山菜

【山形県】初夏でも楽しめる山菜や野草、山形で好まれる定番の草の季節がやってきた!

山菜というと早春だけの恵みと思われる方も多いのではないでしょうか。

自然の恵みは早春だけに限ってはいないのです。

特に東北地方は、豪雪地域も多く初夏と言っても日陰には雪が残っていたりするほどなので、山菜が採れる時期も長いです。

さらに初夏から夏にかけての採取がちょうどよい種類も多くあります。

この記事では、まだまだ楽しめる山菜や身近で採れる野草をご紹介していきます。

また、山形で好まれ食べられる定番の野草の食べ方なども合わせてご紹介していますので、どうぞ最後までお読みください。


待ちに待ってた山菜のシーズン雪国の山菜は格別美味しい?

雪国山形は山菜の宝庫と言っても過言ではないぐらい多くの種類の山菜が採れます。

山形県内各所では道の駅などでも山菜コーナーなどが設けられ多くの人で賑わっています。

山菜というと山奥で採れるというイメージがあると思いますが案外身近なところで採取でき、危険性のない種類もあります。

なかなか自分では採れず珍しい山菜も、山菜祭りなどで買うことができます。

雪国の山菜が格別旨いと言われるのは、雪の下で耐えている間に芽出しの準備をし、雪が消えたと同時に出てくるので、しっかりと旨味と水分を蓄えみずみずしい状態で採取できるからなのです。

山菜には驚くほどの生命力が備わっており、それを食べることで体内に溜まった毒素の排出にも一役買ってくれる優れた効果をもっていると云われています。

INFORMATION


  • 住所:〒996-0201 山形県最上郡大蔵村南山451−2
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 休業日:5月~10月 毎週火曜日(祝日は営業、翌日休館) 11月~4月 毎週月・火曜日(祝日は営業、翌日休館)
  • 山菜まつり開催期間:2023年5月19日(金)~6月11日(日)
  • 問い合わせ先:肘折いでゆ館電話番号0233-34-6106

まつり期間中の行事について

山菜採り体験と温泉・山菜昼食

ガイド(名人)の案内で肘折周辺の様々な山菜採りを体験、肘折いでゆ館で入浴し、採った山菜で作った山菜昼食を満喫!

  • 開催日時:5月21日(日曜日) 5月28日(日曜日)両日とも9:00~13:00
  • 参加費用:一人4.200円
  • 申込期限:開催日の7日前まで。

肘折山菜学校

日帰りで山菜を専門に学ぶ体験学校を開催。山菜の調理法や山菜の採り方(わらび採り)を体験しながら学びます。

  • 開催日時:5月27日(土曜日) 6月3日(土曜日)両日とも9:00~15:00
  • 参加費用:一人7500円
  • 申込期限:開催日の7日前まで。

本格わらび採り体験(入浴・昼食付)

山奥のわらび園まで行きわらびをたくさん採って持ち帰ることができます。また、肘折いで湯館で入浴・昼食もでき、肘折の温泉と山菜を満喫できます。

  • 開催日時:5月25日(木曜日) 6月1日(木曜日) 6月8日(木曜日)いずれも9:00~13:00
  • 参加費用:一人5.500円
  • 申込期限:開催日の7日前まで。

*各イベントは参加人数に制限があります。

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夏に採れて旨い山菜は?

フキノトウやタラの芽、ウドは春先の山菜の代表格ですが、タケノコやこごみなどは少し遅れて5月頃に最盛期を迎えます。

続いてわらび、フキは6月頃まで収穫できます。どちらも多く採れた時などは塩漬けにして冬でも食べられる保存食として重宝されています。

そして夏!初夏からが美味しくいただける山菜について代表的なものを一覧にしてご紹介します。

夏の山菜や身近な野草紹介

ウワバミソウ(通称 ミズ)湧き水の傍や沢の際当たりに自生していることが多い。食感は癖がなくみずみずしくシャキシャキしている。おひたしやキュウリなどとの一夜漬けで好まれる。
キイチゴ野原や山道を歩いていると良く見かける。甘酸っぱさが魅力だが、熟すと甘みも強く更に美味しい。
ヤマモモ公園や街路樹としても植えられていることがある。実が熟しアスファルトに落ちているのを見かけます。良く洗い生食もできますが、ジャムや果実酒におススメです。
ヤマグワ養蚕用のクワと違いヤマグワは実が葉の根元で隠れるように小さく付く。熟すとほぼ黒くなり甘くおいしいが、舌が色づくほどで、衣類などに着くと落ちにくいので気を付けた方が良い。
ヤブカンゾウ同じ種で、ノカンゾウもある。春先の新芽は少しぬめりがあり美味しくお浸しに向きます。蕾を干したものが「金針菜」と言って煮物などにして食べられています。
イタドリ土手や空き地などに自生。俗にスカンポなどと呼ばれている。酸っぱく手折るときにポンと音がすることから呼ばれた名。シュウ酸を含むため多食は控える。
スベリヒユ山形県民は雑草を食べる?という紹介を某番組でされていましたが、美味しい野草の一つです。ほぼ一年中食べられますが、夏以降は酸味が強くなり美味しいさは無くなります。干して冬の保存食としても利用されます。
クズ(新芽や花)クズといえば根からくず粉を作ることで有名ですが、頭頂部のつるを天ぷらにしたり、藤に似た花を茹でて酢の物にしたりして食べられます。

*いずれの山菜や野草も詳しい人と一緒に採取し、根こそぎ取らないようにしましょう!


まとめ

北国の春の楽しみの山菜ですが、初夏から盛夏まで採取することができる山菜もあり、自然の恩恵を存分に受けることができます。

誰でもが知っている山菜からこれも食べられるの?という身近な野草までほんの一部ですがご紹介してきました。

わらび狩りなどまだまだ楽しめるイベントもあるようですので、参加してみるのもイイかもしれませんね。

北国の風雪に耐え芽出した、山菜や野草のパワーのおすそ分けを頂く。これから何年何十年と先も美味しく頂けるようにするために、根こそぎ採取することだけは絶対にダメですね!


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