島県】日本三代饅頭の「薄皮饅頭」とは?地元に愛され続ける柏屋の銘菓を紹介

福島県を代表する銘菓の1つに、柏屋の薄皮饅頭が挙げられます。

すっきりとした甘さのあんこをたっぷりと包む薄皮には、創業当時からの変わらない思いと、磨き上げた技術が込められています。

この記事では薄皮饅頭と柏屋の魅力をお伝えしていきます。薄皮饅頭を食べる際には、ストーリーを思い起こして、より楽しんで食べていただけたら嬉しいです。


福島県の柏屋薄皮饅頭とは?

「福島県の定番土産物とは?」福島県民が県外の方から聞かれたら、高確率で名前が挙がるのが柏屋の薄皮饅頭です。

ぽってりとした茶饅頭の中に、ぎっしりと詰まった上品な甘さのあんこ。そして皮は薄く滑らかで、あんこを柔らかく閉じ込めています。

柏屋の薄皮饅頭は、日本三代まんじゅうの1つに数えられるといいます。その美味しさは全国に広まり、オンラインショップの他、東京都・栃木県・宮城県にも販売店舗を構えています。


薄皮饅頭を販売している柏屋とは?

柏屋は福島県郡山市に本店をおいて営業をしています。

©株式会社柏屋 薄皮饅頭
©株式会社柏屋

その歴史は古く、薄皮饅頭を考案したのは1852年のこと。当時の東北では珍しかった薄皮でこしあんがたっぷり入った饅頭は、奥州街道を行きかう旅人の間で話題となり、その名を広めていきました。

現在の社長は5代目ですが、初代から受け継がれる美味しさへのこだわりは健在です。厳選された小豆と、創業当時からの技術を受け継ぐ薄皮職人の技で、美味しさを常に守っています。

また柏屋では、信用される企業を目指して、地域で様々な取り組みも行っています。その1つが昭和49年から続く朝茶会です。月に1度、手作りの薄皮饅頭と季節のお菓子を食べながら、お喋りを楽しむ会を開催しています。参加費は無料で、元気なあいさつが参加資格。朝茶会では、子どもからお年寄りまでが集い、美味しいお菓子が生む笑顔のつながりを大切にしています。


薄皮饅頭の商品バリエーション

柏屋薄皮饅頭には次のバリエーションがあります。


  • 柏屋薄皮饅頭 こしあん
  • 柏屋薄皮饅頭 つぶあん
  • 柏屋薄皮饅頭 宇治抹茶
  • 小さな柏屋薄皮饅頭mini
  • 薄皮職人手づくり 柏屋薄皮饅頭

それぞれ1つずつ解説していきます。

定番のこしあんは、創業時から柏屋を代表する商品です。口の中でとろける滑らかさと、上品でさらりとした甘さが特徴的です。

つぶあんは、昭和61年に客のリクエストから生まれました。小豆本来の風味を活かし、甘さ控えめにふっくらと炊き上げています。

宇治抹茶は2020年に発売を開始し、見た目も爽やかな新緑色です。餡は口どけの良い白餡に宇治抹茶を練りこみ、香り高い風味を楽しめます。

小さな柏屋薄皮饅頭miniシリーズには、こしあん・つぶあん・宇治抹茶があります。ひと口サイズの薄皮饅頭が詰められた折箱は、ちょっとしたお礼などにも使いやすいサイズ。ついつい手が出る美味しさです。

薄皮職人手づくり柏屋薄皮饅頭は、特別な贈り物に向いています。創業当時からの技術を受け継ぐ薄皮職人が1つ1つ心を込めて包んだ饅頭には、作者となる職人の名前が入った掛け紙がつけられます。真心と技で作られた一品を召し上がってみてはいかがでしょうか。


薄皮饅頭のおすすめの食べ方

柏屋薄皮饅頭の美味しい食べ方をご紹介します。

上品な甘さのあんこがたっぷり包まれた薄皮饅頭は、みんなに喜ばれるお茶請けです。緑茶やコーヒーの他、牛乳と一緒に食べるのもおすすめ。口の中でやさしい甘さが牛乳とまろやかに溶け合います。

また、福島県には饅頭の天ぷらというソウルフードがあります。饅頭を天ぷらの具材として使い、衣をつけて揚げるもので、初めて見た方にはびっくりされます。でもこれが意外と美味しい。天ぷらのサクサクとした衣と、加熱されてより甘さの引き立ったあんこが良い加減となります。あんこたっぷりの薄皮饅頭で作った天ぷらは格別です。機会があれば是非ご賞味ください。


まとめ

今回は柏屋の薄皮饅頭についてご紹介しました。

創業当時から変わらぬ美味しさ、そして新しい美味しさを常に追求する柏屋。その原動力となっているのが、食べる人を笑顔にしたいという初代店主から受け継がれる熱意です。

柏屋薄皮饅頭は店舗のみではなく、柏屋オンラインショップからも購入することが出来ます。是非一度、柏屋の紡いできたストーリーを感じながら召し上がってみてはいかがでしょうか。


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