【青森県】シードルのおすすめはどれ?実際に飲み比べてみた
目次
りんごの王国・青森では、りんごを使ったお酒「シードル」が注目されています。フルーティーな甘口から辛口の本格派まで種類はさまざま。今回は、地元民の私が実際に飲み比べした中から、特におすすめの3本をご紹介します!あなたにぴったりのシードルがきっと見つかるはずです。
青森のシードルがアツい!人気の理由を紹介
青森産のシードルは、まさに「りんごへの愛」が詰まった一杯。使われているりんごは100%県産で、品種や製法によって風味が全く異なります。例えば、甘酸っぱくジューシーな品種で作られるものはフルーティーで親しみやすく、女性でも飲みやすい。逆に、渋みや酸味が強い品種を使えば、ワインのような深みを持つ味わいに仕上がります。リンゴの生産量日本一の青森県では、約50種類ものリンゴが栽培されています。リンゴを知り尽くした青森だからこそ、シードルの種類やおいしさも格別です。
また、シードルはビールやウイスキーと違い、穀物を使用していないのでプリン体0、グルテンフリー。さらにシードル1本(750ml)に4〜5個のリンゴが使われているので、美容への効果も期待できますね。
贈り物にもぴったり
青森シードルのもう一つの魅力は、その「おしゃれさ」。瓶やラベルのデザインが洗練されていて、手土産や贈り物にも最適です。アルコール度数は2〜9度と低めなので、お酒が苦手な方にも贈りやすいですよね。「青森らしさ」と「センスの良さ」を兼ね備えたお土産として、県内外で人気が高まっています。「リンゴジュースだとありきたりだけどリンゴにちなんだお土産がいい」「甘い物が苦手な人への贈り物に困る」という場合は、ぜひ青森のシードルをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
地元民のおすすめシードル3選!実際に飲み比べてみた
今回は実際にシードルを飲み比べし、個人的におすすめだと思った3つを紹介します。飲み比べしたシードルはこちら。
- タグボート株式会社『クレイジーサイダー』
- ニッカ弘前『生シードル』
- タムラファーム『タムラシードル』
- 弘前シードル工房『kimori』
- 弘前銘醸株式会社『弘前城しいどる』
1.タグボート株式会社『クレイジーサイダー』
最初におすすめしたいのは、平川市で作られる『クレイジーサイダー』。青森県産のリンゴの魅力がたっぷり詰まった一本。
「クレイジーサイダードライ」は、シードルらしからぬ、ガツンと来る味わい。甘さは控えめで、苦みや渋みはありますが、嫌な感じはしません。リンゴ本来の自然な甘さも感じられ、お酒好きでも満足できるはず。アルコール度数は7%なので、缶チューハイと同じか、少し高いくらいでしょうか?のど越しがよくきりっとしているので、肉料理に合いそう。
「クレイジーサイダーSWEET」は、想像以上にすっきりしています。シードルは甘いものと思って生きてきましたが、SWEETでもこんなにキレのある味に仕上がるのですね。甘さがありつつも爽やかなので、シーンを選ばず飲めそう。お酒好きにはもちろん、お酒が苦手な方でも楽しめる本格的な味だと感じました。
2. 弘前シードル工房『kimori』
次に紹介するのは、弘前市の『kimori』。弘前りんご公園に併設されたシードル工房で、地元の農家が大切に育てたりんごを使っています。
「kimori辛口」はアルコール度数6%。程よい酸味が感じられ、きりっとした辛口。クレイジーサイダーの辛口に比べるとインパクトに欠けるものの、食中酒として飲むならぴったり。特にチーズや生ハムなどの塩気のあるおつまみと相性抜群で、食事と一緒に楽しむのがおすすめです。やや苦みと渋みを感じますが、料理と一緒なら気になりません。
逆に「kimori甘口」は、リンゴジュースのような甘さを感じます。アルコール度数が3%なので、お酒が苦手な人や女性には甘口がおすすめです。炭酸が強すぎないので、食事が終わった後でも軽く飲めそう。
どちらもリンゴを丸ごと絞って作られているので、瓶の底には成分が沈殿しています。軽く上下を返してから飲んでくださいね。
3. タムラファーム『タムラシードル2ND』
最後に紹介するのは、タムラファームが製造する『タムラシードル2ND』。弘前市のリンゴ農家が作っているというだけあり、シードルをカジュアルに飲みたい方におすすめしたい一本です。
まず『タムラシードル2ND DRY』の特徴は、南国のフルーツを詰め込んだのかと思うくらいの豊かな香りです。香りは甘めですが、飲んでみると酸味があり、思ったよりも甘くありません。アルコール度数は5%なので、ほかのシードルのDRYに比べると低めでかなり飲みやすい。アルコール特有の香りはほとんどなく、お酒初心者には胸を張っておすすめできます。
『タムラシードル2ND SWEET』は、DRYと同じくフルーティな香りが漂います。こちらは香りに比例した、優しい甘さのシードル。リンゴジュースほど甘みは強くないのですが、後味がすっきりしているので脂身の少ない料理に合いそう。アルコール度数は3%となっており、リラックスしたいときにはうってつけです。低価格のシードルなので、デイリー使いできるのもうれしいですね。
まとめ
青森シードルは、りんごのお酒でありながら、その一杯に青森の自然と職人の想いが込められています。フルーティーな甘口から奥深い辛口まで、多彩な味わいが揃っているので初心者も通な方も楽しめること間違いなし。
今回紹介したシードル以外にも、青森にはたくさんのシードルがありますので、飲み比べしてみてはいかがでしょうか?青森を訪れた際は、ぜひお気に入りのシードルを見つけてみてくださいね!