【東北六県】東北の夏祭りを楽しみ尽くせ!~夏祭りコンプリートガイド~

夏真っ盛りのこの時期に、思いを馳せるは夏祭り…

コロナ禍の行動制限や自粛によって、ここ数年夏祭りを自粛していたところでも今年は夏祭りを本格実施するところがほとんどなので、久々の夏祭りを楽しみたいと思っている方も多いはずです。

今回は、東北の夏祭り実施情報と、東北夏祭りを一気に楽しむコンプリートガイドを紹介します。


東北の夏祭り情報

八戸三社大祭

東北地方には東北三大祭りがあり、「青森ねぶた祭(青森県)」「秋田竿燈まつり(秋田県)」「仙台七夕まつり(宮城県)」を三大祭りとして指します。

上記の三大祭りは国指定重要無形民俗文化財となっており、全国的にも非常に有名な祭となっています。

上記の三大祭りに一つ、「山形花笠まつり(山形県山形市)」を足して「東北四大祭り」、そして「盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)」を足して「東北五大祭り」とされています。

ただし、東北四大、五大祭りあたりからは様々な見解があり「福島わらじまつり(福島県福島市)」、「五所川原立佞武多(青森県五所川原市)」、「郡山うねめまつり(福島県郡山市)」が抜けてる!など各地域によって意見ございますので上の四大、五大祭り以降は参考までにしてくださいね。

それにしても東北の夏祭りは7月下旬から8月上旬に集中するため、あれも行きたい!これも見たい!と毎年悩むものです。

まずは、東北夏祭りの日程をご紹介します。

福島県の相馬野馬追から宮城県の仙台七夕まつりまで、毎年駆け足で11日間が過ぎていきます。

お祭り自体が数日間続くのであればスケジュール的に組みやすいかもしれませんが、天空の不夜城は2日間、相馬野馬追・郡山うねめまつり・福島わらじまつり・山形花笠まつり・仙台七夕まつりは3日間の開催です。

駆け足で見て回るには、少し難しいスケジュールになりそうです、。


東北の夏祭りが8月上旬に集中している理由とは

山形花笠まつり

上に夏祭り開催の日程を記載している通り、東北の夏祭りは7月下旬から8月上旬に集中しています。

「なぜなんだろう?」と思ったことはありませんか?

これは諸説ありますが、夏の時期の風水害や病気は、悪い霊の仕業だと考えられており、神様が乗ったお神輿を担ぎ、街中を歩き清め、秋の豊作を祈るのが夏祭りの由来だといわれていました。

春先は田植えの時期、秋は稲刈り、冬場は雪に閉ざされてしまうため、農作業や季節に左右されない時に夏祭りをするのも東北各地域での特徴てのもありますよね。


おすすめの夏祭りコンプリートルートはこれだ!

仙台七夕まつり

すべてを周るというのは、正直なところ体力的にも難しいかと思います。

が、

今回は、北東北・南東北の2つのルートをご紹介します。


北東北ルート

7/31八戸三社大社(青森・八戸)→8/1盛岡さんさ踊り(岩手・盛岡)→8/2弘前ねぷたまつり(青森・弘前)→8/3天空の不夜城(秋田・能代)→8/4秋田竿燈まつり(秋田・秋田)→8/5青森ねぶたまつり(青森・青森)

スタートは7/31の八戸三社大社からです。

1日ずつ、盛岡・弘前・能代・秋田と巡り、最後の青森ねぶたまつりが8/5開催になります。

くるくると北東北を周ることになりますが、北東北の夏祭りはコンプリートできます。

しかし、今年の北東北の夏祭りは平日開催が多いので、週末だけしか休めない場合には、弘前ねぷたまつり、青森ねぶたまつり、秋田竿燈まつりを集中して周るしかないようです。


南東北ルート

7/29相馬野馬追(福島県・相馬市)→8/3郡山うねめまつり(福島・郡山)→8/4福島わらじまつり(福島・福島)→8/5山形花笠まつり(山形・山形)→8/6仙台七夕まつり(宮城・仙台)

スタートは7/29の相馬野馬追からですが、南東北の場合は同じ福島県で行われる郡山うねめまつりまで時間が空き、その後山形花笠まつりと仙台七夕まつりが続きます。

週末ごとにお祭りがある南東北なので、平日休めない場合は、日曜の夜に七夕飾りを眺めて終わるという形になりそうです。

尚、仙台七夕まつりは開催前日の8/5に前夜祭として仙台市内で打ち上げ花火が上がりますので、花火目当ての場合は8/5の夜を仙台で過ごし、→8/4福島わらじまつり→8/5仙台七夕まつり→8/7山形花笠まつりというコースもありです。


夏祭り情報は事前チェックが大事

秋田竿燈まつり

コンプリートできるかなり過酷なルートをご紹介しましたが、実際の情報を基に無理なくルートを決めましょう。

夏祭りは屋外のイベントで、今年の暑さは例年以上の暑さになる予報ですので熱中症対策は万全に行いましょう。

尚、今年7月の秋田県を襲った記録的な大雨被害ですが、秋田竿燈まつりは7/19付けの公式サイトのお知らせで「予定通り開催に向けて準備を進めています」とのことですので開催まで下記の公式サイトをこまめに確認していただきますようお願いします。

お祭り2023年開催期間公式URL
相馬野馬追(福島県相馬市)7/29(土曜)〜7/31(月曜)相馬野馬追
八戸三社大祭(青森県八戸市)7/31(月曜)〜8/4(金曜)VISIT HACHINOHE
盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)8/1(火曜)〜8/4(金曜)盛岡さんさ踊り
弘前ねぷたまつり(青森県弘前市)8/1(火曜)〜8/7(月曜)弘前観光コンベンション協会
青森ねぶたまつり(青森県青森市)8/2(水曜)〜8/7(月曜)青森ねぶたまつり
天空の不夜城(秋田県能代市)8/2(水曜)〜8/3(木曜)能代七夕
秋田竿燈まつり(秋田県秋田市)8/3(木曜)〜8/6(日曜)秋田竿燈まつり
郡山うねめまつり(福島県郡山市)8/3(木曜)〜8/5(土曜)郡山商工会議所
福島わらじまつり(福島県福島市)8/4(金曜)〜8/6(日曜)福島わらじまつり
五所川原立佞武多(青森県五所川原市)8/4(金曜)〜8/8(火曜)五所川原立佞武多
山形花笠まつり(山形県山形市)8/5(土曜)〜8/7(月曜)山形花笠まつり
仙台七夕まつり(宮城県仙台市)8/6(日曜)〜8/8(火曜)仙台七夕まつり

まとめ

2023年東北の夏祭りを駆け足に紹介しました。

東北の夏は短い。

その短い夏を思い切り楽しむために夏祭りがあります。短い期間にぎゅっと凝縮された夏祭りをすべて楽しむのは無理かもしれませんが、できる限り楽しみたいと思いませんか?

数年ぶりの夏祭り、皆さんたくさん楽しんでくださいね。


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