吟味された大豆のご馳走!本物の豆腐に出会える「ふうせつ花」【岩手県八幡平市】

八幡平市に1999年に誕生した「ふうせつ花」の豆腐は、さまざまな国産大豆の在来品種を季節ごとに変えながらつくられています。

黄大豆、緑大豆、黒大豆、茶大豆など選び抜かれた大豆の自然な甘さと風味を活かすよう、手間をかけてつくられた豆腐が販売されています。

そんな人気の豆腐店「ふうせつ花」を訪れて、自慢の豆腐商品を味わってみました。

なお、記事中の価格は2016年3月12日時点のものです。

また、八幡平市ではありませんが、同県の盛岡市は「豆腐を購入する支出金額」で全国2位となっています。


本当に美味しい豆腐を作るための「ふうせつ花」のこだわり

ふうせつ花
豆腐店とは思えない山小屋風の外観

豆腐の原料は大豆・水・にがりの3つだけ、大豆本来の味とそれを引き出す良い水、そして豆乳を固めるにがりの組み合わせが大切とされています。

豆腐作りに適した在来種の大豆、深井戸の量水、海外のにがりを選定

ふうせつ花がオープンした頃は国産大豆があまり市場に流通しておらず、常に良い大豆を求めて全国を探し回っていたとされ、その中でも土地に根付いた在来品種を求め探し歩いたそうです。

現在は、気候や土壌が在来種の大豆に適した産地の農家さんと栽培契約を結び、豆腐作りに適した高品質な大豆の生産を委託しています。

ふうせつ花
ふうせつ花の店内に並ぶ豆腐は、大豆・水・にがりのすべてが厳選されている

水は店舗近くの工房敷地内に掘られた65mと91mの深井戸の水が使われ、石灰層できれいに濾過されて豆腐作りに適しているとされる軟水です。

「にがり」とは海水から塩を取り出した後に残される、塩化マグネシウムが主成分の液体のことで、豆乳のタンパク質を固める役割があります。

「ふうせつ花」が選んだのは、大豆の旨みと上質な軟水を活かすことができるというオーストラリアのタスマニア島の「にがり」です。


「ふうせつ花」の豆腐を味わってみた!

ふうせつ花
ショーケースにずらりと並べられた豆腐たち

今回の訪問では予算を2,000円までと決めて、できるだけ多くの種類の商品を味わえるように計算しながら購入してみました。

花おぼろ豆腐・茶豆(400円)

ふうせつ花
ざるに入れられたおぼろ豆腐

「ふうせつ花」の豆腐は全て、八幡平市安代の工房で作られています。おぼろ豆腐は、豆乳ににがり少し加えて固まったものをざるで何度もすくい、そのまま余計な水が自然に落ちるの待ちます。

口に入れるとチーズに似た食感、それに、まるで枝豆を食べているかのように大豆の風味と甘味が口中に広がり、喉ごしは滑らかです。

ふうせつ花
チーズのような食感を楽しめる

醤油をかけても美味しいですが、塩をひとつまみふりかけて食べるのがおすすめで、大豆の風味と甘味をより強く感ることができます。

また作りたてよりも二日目くらいのものの方が、大豆の味とコクをより感じることができるので、少し時間をおいて食べるのがおすすめです。

緑の大豆の寄せ豆腐(小:240円)

ふうせつ花
寄せ豆腐はプリンに近い食感

クリーミーで上質な豆乳で作られていて、おぼろ豆腐と同じくらい大豆の風味が口の中に残ります。

おぼろ豆腐よりは少し固めで、プリンのような食感がありますが、やはり大豆の味と香りが強く感じられる豆腐です。

黄大豆の汲み上げ湯葉(430円)

ふうせつ花
刺身で食べたい生湯葉

豆乳を低温で温めると上に浮かんてくるタンパク質の膜を、時間をかけて1枚ずつ手で汲み上げたのが生湯葉です。

口の中に入れるトロリと溶けていき、その後には大豆の甘味と旨味が広がり、その余韻が長い時間残ります。。

ふうせつ花
これだけでお酒が進むこと間違いなし!

