【秋田県・青森県】日本海沿いの景色を楽しむ! 「リゾートしらかみ」の旅

秋田県と青森県の日本海側を通っていて、車窓から日本海や世界遺産の白神山地などの絶景を楽しめるローカル線があります。
それはJR五能線です。
「一度は乗ってみたいローカル線」として全国的に人気を集めています。

そして五能線を余すことなく楽しめる観光列車も運行されています。
それが「リゾートしらかみ」です。
「リゾートしらかみ」のどんなところが楽しいのか、列車に乗る方法、そして沿線の魅力的なスポットの一部をご紹介します。


「リゾートしらかみ」とは?

リゾートしらかみ(橅編成)

「リゾートしらかみ」とはJR東日本が運行する観光列車です。
秋田駅から青森駅まで、または弘前駅までの区間を、五能線を経由して運行されています。
1日最大3往復が運行されていて、観光列車としては本数が多くなっています。
また、運転日についても、4月から11月までは平日も含めてほぼ毎日運転されていて、人気の程がうかがえます。
冬季は週末を中心に運転されます。

「リゾートしらかみ」に乗ると、五能線沿線の絶景を、眺めの良い車両で楽しめるほか、車内では三味線の演奏など、様々なイベントも用意されています。
五能線の旅をこの上なく楽しいものとしてくれる列車なのです。


「リゾートしらかみ」に乗るには?

JR五能線 HB-E300系車内

「リゾートしらかみ」の運転時刻・運転日

「リゾートしらかみ」の運転日・時刻をご紹介します(2024年3月16日時点での情報です)。
1日最大3往復が運行されるので、観光スポット巡りなどのご都合に合わせて利用することが可能です。

  • リゾートしらかみ1号
    秋田駅8:19発→青森駅13:34着
    冬季(12月~3月頃)は週末を中心に運転、冬季以外はほぼ毎日運転
  • リゾートしらかみ3号
    秋田駅10:50発→弘前駅15:50着
    冬季以外の大半の日に運転
  • リゾートしらかみ5号
    秋田駅14:00発→青森駅19:38着
    冬季は週末を中心に運転、冬季以外はほぼ毎日運転
  • リゾートしらかみ2号
    青森駅8:09発→秋田駅13:29着
    冬季は週末を中心に運転、冬季以外はほぼ毎日運転
  • リゾートしらかみ4号
    青森駅13:52発→秋田駅19:01着
    冬季は週末を中心に運転、冬季以外はほぼ毎日運転
  • リゾートしらかみ6号
    弘前駅16:06発→秋田駅20:42着
    冬季以外の大半の日に運転

途中、東能代、能代、五所川原、弘前、新青森などの主要な駅や、あきた白神、十二湖、ウェスパ椿山、千畳敷といった観光地巡り等に便利な駅へ停車します。
停車駅は列車によって多少異なりますので、Webサイト、時刻表などでご確認ください。

きっぷの購入方法

「リゾートしらかみ」は、全列車の全ての席が普通車・指定席です。
列車の乗車には、乗車券に加えて、指定席券が別途必要になります。
指定席券はJRの駅の「みどりの窓口」「指定席券売機」、JR東日本のネット予約サービスの「えきねっと」、主な「旅行会社」などで購入することができます
(2号車のボックス席は指定席券売機や「えきねっと」では予約できません)。

運賃・料金は、秋田~青森間の利用の場合で乗車券が4,510円・指定席券が840円の、合計5,350円です。
秋田~弘前間の利用の場合は乗車券が4,070円・指定席券が840円の、合計4,910円です。
(一般的にJRの指定席券の料金は時期によって変動しますが「リゾートしらかみ」については通年で840円です。)
比較的リーズナブルなお値段で、観光列車の旅を体験することができます。

「リゾートしらかみ」は快速列車なので、特急列車に乗車できない「青春18きっぷ」のような乗車券も使用することができ、指定席券を購入すれば乗車することができます。
また、旅行会社のツアーの中にも「リゾートしらかみ」の乗車が含まれているものが発売されています。

座席について

「リゾートしらかみ」には、列車の進行方向を向いて着席できる通常の座席と、グループでの利用におすすめのボックス席があります。
2号車がボックス席で、1,3,4号車が通常の座席です。

「リゾートしらかみ」は、運行中に秋田県の東能代駅と、青森県の弘前駅でそれぞれ方向転換を行います。
五能線を通るときは、1号車が青森・弘前行きの列車の先頭車、4号車が秋田行きの列車の先頭車になります。
また、通常の座席はA~D席の内のA席が、五能線内で一番日本海側の席になります。
車内で景色を思う存分楽しみたいという方は、座席を指定する際に参考にしてください。

3種類の編成

既にご紹介したように「リゾートしらかみ」は人気の高い観光列車で、本数は1日最大3往復が運行されていて、列車に使用される編成も3種類が用意されています。
それぞれ「橅(ぶな)編成」「青池編成」「くまげら編成」といいます。
どの編成が充当されるのかはJR東日本のWebサイトであらかじめ公開されている(※)ので、乗りたい編成がある人は確認してみるとよいでしょう。

※運行当日に急きょ変更される可能性があります。

橅(ぶな)編成 HB-E300系
青池編成 HB-E300系
くまげら編成 キハ48形

魅力的なスポット

ここでは「リゾートしらかみ」の旅をより楽しいものとしてくれる様々なスポットを紹介します。
ちなみに、今回ご紹介するのはあくまで「一部」です。
五能線沿線にはまだまだ魅力的なスポットがたくさんあります!

