【秋田県】秋田内陸縦貫鉄道とは?路線利用で楽しめるプチ贅沢をご紹介
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1990年7月に日本初の女性運転士三浦智子さんを誕生させたのが、秋田県の鷹巣駅と角館駅を結ぶ秋田内陸縦貫鉄道です。
この記事では「スマイルレール」を掲げ、地域住民の笑顔を結ぶ電車として走り続ける秋田内陸縦貫鉄道について詳しく解説します。
秋田内陸縦貫鉄道とは?
秋田内陸縦貫鉄道とは、1984年に第3セクター方式で設立された秋田内陸縦貫鉄道株式会社が運営する路線です。
絵の中から飛び出してきたような春夏秋冬それぞれに見られる風景の美しさはもちろん、雪の中でも元気に運行を続けるその姿から、地域住民だけではなく多くの旅行者、また鉄道ファンに愛されています。
秋田内陸縦貫鉄道で楽しめるプチ贅沢とは?
旅行をするなら普段はできないプチ贅沢をして身体も心も癒されたい人は多いでしょう。
秋田内陸縦貫鉄道で楽しめるおすすめプチ贅沢を3つご紹介します。
【おすすめプチ贅沢1】駅中で本格温泉を楽しむ
秋田内陸縦貫鉄道の阿仁前田温泉駅はクゥインス森吉という秋田県初の温泉駅舎となっています。
改札をくぐって少し直進すると左手の扉から受付が見えるため、仕事帰りでも観光帰りでもすぐに温泉につかって疲れをいやすことができるのです。
時計台のようなかわいらしい外観の建物ですが、館内の大浴場、軽食コーナーなどのくつろぎスペースが意外と広々としているため、自然にゆったりとした気持ちになれるでしょう。
2017年12月より宿泊施設が開業し、スタンダードプランの場合ビジネスホテル並みの6,500円で宿泊することが可能になりました。
リンスインシャンプーもボディーソープも備え付けてあり、タオルもレンタルできて手ぶらで楽しめるため、温泉好きの人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【おすすめプチ贅沢2】貸切電車を楽しむ
秋田内陸縦貫鉄道は、貸切電車の運行をしてもらうことのできるサービスがあります。
お座敷車両(カラオケつき、座席定員40名)、展望車両(カラオケつき、座席定員42~43名)、イベント車両(座席定員54名)、普通車両(座席定員60名)の4つの中から車両を選ぶことができ、片道利用なら40,000円から、往復なら最高70,000円で電車を貸し切ることができるのです。
地元では会議や同期会などで利用されているようですが、少し豪華な家族・親戚での思い出作りや、サークルなどでの旅行でもくつろいだ電車の旅が楽しめるのではないでしょうか。
ホームページより申込書をダウンロードして乗車日の1か月前までに申し込めば利用可能なので、電車旅行の好きな人はホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか。
【おすすめプチ贅沢3】田んぼアートとスノーアートを楽しむ
秋田内陸縦貫鉄道では7月~9月上旬が見ごろとなる田んぼアート、2月に行われるスノーアートを楽しむことができます。
田んぼアートは電車の車窓から見て一番きれいに見えるように計算して5月の田植えを行うのが特徴的で、ゆるキャラから地元のお祭りの様子まで、毎年さまざまなテーマで作成されるのです。
田んぼアートの成長の様子は週1回秋田内陸縦貫鉄道のホームページで公開されるため、見ごろを逃しません。
また2022年2月4日~2月6日には縄文小ヶ田駅近くでスノーアートが行われます。
スノーアートは国の史跡で縄文小ヶ田駅の南方にある伊勢堂岱遺跡にちなんで縄文風の絵柄で作成され、16:00~21:15まではライトアップもされる予定です。
秋田内陸縦貫鉄道でしか見られない夏の景色と冬の景色を楽しみたいなら、ぜひ田んぼアートとスノーアートをチェックしてみてください。
まとめ
秋田内陸縦貫鉄道は鷹巣駅と角館駅をつなぐ路線ですが、旅行ならではのプチ贅沢をさまざまな形で楽しめ、心も身体もリラックスできることがわかりました。
興味のある人は、ぜひ一度秋田内陸縦貫鉄道の電車に乗車してみてください。