景勝地

【青森県西目屋村】乳穂ヶ滝とは?冬の氷瀑はライトアップされてインスタ映えスポットに!

四季折々の景色が楽しめる青森県。

その中でも西目屋村の乳穂ヶ滝は、夏は新緑とマイナスイオンを感じられる癒しスポット、冬は滝が氷結して祭事やライトアップなどの幻想的な空間へと変貌します。

今回は乳穂ヶ滝の読み方や由来、冬に見せる氷瀑や乳穂ヶ滝氷祭についてご紹介します。


乳穂ヶ滝とは?

乳穂ヶ滝を裏から見た様子

乳穂ヶ滝は弘前市方面から西目屋村に向かう途中にある、細くて小さな滝です。

水量が少なく、高さ約33メートルから降り注ぐ様はまるで白糸のよう。

真冬になると滝が凍り付き、1本の柱のように凍り付く「氷瀑」が見られます。

乳穂ヶ滝の名前の読み方や由来は?

乳穂ヶ滝の読み方は「におがたき」です。

名前の由来は諸説ありますが、厳寒期に乳白色に氷結することから名づけられました

写真からも分かるように、乳穂ヶ滝の滝面は白絹のように細長くて美しいという特徴があります。この滝面は青森の厳しい寒さによってまるで乳穂(刈り取った稲穂を積んだもの)のように結氷します。

乳穂

その様から「乳穂ヶ滝」と呼ばれるようになり、毎年2月の第3日曜日には滝の氷結具合からその年の作物の豊凶を占う「乳穂ヶ滝氷祭」が開催されています。


滝の裏には乳穂ヶ滝不動尊が鎮座

乳穂ヶ滝の高さは約33メートルありますが、実は滝口近くまで歩いて登ることができます

滝の裏側を登っていくのでなんとも不思議な感覚ですが、マイナスイオンがたっぷりでなんとも神秘的。頂上に到着すると小さな祠があり、中央には不動尊、左側にはお稲荷様と薬師様、右側には龍神様と山乃神様が祀られており、乳穂ヶ滝不動尊があります。

乳穂ヶ滝に奥にある岩屋

創建年代は不明となっていますが滝の裏側をお堂から見る、という日本国内でも稀な作りになっています。

頂上までの道のりは曲がりくねっており、雪がない季節でも滑りやすいので歩きやすい靴でいくのがおすすめ。また、冬は路面が凍結しており、かなり滑りやすくなっています。雪道に自信がある青森県民でも転ぶことがあるので装備を備え、気を付けて登りましょう。


夏だけじゃない!冬の乳穂ヶ滝はインスタ映えスポットに!

滝といえば夏の爽やかなイメージがありますが、乳穂ヶ滝は冬にガラリとイメージを変える滝でもあります。

ここからは冬の乳穂ヶ滝の楽しみ方を紹介します。

滝が1本の柱のように凍る「氷瀑」

上の写真でもご紹介してますが厳しい寒さにより滝が1本の柱のように氷結する氷瀑(ひょうばく)。

上から落ちる滝が凍り、さらに凍った滝から滴り落ちた水が凍ることで、上からも下からも氷の柱が伸び、次第に大きな氷の柱になります。

落差が33メートルもある乳穂ヶ滝の氷瀑は迫力があり、氷の透明度も高いので時が止まっているような錯覚に陥ります。

乳穂ヶ滝氷祭

毎年2月の第3日曜日に「乳穂ヶ滝氷祭」が開催されます。

2022年には4年ぶりに完全氷結して見事な氷瀑が姿を現しましたが、新型コロナウィルスの影響で「乳穂ヶ滝氷祭」は中止に。

2023年は暖冬の影響で完全氷結せず、不完全な氷瀑になったものの県内外から多くの観光客が訪れました。

「乳穂ヶ滝氷祭」の祭りは積み上げた杉葉をいぶした煙や稲束の燃え具合を見ての豊凶占いなどの護摩祈祷火渡荒行が行われ、大まかな内容は下記になります。

  • 豊凶占い
    • 凍った滝の形状や太さでその年の作柄を占う。最後に完全氷結したのは2022年。
  • 柴灯護摩
    • 稲わらを燃やした際の煙の揺らぎや大きさで津軽地方の豊凶を祈願する。
  • 火渡荒行
    • 火をつけた稲わらの上を歩き、津軽地方の無病息災を祈る。一般人も参加可能。

氷瀑のライトアップ

夜には「乳穂ヶ滝氷祭」と同時期に乳穂ヶ滝の氷瀑がライトアップされ、乳穂ヶ滝は幻想的な空間に変貌します。若い人も続々と訪れており、インスタ映えスポットに早変わり。

色とりどりのライトで照らされた氷瀑は圧倒的な美しさです。ライトのおかげか昼よりも氷瀑が立体的に見え、一層迫力が増したように感じます。

近くの鳥居も真っ赤にライトアップされ、昼とはまた別の顔を見せていました。

2024年の乳穂ヶ滝氷祭とライトアップの開催は?

2023年2月までに完全氷結しなかったため2024年に期待が高まっています。

未だ詳細な情報は確認できませんが新型コロナウィルスも収束し、2024年こそは乳穂ヶ滝氷祭が開催されるのではと予想します!

もし乳穂ヶ滝氷祭が中止になったとしてもライトアップはされるはず。

毎年2月頃にライトアップされますが、滝の結氷具合によってライトアップ期間が変更されるので西目屋村のホームページで最新情報をチェックしてください。

現地はとても寒いので、ライトアップを見に行く際は完全防寒で向かいましょう。


まとめ

今回は西目屋村にある「乳穂ヶ滝」を紹介しました。

夏には白絹のような美しさを見せる滝ですが、厳寒期には滝面が氷結する氷瀑を見せてくれます。「乳穂ヶ滝氷祭」で西目屋村の伝統を感じ、夜のライトアップでは幻想的な雰囲気とインスタ映えな空間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

INFORMATION

  • 名称:乳穂ヶ滝(におがたき)
  • 所在地:〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村名坪平47−1
  • 電話番号:0172-85-2800(西目屋村役場 産業課商工観光係)
  • URL:西目屋村ホームページ

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小田桐はな

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青森のおいしいごはんで育った飲兵衛女。料理とお酒、漫画が大好きなwebライターです。

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