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【福島県福島市】飯坂温泉は松尾芭蕉も愛した熱い名湯!おすすめの共同浴場や旅館を紹介

鯖湖神社(飯坂温泉)

宮城県の秋保温泉、鳴子温泉と並んで「奥州三名湯」の一角をなすのが福島県の飯坂温泉です。

飯坂温泉には9つの共同浴場があり、観光客はもちろん、地元住民の日常のお風呂としても親しまれています。

歴史上の偉人もこの湯を楽しんだことが知られていて、松尾芭蕉は奥の細道の道中でこの温泉地に泊まったことを記しており、他にも与謝野晶子や正岡子規、ヘレンケラーといった人物も訪問しています。

今回はそんな飯坂温泉のなかでも特におすすめの浴場や旅館を紹介していきます。


共同浴場は基本的に200~300円で楽しめる!

いくつも共同浴場がある上にどこの湯も基本的に200~300円で楽しめるので、はしごしてもお財布の負担は少なく済みます。色々な共同浴場を楽しんでみてはいかがでしょうか?

飯坂温泉駅(福島県)
飯坂温泉駅

趣深い木造の建物が並んでいるので、歩いているだけでもノスタルジックな気分になって楽しいです。

旧採進堂酒店主屋(飯坂温泉)
旧採進堂酒店主屋(国登録有形文化財)

飯坂温泉の中心部、鯖湖神社の隣はもともと鯖湖湯があった場所で、芭蕉と曾良が奥の細道の道中で鯖湖湯に入浴したといわれていることから碑が建っています。

芭蕉と曾良の入浴の地(飯坂温泉)
芭蕉と曾良の入浴の地の碑

こちらは碑の他に「あ~しあわせの湯」という名前の足湯が整備されていて、観光客や地元の方の憩いの場となっています。

あ~しあわせの湯(飯坂温泉)
あ~しあわせの湯

少し歩きつかれたらこちらで座って足湯を楽しむのも良いですね。


飯坂温泉の代表格「鯖湖湯」

数ある共同浴場のなかでも、特に人気を集めているのが鯖湖湯(さばこゆ)です。現在は鯖湖神社の裏手に位置します。ヒバ造りの建物が悠久の美しさを感じさせ、御影石の浴槽がシンボリックです。

鯖湖湯(飯坂温泉)
鯖湖湯の外観

そしてなんといっても飯坂温泉の最大の特徴である湯の熱さを見事に体感できます。

掲げてある看板には「浴槽温度47度」となっています。泉温は51度なので加水しない状態が続いていると実際には湯温が50度ほどになります。

鯖湖湯の入り口(飯坂温泉)
鯖湖湯の入り口

40度前半で湯を楽しめる人は多いですが50度付近になるとさすがに激しい熱さを感じます。

建物の入口から男湯と女湯で分かれていて、中は脱衣所と浴槽が同じ空間にあります。脱衣所から一段降りると浴槽のあるスペースになります。

脱衣棚はひとつひとつ分かれていて鍵もかかるので安心です。

シャワーやカランはなし

シャワーなどはないので湯を汲んでかけていきます。ここで熱さに衝撃を受けます。

汚れを落とすだけではなく、熱さに慣れる意味でもかけ湯は大事です。多くの人がたくさんの回数を念入りにかけます。

熱かったら加水OK

実際に湯船に入るとそれでも熱さを感じます。ふと壁を見ると『観光客のみなさまで、公衆浴場めぐりを楽しむことが多くなっています。一般の方は熱い湯が苦手なので、湯の温度を適温(43度ほど)にするようお願いいたします』といった内容の張り紙がなされています。

これは地元の方に向けた注意書きです。つまり熱ければ加水してかまわないということです。

他のお客さんに一声を忘れずに

もちろん他に入っている人がいるのに、無言で水を入れ始めては配慮に欠けます。一言「加水してもいいですか?」と尋ねてから入れるようにしましょう。

とはいえこの熱さこそ飯坂温泉の魅力でもありますから、あまり埋めすぎず我慢できる程度まででやめておくのがおすすめです。

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江戸時代から続く老舗「なかむらや旅館」

せっかく飯坂温泉に行くのなら泊まりで楽しみたいという人も大勢います。そんな方におすすめなのがなかむらや旅館です。

なかむらや旅館(飯坂温泉)
なかむらや旅館(国登録有形文化財)