刺身としてワサビ醤油で食べるのが筆者おすすめの食べ方です。


ドライブのオヤツにぴったり!数々の豆腐スイーツ

豆腐スイーツコーナーにたくさん並べられたワッフルやドーナツは、その日のうちに売り切れることが多い

「ふうせつ花」では、美味しい豆腐を材料にしたスイーツが、多種作られています。

長距離ドライブの場合、時期によっては豆腐のテイクアウトが難しいですが、豆腐スイーツは天気が良ければ外で食べたり車内で食べることができます。

ざるおぼろソフトクリーム(コーン:400円)

ざるおぼろ豆腐が使われているソフトクリームはコーンとの相性も良い

見た目は普通のバニラ・ソフトクリームですが、食べると口の中に豆乳の風味が広がります。

凍らせたおぼろ豆腐をくずして食べたら、こんな食感になるのかもしれないと思いました。

甘さがほどよく、さっぱりした後口なのでいくらでも食べられそうで、カロリーが低くヘルシーなソフトクリームとして、とくに女性客に人気があるとされています。

豆乳ドーナツ(1個130円)と卯の花ドーナツ(1個120円)

ふうせつ花
ワッフルと2種のドーナツは1個から購入できる

豆乳を混ぜた生地を揚げたドーナツと、卯の花(おから)を混ぜ込んで揚げたドーナツは、どちらも1個単位で購入することができます。

ふうせつ花
外側がサクサクな豆乳ドーナツ

豆乳ドーナツはサックリとした食感で、豆乳の風味がほんのり感じられ、

時間が絶つとしっとりしますが、レンチンでサクサク感は復活します。

ふうせつ花
モチモチ食感の卯の花ドーナツ

また、卯の花ドーナツはおからの風味を少し感じるモチモチ食感を楽しめて、どちらも甘さ控え目なのでいくつでも食べられそうです。

ふうせつ花手作り豆乳ワッフル(1個160円)

ふうせつ花
ワッフルはバターの風味が食欲をそそる

豆乳で練り上げられた生地のベルギーワッフルは、バターと豆乳が合わさった風味が絶妙で、美味しく仕上げられています。

表面に砂糖がまぶされていて、そのザクザクっとした食感が心地よく、ドーナツと同様にいくつでも食べられそうな逸品です。


リピーターとなって味わってみたい商品はこちら!

ふうせつ花
たくさんの商品を見ているとどれも購入したくなって迷う

今回の訪問では予算の都合で購入できなかった商品がたくさんあって、心残りとなりました。

次回訪問時に、絶対購入してご紹介しようとと心に決めた商品はこちらの品々です。

ざるおぼろ豆腐(いずれの大豆も1個600円)

ふうせつ花
大豆の種類が違う5種類のざるおぼろ豆腐

緑大豆だけでなく黒大豆・茶大豆・黄大豆でつくられた、ざるおぼろ豆腐はそれぞれの大豆の特徴が活かされていて、味の違いを楽しめます。

やませみ・一世風靡(650円)

ふうせつ花
次回のファーストチョイスはこれに決定!

高品質ながら栽培農家が少ない希少な大豆で作られた、新しいざるおぼろ豆腐です。

この大豆の詳細は事情によって明らかにされていませんが、豆腐への加工が難しいとされ、日本で味わえるのはここだけとされています。

甘湯葉クリーミーコロッケ(黄大豆5個1,100円、緑大豆5個1,200円)

ふうせつ花
どちらにしようか迷う2種類のコロッケ

クリーミーな湯葉がたっぷり入っていて、揚げたてはその甘味が強く感じられて美味しいと評判です。

黄大豆と緑大豆の2種類の湯葉入りコロッケがあります。

山うに豆腐(950円)

ふうせつ花
山うに豆腐のほかにも多くの関連商品が揃えられている

麦麹味噌で半年間漬けこんだ豆腐は、まろやかな味噌の味わいととろり食感を楽しめます。

本来は豆腐を長期間保存する方法として考え出された保存食とのことで、ご飯のお供にも酒の肴にも最適な珍味です。


ふうせつ花 <Information>

  • 店舗名称:ふうせつ花(ふうせつか)
  • 所在地:岩手県八幡平市保戸坂236
  • 電話番号:0195-72-8008
  • 営業時間:4月~11月 10:00~18:00、12月~3月 10:00~17:30
  • 定休日:年中無休
  • URL:ふうせつ花 公式サイト

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まとめ

「ふうせつ花」では、ご紹介した各種の豆腐やスイーツのほかにも、厳選された大豆で作られた納豆やピザも販売されていて人気です。

手造り豆腐店が消えた盛岡市内から、豆腐好きがリピーターとなって通うこちらのお店に、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


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