おはよう靴下

皆さんは「ジャス持ってきて!」と言われたらどうしますか?
正解は「ジャージを持ってくる」です。
今はあまり使われませんが、ジャージのことを宮城県ではジャスと呼ぶのです!

宮城に来るのなら、せっかくだから面白い方言の1つや2つ覚えて帰るのも楽しいかもしれません!
今回は、宮城県の変わった方言に注目してみましょう!

いきなりおもしぇがら、覚えていってけさいん!
(とても面白いので、覚えていってください)

「だっちゃ」は、あんまり使われない!?

宮城弁といえば「~だっちゃ」
うる星やつらでラムちゃんが使っていたことで有名ですね!

しかし宮城で生活して数十年の私ですが、語尾に「だっちゃ」をつける人には、ほとんど会ったことがありません。
というのも「~だっちゃ」は「です」や「ます」という頻繁に使う意味ではないからなのです。

「~だっちゃ」を共通語で言うのなら「~だよね」にあたります。
確認の助動詞ですね!
要するに「~だっちゃ」はお互いに知っている内容を確認するときに使うのです。
つまりラムちゃんの使い方は間違っていたということになりますね!
まぁ彼女は宇宙人ですから、あれは仙台弁ではないのですが、豆知識として覚えておきましょう!

「だから」は同意するときに使う!?

「だから」と言うと、理由を説明するときの接続詞として有名な共通語です。
しかし宮城県ではもうひとつ「同意する」という時にも使います。
例えば、学校の先生の口が臭かったという話題を話し合っている時の会話だと、

A:今日、先生の口臭くなかった?
B:だから!

と、このように使います。
発音としては「だ→か↑ら→」というイントネーションで言うのが一般的。
「おはぎ」と同じ言い方です。
「か」を「が」に近づけて言うと、さらにそれっぽく聞こえますよ!

宮城県の他にも福島県や岩手県の一部、山形県でもよく使われているようです。

「いきなり」は「いきなり」じゃない!?

冒頭で言った「いきなりおもしぇがら覚えていってけさいん」ですが、何を言っているのかわからない人も多かったのではないでしょうか?
では「おもしぇがら覚えていってけさいん」だったらどうでしょう?
「おもしろいから覚えていってください」という意味が容易に導き出せるのではないでしょうか?

問題は「いきなり」です。
実は宮城県では「いきなり」を「とても」「非常に」という意味で使うのです。
では「突然」はどういう風に言うのでしょうか?
「突然」という意味で「いきなり」を使うことも多いのですが、「とても凄い風が、突然吹いてきた」という場合にはワケがわからなくなってしまいます。
そこで、私の地域では「いきなし」という風に使い分けるのが一般的でした。
先程の例文だと、

A:いきなりすげぇ風が、いきなし吹いてきた

という形になります。
こちらも「き」を「ぎ」に近づけることで、かなりそれっぽくなるので、使うときは是非近づけてみてください!

「おはよう靴下」とは一体何?

宮城県、特に仙台でよく使われる方言(?)が「おはよう靴下」
その意味は「親指に穴の開いた靴下」です。
使うシチュエーションがめちゃくちゃ限定された方言「おはよう靴下」、どういった経緯でつけられた名前なのか、まったくわかりません。

ジャスにしてもそうですが、すでにある名詞を方言にしてしまったものが多いのも宮城県の特徴なのかもしれませんね!

まとめ

ここまで、宮城県の特殊な方言をサラッと紹介してきましたが、これらはまだまだ一部に過ぎません。
「いづい」「がおる」「こわい」など、他にも紹介したい方言はたくさんあります。
もし、あなたが宮城に住んでいるのなら、是非、これ以外の面白い方言を私に教えてください!
県外に住んでいるのなら、あなたの地域で宮城の方言クイズを出してみるのも面白いかもしれませんよ!