
「豆腐のまち」盛岡の美味しい豆腐と、豆腐料理をご紹介!【岩手県盛岡市】
目次
総務省の家計調査では、盛岡市は「豆腐を購入する支出金額」で全国1位、2位を争い「豆腐のまち」と呼ばれています。
2024年の盛岡市民の豆腐購入額は1世帯あたり年間7,156円で、2020年からは5年連続全国2位です。(ちなみに全国一位は沖縄県那覇市)
この記事では、豆腐好きが多いとされる盛岡で売られている美味しい豆腐と、それを使った豆腐料理が味わえるお店をご紹介します。
なお記事中に記載されている価格は、2026年2月中旬時点のもので全て税込みです。
盛岡市民が豆腐好きなのはなぜ?

盛岡に豆腐を食べる文化が根付いたのは、その昔、江戸や京都から豆腐職人を呼び寄せて美味しい豆腐を作らせたからとされています。
盛岡は今でも市内各所に綺麗な美味しい地下水が豊富に湧いていて、水が8~9割を占めるとされる豆腐作りには最適な土地柄です。

盛岡の美味しい水はまた、美味しい日本酒をも産み出し、その昔市内には豆腐店のほかに多数の酒蔵もありました。
盛岡は寄せ豆腐(おぼろ豆腐)発祥の地というのはホント?

盛岡を寄せ豆腐発祥の地とする声が多く聞かれますが、その確証はないと言われています。
しかし、盛岡で食べる寄せ豆腐がとても美味しいのは事実です。
寄せ豆腐は木綿豆腐のように箱型で固めず、にがりで固められた豆乳をそのまま食べるので、大豆が持つ本来の旨味や甘味を楽しめます。
盛岡市内のおすすめ手造り豆腐店と豆腐料理店

1950年ごろの盛岡の人口は10万人ほどでしたが、市内だけでも120店近い数の豆腐店がありました。
その後スーパーなどで豆腐は手軽に買えるようになり、市内の豆腐店の閉店が相次ぎ、盛岡市内で豆腐を作る個人の豆腐店は無くなってしまったのです。
そんななかでも盛岡や周辺には美味しい豆腐が作られていて、その豆腐を使った豆腐料理が味わえるお店があります。
豆工房緑の郷(盛岡市上飯岡)

こちらは岩手県内第1号の民間経営による知的障害者自立支援更生施設で、低農薬の大豆生産や手作り豆腐が作られています。

ここの豆乳は濃度が高く、その豆乳で作られる寄せ豆腐(220円)は大豆の旨味と甘味が強く絶品です。

もめん豆腐(165円)も大豆の旨味が際立っていて、豆腐が大豆から作られていることを実感できます。
また、この豆腐から作られる三角揚げや厚揚げにがんもどきなども美味しく、施設で醸造された自家製味噌も好評です。

こちらの施設で作られた豆腐などは施設内の直売所のほかに、盛岡市内のスーパーや産直販売店などでも販売されています。
焼いても煮ても美味しい!三角揚げ・厚揚げ・がんもどき

三角揚げはもとの豆腐が美味しいので、油をひかずにフライパンで外側をカリカリに焼いただけでも十分な美味しさで、なべ焼きうどんに入れても厚みがあるのでしっかりつゆを吸ってとても美味でした。

がんもどきは出汁で煮付けて、これも美味しくいただきました。
とにかくクリーミー!豆腐チーズケーキ(170円)

口に入れた瞬間は濃厚なチーズケーキの味ですが、後味に豆乳の香りがほんのり感じられ、ぜひ味わっていただきたい逸品です。
まめ工房 緑の郷 <Information>
店舗名称:社会福祉法人岩手更生会 まめ工房 緑の郷 併設直売所
所在地:岩手県盛岡市上飯岡2地割52-1
電話番号:019-637-3515
営業時間:9:00~16:30
定休日:記載なし
URL:まめ工房 緑の郷 公式サイト
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田楽茶屋(本店:滝沢市巣子、盛岡店:盛岡市内丸)

創業当時からの製法で、国産大豆と岩手山麓の地下水に本ニガリを使い、甘味があり密度が高く水分が少ない木綿豆腐(170円)を作っています。

本店は滝沢市巣子(すご)の滝沢別れの近くにあり、豆腐や加工品、惣菜はこちらで作られていますが、盛岡市内内丸にある盛岡店でも購入可能です。

20種以上の手造り惣菜は、砂糖などの甘味料や保存料を使用せず、素朴な「家庭の味」を求める常連客がどちらのお店にも多く訪れます。

テイクアウトの惣菜やお菓子の全てに豆腐やおからなどが使われていて、盛岡店で次の4品を購入してみました。

- 豆腐のねぎ味噌つくね(330円):外は揚げられて香ばしく、中はジューシーで鶏つくねのよう
- 納豆コロッケ(280円):薄い油揚げに味が付きの納豆入り、衣がサクサクで食べ応え十分
- チーズ揚げ豆腐(330円):揚げ出し風でチーズ入りの衣、タレの酸味で豆腐の甘さが引き立っている
- おからスコーン(260円):むっしりで後味におから風味、黒蜜味とチョコチップ入りのどちらも美味しい
田楽茶屋では作りたての豆腐料理を味わいたい!