千畳敷海岸

青森県深浦町にある千畳敷(せんじょうじき)は、1792年(寛政4年)の地震によってできた岩浜です。
千畳という名前からうかがえる通りの、広大な岩棚が広がっています。
千畳敷駅から徒歩1分でたどり着くことができます。
「リゾートしらかみ2号・3号・4号・5号」は千畳敷駅に15分間停車するので、停車中に千畳敷海岸を散策することができます。

INFORMATION

  • 名称 千畳敷海岸
  • 所在地 青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢
  • お問い合わせ番号 0173-74-4412(深浦町観光課)
  • URL:千畳敷海岸

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不老ふ死温泉

不老ふ死温泉は、青森県深浦町の黄金崎という海岸の突端に位置しています。
海岸と一体化したひょうたん型の絶景露天風呂が有名です。
海までの距離は1m程度しかなく景色を遮るものは何もありません。
夕暮れ時には黄金崎という名前通りに辺り一面が黄金色に染まり、この世のものとも思えないような景色を味わえます。
アクセスについては、「リゾートしらかみ」が停車するウェスパ椿山駅からの送迎バスが運行されています(要予約)。

INFORMATION

  • 名称 不老ふ死温泉
  • 所在地 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
  • お問い合わせ番号 0173-74-3500
  • 営業時刻 9:00~16:00(海辺の露天風呂に日帰り入浴の場合、2024年2月現在)
  • URL 黄金崎不老ふ死温泉

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木造駅・縄文住居展示資料館カルコ

JR五能線木造駅

「リゾートしらかみ」の停車駅である青森県つがる市の木造(きづくり)駅の駅舎は、土偶の巨大モチーフが外壁に飾られた、独特なものになっています。
これは「亀ヶ岡石器時代遺跡」から出土した土偶を模したものです。
なお、亀ヶ岡石器時代遺跡は、世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡の1つです。

木造駅から徒歩15分の場所には、亀ヶ岡石器時代遺跡などのつがる市内の遺跡からの出土品を展示している「縄文住居展示資料館カルコ」がオープンしています。

INFORMATION

  • 名称 縄文住居展示資料館カルコ
  • 所在地 青森県つがる市木造若緑59-1
  • お問い合わせ番号 0173-42-6490
  • 営業時刻 9:00~16:00
  • 定休日 月曜日、祝日の翌日(その日も休日の場合は開館して、次の平日が休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
  • URL 縄文住居展示資料館カルコ

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能代駅のプラットホームでバスケットボール

能代駅内 能代駅バスケットコーナー

秋田県能代市は史上初の「9冠」を成し遂げた高校バスケットボールの名門校「能代工業高校(現秋田県立能代科学技術高等学校)」が存在し、バスケの街として知られています。
「リゾートしらかみ」が能代駅に停車した際には、ホームにあるバスケットゴールへシュートしてみてください(一部の列車のみ)。


十二湖

「十二湖」は、白神山地の一角にある複数の湖沼の総称です。
湖の水質はよく、ブナの林に囲まれていることもあって景観に優れています。
森林浴によるリラックス効果も認められています。
一部の「リゾートしらかみ」が十二湖駅に停車する時刻に合わせて、十二湖へアクセスできるバスが運行されています。

INFORMATION

  • 名称 十二湖ビジターセンター
  • 所在地 青森県西津軽郡深浦町大字松神字松神山国有林82林班
  • お問い合わせ番号 0173-77-2138
  • 開館時刻 8:30~16:00(冬季は閉館)
  • 開館日 4月1日~11月30日(12月~翌3月末は閉館)
  • URL 十二湖の森

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列車自体も乗って楽しい

「リゾートしらかみ」で楽しめるのは沿線のスポットや景色だけではありません。
車内で過ごす時間もまた楽しいものとなるように工夫されています。
地元の方々が列車に乗り込み、地元でしか買えない特産品を販売する「ふれあい販売」や、津軽三味線の生演奏津軽弁の語り部実演津軽伝統の人形芝居などのイベントが、列車の運行中に開催されています。
ふれあい販売や各種のイベントは、実施日や実施される列車が限られているので、事前にJR東日本のWebサイトなどでご確認ください。


まとめ

一度は乗ってみたいローカル線と評価されている五能線には、たくさんの魅力的なスポットがあります。
そしてこれらの魅力的なスポットを巡るために、あるいは日本海の絶景や車内での地元の方々とのふれあいなどを楽しむために「リゾートしらかみ」は最適な観光列車です。
東北地方へお出かけの際には「リゾートしらかみ」で行く日本海沿岸の魅力的な観光スポット巡りを、ぜひ選択肢の1つに入れていただきたいと思います。


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