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2024年7月11日、盛岡市肴町アーケードの入り口に新たに、地下1階・地上4階建ての複合商業施設「monaka（モナカ）」がオープンしました。
「monaka（モナカ）」には地域の生活を支える地元商店が集うマルシェや、美味しい地元のグルメやスイーツなど、全国チェーンの大型商業施設とはひと味違うお店がテナントとなっていて、「盛岡らしさ」でいっぱいです。
この記事も含めて３回に分けて、オープンから連日多くの人が訪れ肴町アーケード商店街に新たな賑わいをもたらしている「monaka（モナカ）」についてご紹介します！
「monaka（モナカ）」ってどんなところ？
盛岡市内でとくに「盛岡らしさ」を感じられる地域の、まんなかにあるこんな場所です。
楽しい時間がはじまる場所。
わくわくお話できる場所。
ぼーっとお休みできる場所。
「モナカ」という名前は、「もりおか（盛岡）」・「さかなちょう（肴町）」・「なかのはし（中の橋）」・「かなん（河南）」という地名にもつながっていて、地域に根づいた場所でありたいとの願いも込められています。
地域の子どもからお年寄りまで、そして盛岡を始めて訪れた人も、みんなが自由にすごせる「居場所」です。
イメージキャラクターは可愛い「モナちゃん」！
建物の外壁や内壁に「モナちゃん」という名前の女の子の絵がたくさん描かれています。
「モナちゃん」は肴町にあるマンションで暮らしている小学3年生で、「モナカ」や肴町商店街が大好きな女の子です。
お母さんと一緒に買い物したり、商店街で同級生や近所の人やお店の店員さんとお話したりするのが大好きで、「モナカ」がいつもいっぱいのお客さんで賑やかであることを願っています。
ホットライン肴町と盛岡バスセンター
肴町商店街がある河南エリアは、江戸時代から商売の街としての歴史があります。
商店街の中心は、長さ365メートルの全天候型アーケードで被われた北東北では最長のアーケード街「ホットライン肴町」で、雪が積もる冬でも足元を気にせずに買い物ができる商店街です。
ホットライン肴町では約80の店舗が営業していて、2006年（平成18年）に「がんばる商店街77選」に選ばれました。
盛岡駅からは少し離れていますがすぐ近くに盛岡バスセンターがあり、盛岡市内外から訪れるのに交通の便が良く、バスを利用して買い物に訪れる市民が多い商店街です。
また、近くには鮎や鮭が遡上する中津川が流れ、旧盛岡藩主の南部氏の居城だった盛岡城跡公園（旧岩手公園）や、レンガ造りの西洋建築で有名な岩手銀行に、盛岡八幡宮などの観光スポットがたくさんあります。
「monaka（モナカ）」誕生までを振り返る
今「モナカ」が建っている場所には、かつて3軒の商業施設があって、それぞれがいずれも地元で愛され親しまれていました。
昔を懐かしむ盛岡市民の間で肴町アーケードの商業施設復活を望む声が多く上がり、「モナカ」の誕生が待ち望まれていたのでした。
カワトク（川徳）
もうすぐ操業160年を迎えようとしている盛岡市菜園の老舗百貨店「パルクアベニューカワトク」は、1875年（明治8年）から1980年（昭和55年）まで「モナカ」のある場所で105年間も営業していました。
60代以上の盛岡市民の中には、今でも肴町にあったカワトクを覚えている人が多いです。
中三（なかさん）
青森に本社がある中三は、1981年（昭和56年）5月に川徳の旧店舗を買収して盛岡店を開店します。
しかし、北東北にもアメリカ型の大型ショッピングセンターの進出したことで売り上げが落ち、北東北に展開していた多くの店舗が閉じられ、東日本大震災も遠因となって盛岡店は2011年（平成23年）に閉店となってしまいました。
Nanak（ななっく）
閉店していた中三盛岡店ですが、2012年（平成24年）10月に東京の「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」が事業譲渡を受けて「ななっく」をオープンさせました。
「モナカ」と同じく生鮮食料品店・飲食店、雑貨店などが入居する便利な施設でしたが、建物の老朽化による維持コストと耐震補強工事の必要などに加え、本社の経営難などもあって2019年6月に閉店となりました。
「monaka（モナカ）」のフロアをご紹介！
1Ｆから３Ｆまでの各フロアにはそれぞれテーマがあって、たくさんのテナントが入居しています。
豊富な食材が取り揃えられたマルシェや生活用品が揃う雑貨店に100円ショップ、盛岡の味を楽しめる飲食店やホッとひと息のくつろぎを楽しむカフェ、健康を守る医療施設と薬局に整体、学習塾などさまざまです。
１F「フードマルシェ」
「ななっく」にも入居していた「田清魚店」・「TOMATOMAとつか」・「肉の横沢」など、地元で愛されている鮮魚・青果・精肉の老舗のほかに、輸入食品が買える「食彩工房」や三陸惣菜の「いっぷく」などがあり賑わっています。
ベーカリーの「Rベイカー」、アップルパイの「kawaii」、おいもとパフェの「ふくふく堂」、岩泉ジェラート「ViTO × IWAIZUMI」などのスイーツ店に、カフェ・蕎麦・たこ焼・南部せんべい・珈琲・日本茶とバラエティ豊かです。
２F「暮らしとくつろぎのラウンジ」
アーケードに面したイロハテラス周辺には、宮古から初出店の「牛たん食堂 吉田正肉店」や新感覚冷麺の「新盛岡冷麺とひっつみ 久太屋」に、地元で有名なイタリアンレストラン「シャトン」があり新旧の盛岡の味を楽しめます。
カフェ付き雑貨店「カフェカンティーナ&ラバルカ２」や100円ショップの「seria」に調剤の「どんぐり薬局」のほか、美容室やiPhone修理店もあり、盛岡の地域情報誌「てくり」のギャラリースペースではイベントが開催されます。
３F「健康と学びのフロア」
３Fには歯科・神経内科・腎臓内科（泌尿器科）・小児科などのクリニックがあるほか、短時間でもOKの女性専用フィットネスクラブや整骨・整体院などがあり、1Fや２Fと違う静かな雰囲気で身体をケアするフロアです。
また、その静かな雰囲気の中で落ち着いて勉強に専念できる学習塾が3軒入居していて、それぞれ個性的な指導方法をアピールしつつ生徒を募集しています。
まとめ
駐車場は2カ所あって、地下1階の地下駐車場は（約80台）は7時から23時まで、屋外東隣にある東駐車場は24時間入出庫が可能です（駐車料金は公式サイトをご確認ください）。
なお、４Fは事務所フロアですが、2024年7月16日時点ではまだ空きフロアになっています。
ここまで「monaka（モナカ）」について概要をご紹介しましたが、次回は盛岡の老舗店や新しいコンセプトの新規参入店など、見て歩くだけでも楽しい「モナカ」の40店舗以上のテナントについて詳しくご紹介します！
monaka（モナカ）＜Information＞
- 施設名称：monaka（モナカ）
- 施設所在地：岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目6-8
- 電話番号：019-622-0168
- 営業時間：10:00～19:00（飲食店の営業時間は公式サイトにてご確認ください）
- URL：monaka公式サイト
- アクセス：岩手県交通および岩手県北バス「盛岡バスセンター」または「盛岡バスセンター前」下車、徒歩1分
- 駐車場：地下1階（約80台）と東隣に東駐車場（61台・24時間入出庫可）あり、近隣に提携指定駐車場あり
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