温泉地のほぼ中心に位置するのがこの旅館で、国の登録有形文化財になっています。

というのも、江戸時代に建てられた現代では再現困難な建築様式が採用されているためです。赤みがかった瓦屋根に白壁のコントラストが美しい外観は見事です。

客室は三間続きで広々

江戸時代の建物と、その後明治時代に増築されたものが館内でつながっていて両方に客室がありますが、部屋の内装などはほぼ同じです。

特徴は三間続きの広い空間です。仕切りになっている障子を開ければ見通しが良くなって広さを実感できます。

一組でこのような広い部屋を使うので、1日の宿泊はわずか4組までです。旅行の日程が決まったら早めの予約が必要です。

館内はどこもかしこもフォトジェニック!

日本の美を感じさせる館内は歩いているだけで楽しいです。どこを撮ってもインスタ映えします。

階段は総ヒノキ造りで職人の手作業で彫られたものです。「折り上げ天井」という一段高くして板を格子状に組んだものなどこだわりを感じさせます。

2つの貸切風呂

お風呂は貸切で利用可能です。2つ用意されています。

寛ぎの湯

1つは「寛ぎの湯」で、普通の旅館にあるお風呂といった見た目です。しかし湯は飯坂温泉の特徴を出していて、アルカリ性でしっとりと肌が潤います。

與右衛門の湯

もう1つはこの旅館の初代の名を冠した「與右衛門(よえもん)の湯」です。こちらは、まさに飯坂温泉そのものです。というのも、シャワーもカランもありません。

先に紹介した「鯖湖湯」は平成5年に建て替えられたのですが、そのときに御影石や寒水石が譲られました。それを利用して作られています。

源泉掛け流しなのでとても熱いです。しかしここでは貸切なので、地元の常連さんに気を遣うこともなく好きに適温に加水できます。

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川沿いに建つ「波来湯」

「日帰りで飯坂温泉を楽しみたいけど鯖湖湯のようにいちいち加水のたびに常連に聞くのも嫌だ」という人も多いと思います。そんな人におすすめなのが、新しい建物で楼閣が載っているのが特徴的な波来湯(はこゆ)です。

波来湯(飯坂温泉)
波来湯の外観

ぬるめの浴槽を設置

波来湯は鯖湖湯から歩いて3分ほどの距離にあって、最近では観光客からの人気が高くなっています。というのも浴槽が2つあって、ひとつはあらかじめ「ぬるめ」に設定してあるからです。

加水する必要がないのが気軽で良いと評判です。ぬるめといっても飯坂温泉でのそれですから、普通には適温か少し熱いぐらいです。

波来湯の入り口(飯坂温泉)
波来湯の入り口

川沿いの旅館群が良い眺め

波来湯は摺上川沿いに建っていて、同じように川に沿って建つ旅館群を眺められます。バルコニーにベンチが据えられていて、ここでのんびりと休憩する人がよくいます。

こういった事情もあって飯坂温泉の共同浴場は基本200円ですが、ここは300円となっています。

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まとめ

今回は温泉好きなら何度でも足を運びたいスポット「飯坂温泉」を紹介してきました。

特に鯖湖湯は歴史的にもこの地を代表する浴場なので、お湯が熱すぎて加水したりする手間があっても思い切って行ってみるのがおすすめです。

常連さんに親しまれているので地元の方と一緒になる可能性は高いです。しかし観光客にとって湯が熱いことは百も承知なので一声かければ気軽に応じてくれます。

短い時間で極めて安く楽しめるので、福島観光の際にはぜひルートに入れてみましょう。もちろん「なかむらや旅館」に泊まってがっつり飯坂温泉の魅力を満喫するのもアリだと思います!


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酒、音楽、旅行が好きで平日は仕事終わりに酒に溺れ、休日は空きあれば近隣へ旅行に出かけています。いづれはNEFT取材で東北の縁を探しに海外へ!を目標に日々勤しんでおります。

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