本店も盛岡店もランチタイムに豆腐料理の定食を提供しています。
本店の定食は13種類ほど用意されていて、でき立て豆腐の美味しい料理を味わえるので人気です。

盛岡店でも6種類ほどの定食が提供されていて、ランチタイムはお客さんでいっぱいになります。
今回は本店で、「菜めし田楽定食」と「生ゆば刺身定食」をいただきました。

どちらの定食にも浅漬けの漬物と、からしマヨネーズ味のポテサラ風の「おからサラダ」が付いていて、とくに「おからサラダ」は後を引く美味しさです。
菜めし田楽定食(850円)

2本の大きな豆腐田楽には、にんにく味噌と山椒味噌がたっぷり塗られていて、甲乙つけ難い美味しさです。

刻み野菜入りの「菜めし」は、ほんのりと味がついていて田楽によく合います。
生ゆば刺身定食(1,100円)

生姜醤油でいただく「生ゆば刺し」は甘味が強く際立っていてとても美味しく、寄せ豆腐もまた湯葉に引けを取らない甘さで、いくらでも食べられます。
田楽茶屋本店 <Information>
- 店舗名称:田楽茶屋本店
- 所在地:岩手県滝沢市巣子180-2
- 電話番号:019-688-4409
- 営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00、テイクアウトは7:00から営業)
- 定休日:記載なし(2026年3月までは木曜日はテイクアウトのみ)
- URL:田楽茶屋 公式サイト
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田楽茶屋 盛岡店
- 店舗名称:田楽茶屋 盛岡店
- 所在地:岩手県盛岡市内丸6-2
- 電話番号:019-681-6086
- 営業時間(テイクアウト):月~金11:00~18:30、土11:00~16:00
- 営業時間(ランチ):月~金11:30~15:00、土12:00~14:00
- 定休日:日・祝・年末年始
- URL:田楽茶屋 公式サイト
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おとうふ亭(盛岡市本町通3丁目)

豆腐やこんにゃくを製造している平安(ひらやす)商店が、2012年(平成24年)にオープンさせたアンテナショップ的な店舗です。

平安商店は1901年(明治34年)の創業で本社は盛岡市内にあり、現在は花巻市内にある工場で岩手県産大豆100%の豆腐を作っています。

今回は絹ごし(120円)を買って帰り、冷奴で食べました。
絹ごしも大豆の甘味が十分感じられ、冷奴でも美味しかったのですが、なめらかな口当たりは湯豆腐が最適です。

この店では以前、数量限定でランチが提供されていましたが、残念ながら現在はランチ営業を止めているということです。

なお、火曜日は寄せ豆腐が2割引き、木曜はドーナツ5個購入で1個サービスなどの日替わりサービスがあります。
やっぱり美味しい寄せ豆腐!

寄せ豆腐(325円)は、ほかのお店に優るとも劣らず大豆の風味と甘味が強く、醤油やタレをかけなくとも美味しくいただけました。

また、にがり付きの豆乳が売られていて、自宅の電子レンジで寄せ豆腐が作れるので、次回はでき立ての寄せ豆腐を試してみたいと思います。
あげ巻き(200円)

外の揚げは甘めの出汁でしっかり煮付けられ、中に味が付けられたゴボウ、ニンジン、しらたきなどが巻かれ、かんぴょうで縛られています。

おからコロッケ(170円)

外側に軽く醤油がかけられていて、軽く味が付けられたおからとポテトのバランスが良く、このまま食べても

おからドーナツ(120円)

おから風味でふかふか食感、軽い甘さなのでいくつでも食べられそうです。

購入した日はバレンタインの前日だったので、生地にチョコとバナナが混ぜ込まれていて、写真では薄いチョコ色のドーナツになっています。
おとうふ亭 <Information>
- 店舗名称:おとうふ亭
- 所在地:岩手県盛岡市本町通3丁目18-48
- 電話番号:019-626-8046
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:土、日
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まとめ
豆腐をたくさん食べることで知られる盛岡ですが、昔ながらの手作り豆腐店が、市内に皆無となってしまったのは残念でなりません。
それでもスーパーや産直などでご紹介した手作り豆腐を購入することができるので、盛岡市はまだしばらくは豆腐消費量上位に君臨することでしょう。





















