【宮城県柴田郡】宮城屈指の桜の名所!船岡城址公園
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宮城県南部、柴田町にある船岡城址公園は、公園内の約1000本の桜と城下を流れる白石川堤防沿いの桜並木「一目千本桜」が一体となって美しい桜の景観を造り出す宮城屈指の桜の名所です。
1990年には一目千本桜とともに宮城県で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれ、毎年4月中旬の見頃の時季には20万人以上の花見客で賑わいます。
船岡城址公園の歴史
船岡城は伊達家の家臣、柴田氏が居住した館跡です。
NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」で一躍全国的に有名になりました。
山頂が本丸、中腹が二ノ丸、大手門から入った広場が三ノ丸の跡です。
船岡城址公園は急峻な地形であるため、1970年につるべ式ケーブルカーの「リフトカー」が設置されました。
その後、老朽化のため、1996年10月に現在の「スロープカー」にバトンタッチされ、現在に至ります。
駐車場から公園の山頂までの 305mをゆったりと結ぶスロープカーは、特に桜の季節には桜のトンネルを車窓から楽しむことができます。
また、一面ピンクの桜のトンネルを走り抜ける緑色のスロープカーがとても可愛らしく、ここにしかない桜の風景を楽しむこともできます。
船岡平和観音像
船岡城址公園の山頂にそびえ立つ船岡平和観音像は1975年に永遠の世界平和、郷土の繁栄、先祖菩提供養、亡き妻のために、郷土出身の故・野口徳三郎氏によって建立されました。
像の高さは20m、台座を含めると24mで、実は像の中は螺旋階段があって胎内巡りができる構造です。
以前は像の中に入れたのですが、東日本大震災の際に体内の一部に被害を受けたため、残念ながら現在は中に入ることができません。
コミュニティガーデン花の丘 柴田
「コミュニティガーデン花の丘 柴田」は船岡城址公園山頂にあるオープンガーデンです。
柴田町民の皆さんが丹精こめて育てたこのコミュニティガーデンは、チューリップやバラをはじめとする100種類以上の花や花木を楽しむことできます。
桜を背景にカラフルな花々が春らしく、癒しの風景が広がります。
桜の見頃時期
例年桜の見頃は4月上旬から中旬です。
桜の開花時期に合わせて「しばた桜まつり」が開催されます。
全山が桜色に染まる公園内の見事な景色はもちろん、山頂からは眼下に「一目千本桜」を一望でき、春の風情を満喫できます。
夜には夜桜のライトアップも行われますので、昼だけでなく夜も美しい景色を楽しむことができます。
しばた千桜橋
2015年3月29日に開通した「しばた千桜橋」は桜の名所である柴田町の船岡城址公園と白石川堤を結ぶ歩道橋です。
「しばた千桜橋」の名前の由来は一目千本桜をつなぐという意味と、千年先まで美しい桜を咲かせてほしいという思いを込めて、命名されました。
この歩道橋の開通で船岡城址公園の千本と白石川堤の相互のアクセスが劇的に容易になり、一度に二箇所の桜の名所を堪能することができるようになりました。
冬のイルミネーション「Shibata Fantasy Illumination 」
柴田町は冬になると花の町から光の町へと移り変わります、
2022年は12月2日から12月30日までの間、「Shibata Fantasy Illumination 2022」が船岡城址公園で開催されました。
スロープカーから見る音と光の演出と山頂展望デッキから眺める夜景ですは春の船岡城址公園とは違った幻想的な風景を楽しむことができます。
陸上自衛隊船岡駐屯地も隠れた桜の名所
176ヘクタールの広大な敷地を持つ陸上自衛隊 船岡駐屯地は、約700本の桜が咲き誇る隠れた桜の名所です。
桜が咲く4月中旬には毎年「船岡駐屯地さくらまつり」が開催され一般開放されます。
期間中は創立記念式典や音楽演奏、乗り物体験が行われ、午後8時まで夜桜ライトアップが実施され、
桜トンネルを中心に、広い芝生で花見を楽しむ人で賑わいます。
ただし、船岡駐屯地さくらまつり期間中以外は一般の方は立ち入りできませんので、日程の確認を忘れずに!!
しばた桜まつり<Information>
- 開催期間:2023年4月6日(木)~19日(水)※桜の開花状況により変更になる場合があり。
- 場 所:船岡城址公園・白石川堤・太陽の村・陸上自衛隊船岡駐屯地
- 交 通:JR東北本線・船岡駅より徒歩15分(船岡城址公園)、または東北自動車道・村田ICより車で約20分、白石ICより車で約25分。
- 駐車場/有料。(普通車500円)
※普段は無料ですが、しばた桜まつり期間中は駐車場が有料になるためご注意ください。