【秋田県】白神山地の四季とは?秋田県民があまり知らない秋田の銘酒をご紹介
酒どころ秋田の日本酒を飲むなら有名な蔵のお酒ではなく、あまり人が知らない珍しいお酒を飲んでみたいと思う人は意外と多いのではないでしょうか。
この記事ではそのような人におすすめの銘酒、白神山地の四季について詳しくご紹介します。
白神山地の四季とは?
白神山地の四季とは八重洲銘醸株式会社が製造し日本酒類販売株式会社が販売する、秋田県大仙市生まれの日本酒です。
1996年に販売が開始されたため、秋田出身の人なら一度は名前を聴いたことがあってもおかしくないはずなのですが、意外と白神山地の四季を知らないという人も多いのではないでしょうか。
蔵のお膝元である秋田県大仙市大曲のスーパーである、「よねやスーパーマーケットとまき店」、「ザ・ビッグ大曲飯田店」、「グランマート中通店」、「バザール大曲店」、「タカヤナギイーストモール」、「イオンモール大曲店」では、2021年12月現在いずれも取扱いがありません。
またネット通販でも「秋田県大仙市公式アンテナショップ」、「秋田県・東京アンテナショップあきた美彩館」では取り扱いがなく、「秋田県物産振興会楽天市場店」で特別純米酒の720mlのみが販売されています。
なぜ秋田の日本酒なのに秋田県のお店では販売されないのか不思議に思う人もいるかもしれませんが、これは元々白神山地の四季が、東京市場での販売を目的に作られた日本酒だからです。
酒造好適米の美山錦と白神山系の水を用いて山内杜氏が醸した白神山地の四季は、特別純米酒というくくりとは思えないほど淡麗ですっきりとした味わいが特徴的で、濃醇旨口と評されることの多い秋田県の日本酒の中では珍しい味のお酒だと言えるでしょう。
白神山地の四季の種類について
白神山地の四季における2021年12月最新の販売ラインナップは次の9種類です。
分類 | 特別純米酒 | 美山錦純米酒 | 純米 雪中貯蔵 |
原料米 | 非公開 | 美山錦 | 非公開 |
日本酒度 | +4 | +3.0 | +3.0 |
酸度 | 1.5 | 1.5 | 1.5 |
アルコール度数 | 15.3度 | 15.3度 | 15.3度 |
味のタイプ | やや辛口 | 中口 | 中口 |
精米歩合 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
おすすめの温度 | ・冷や ・常温 ・ぬる燗 | ・冷や ・常温 ・ぬる燗 | ・冷や ・常温 ・ぬる燗 |
容量 | ・1800ml ・720ml ・300ml ・180ml | ・1800ml ・720ml ・300ml
| ・1800ml ・720ml |
少しずつ味が異なるのに加え、容量の種類が多いので自分が飲みたい量にぴったり合うサイズで購入できるのがうれしいメリットと言えるでしょう。
白神山地の四季におすすめのつまみ
白神山地の四季は淡麗な味わいなので、しっかりとした味付けでもあっさりと食べられる「とんぶりのユッケ」をご紹介します。
白神山地の四季の香りも味わうために、お酒は花冷え(10℃前後)に冷やし、香りを立たせましょう。
材料(1人分)
- 卵黄(1個)
- とんぶり(70g)
- すりおろしにんにく(小さじ1/4)
- すりおろししょうが(小さじ1/2)
- こしょう(適量)
- しょうゆ(小さじ1/2)
- 砂糖(小さじ1/4)
- ごま油(小さじ1/2)
- 炒りごま(小さじ1)
- 青ねぎ(適量)
- 唐辛子(適量)
作り方
- 青ねぎを小口切りにする
- とんぶりと調味料を全て混ぜ、真ん中に卵黄をのせて完成
とんぶりのユッケはどんぶり仕立てにしても美味しいので、量を多めに作っておき締めのごはんに乗せて食べるのもおすすめです。
まとめ
白神山地の四季は秋田県大仙市生まれの日本酒でありながら、東京市場での販売を意識して醸された日本酒のため、比較的淡麗ですっきりとした味わいのお酒であることがわかりました。
首都圏でも日本酒の専門店や、日本酒に力を入れている居酒屋でしかなかなか見かけることはないため、もし運よく見つけることができたらぜひ一度は味わってみてください。