【山形県】山形県南のワイナリー8選!置賜で育まれるブドウが芳醇なワインに!
目次
山形県南の置賜地方は昔からブドウ造りが盛んで、老舗ワイナリーがたくさんあり、新規のワイナリーともども、良質の日本ワインを醸して市場に登場させています。
高畠ワイナリー(高畠町)
映画「スウィングガールズ」のロケ地で有名な高畠町は、シャルドネやデラウェアなどの出荷が市町村単位で全国一です。その高畠で1990年創業、毎年秋の収穫祭には県内外からたくさんのワイン好きが訪れます。
自社畑シリーズ、栽培農家名入りシリーズなど白、赤、ロゼ、泡などのほかに、サクランボや洋梨のフルーツワインも造られています。なかでもワイナリーの醸造技術の粋を集めた「フラッグシップ・シリーズ」がおすすめです。
ゾディアック シャルドネ ナイトハーベスト(白:シャルドネ100%)
自社農園産シャルドネが、うま味たっぷりに仕込まれています。パインや桃などの香りに、樽香やバニラ香があり、しなやかな酸味の極上白ワインです。
Information
- 施設名称:高畠ワイナリー
- 住所:山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
- 電話番号:0238-40-1840
- URL:高畠ワイナリー
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酒井ワイナリー(南陽市)
明治時代から赤湯でワインを造り続ける東北最古の老舗で、数カ所ある自社畑のブドウを使い、ろ過せず昔ながらの手法でワイン造りをしています。ワイン(赤、白、ロゼ、泡)の他に、ブドウ原液ジュースや赤ワイン塩なども販売しています。
一番収穫量が多い鳥上坂(Bird+Up)の自社畑ブドウが使われた「バーダップワイン」などがありますが、おすすめは鳥上坂の畑「名子山(なごやま)」のブドウで醸された、フラッグシップとされるワインです。
酒井ワイナリー名子山(赤:カベルネソーヴィニヨン、メルローほか)
自社畑のブドウ数種がブレンドされています。
カシスやハーブやスパイスの複雑な香りと、果実味とタンニンが豊かで余韻の長いフルボディの赤ワインです。
Information
- 施設名称:酒井ワイナリー
- 住所:山形県南陽市赤湯980
- 電話番号:0238-43-2043
- URL:酒井ワイナリー
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大浦葡萄酒(南陽市)
南陽市赤湯で1939年からワインを造り続けている老舗です。地元産ブドウの個性を活かし、きれいな酒質で高品質のワインを造りだしています。
バレルエージング ルージュ(赤:ベーリーアカウントA)
赤湯の自社畑では日本固有種や西欧種のブドウ多種が栽培され、多種のワインを醸していますが、そのなかで、珍しい「ベーリーアカウントA」と呼ばれるブドウで仕込まれる赤ワインが秀逸です。
Information
- 施設名称:大浦葡萄酒
- 住所:山形県南陽市赤湯312
- 電話番号:0238-43-2056
- URL:大浦葡萄酒
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須藤ぶどう酒工場(南陽市)
大正時代の創業で、自家栽培のブドウを使い、栽培・収穫から醸造、瓶詰が、全てオーナー家族の手で行われているワイナリーです。
ワインの仕込み体験で造るオリジナルワインは、自作ラベルを貼って送られてきます。オリジナルブランド「紫金園」や「桜水ワイン」の赤と白がありますが、生産量が少なく店頭ではあまり見かけません。
紫金園(赤:マスカットベーリーA100%)
自家ブドウ農園の紫金園(しきんえん)で栽培している樹齢100年のブドウなどが使われ、凝縮感のある特徴的な香りと酸味の味わいを楽しめます。
Information
- 施設名称:須藤ぶどう酒工場
- 住所:山形県南陽市赤湯2836
- 電話番号:0238-43-2578
- URL:なし
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金渓ワイン佐藤ぶどう酒(南陽市)
1940年の創業から代々受け継がれて山形県産ブドウ100%のワインを、「山形県を世界のワイン銘醸地へ」との野望を抱きながら醸造しています。
赤用の品種は日本固有種を主体に4種、白用の品種も4種が栽培され、金渓ワインとして赤、白、ロゼ、泡があります。
金渓プレミアム ルージュ(赤:カベルネソーヴィニヨン100%)
ルビーとガーネットの間の色合いで、カシスや赤い果実の香りを楽しめるスパイシーなワインです。
タンニンの渋みが豊かで、余韻の長いフルボディの赤ワインです。
Information
- 施設名称:金渓ワイン佐藤ぶどう酒
- 住所:山形県南陽市赤湯1072-2
- 電話番号:0238-43-2201
- URL:金渓ワイン佐藤ぶどう酒
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グレープリパブリック(南陽市)
2017年に醸造施設が誕生、自社畑のブドウ品種を増やしながら2020年には100t以上の収穫量となり、年間10万本の自然派ワインを造っています。
ここでは、スペイン直輸入の「アンフォラ」という陶器の壺で醸造しています。アンフォラによる製法は8,000年ほど前から行われ、自然なワイン造りに適しているとして欧州で復活しつつあります。
キュヴェ新田(オレンジ:デラウェア75%ナイアガラ19%シャインマスカット6%)
南陽市の自社農園産ブドウを100%使用したワインです。アンフォラにより、ミカンやハチミツの香りにブドウの果実味や酸味、柔らかなタンニンのバランスが絶妙です。
Information
- 施設名称:グレープリパブリック
- 住所:山形県南陽市新田3945-94
- 電話番号:0238-40-4130
- URL:グレープリパブリック
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イエローマジックワイナリー(南陽市)
訳して「黄色魔術醸造所」は、南陽市赤湯で2019年から醸造を始めました。
赤湯で育った葡萄と自然酵母が醸しだす「赤湯」のワインとして、捕糖でアルコール度数調整をせず、皮ごと発酵させてブドウのうま味を引き出しています。
畑のブドウにはビニ―ルの屋根をかけ、雨の悪影響を調整しながら無農薬で育てられています。それを低温で自然発酵させ、時間をかけて自然酵母の力を引き出し「足さず、引かず」の自然派ワインを醸しています。
ORDINARY ORANGE 2021(オレンジ:シャルドネ・ナイアガラ・デラウエアほか)
シャルドネ主体に多種のブドウを皮ごと発酵させた、香りと味わいのよいオレンジワインです。
瓶内発酵により微発砲感とバター風味があり、ふくよかで丸い口当たりを楽しめます。
Information
- 施設名称:イエローマジックワイナリー
- 住所:山形県南陽市赤湯871番地1
- 電話番号:0238-27-0203
- URL:イエローマジックワイナリー
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浜田株式会社(米沢市)
米沢で1866年から日本酒を醸す酒造会社が、1957年からワイン造りを始めました。寒暖の差が激しい米沢盆地の名水で、芳醇な日本酒とワインを醸しています。
単一品種のFaucon、欧州系と日本系をブレンドしたOKIMASAMUNE、にごりワインの荒しぼりシリーズがあります。「Faucon(フォコン)」とはフランス語で「鷹」で、米沢藩第9代藩主、上杉鷹山から命名されました。
Faucon(フォコン)ベーリーA(赤:マスカットベーリーA100%)
深みのあるルビー色で果実のボリューム感があり、豊かな酸味と奥行きのある甘味と、シルキーなタンニンの力強さがあります。
Information
- 施設名称:浜田株式会社
- 住所:山形県米沢市窪田町藤泉943-1
- 電話番号:0238-37-6330
- URL:浜田株式会社
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まとめ
山形県置賜地方は東北屈指のワイン産地として、新旧のワイナリーが林立していて、同じブドウ種であっても、個性あふれるワイナリーが醸し出すワインの味の違いを楽しめます。