【岩手県】キャンピングカーライフの新しい提案、岩手県にある「湯YOUパーク」での楽しみ方

キャンピングカーなどで車中泊と温泉入浴を楽しめる、「湯YOUパーク(ゆうゆうぱーく)」と呼ばれる施設があるのをご存知でしょうか?

これは、オートキャンプとは違う「RVパーク」という車中泊用施設の一種で、「」は温泉を表しています。

2024年9月時点で東北六県に10カ所の「湯YOUパーク」がありますが、この記事では、岩手県内にある3カ所をご紹介します。


車中泊のためのRVパークとは?

一般社団法人日本RV協会(JRVA)」はキャンピングカー関連企業によって構成され、日本にキャンピングカー文化を根付かせることを目標に活動している組織です。

RVパークの認定やキャンピングカー・ユーザーのマナー向上などの啓蒙活動などのほか、キャンピングカーのオーナーズクラブ「くるま旅クラブ」を運営しています。

日本RV協会<Information>

  • 団体名称:一般社団法人日本RV協会(JRVA)
  • 所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-7-19 竹生第2ビル905
  • 電話番号:記載なし
  • URL:JRVA 公式サイト

「くるま旅クラブ」とそのメリット

くるま旅クラブに入会するとフェリー料金の割引や特典がある

入会には入会金と年会費が必要ですが、RVパークのなかで会員限定の施設を利用することができるほか、JRVA主催・協賛のイベントでの特典があります。

また、各フェリー会社の乗船料金割引やプレゼントがあり、キャンピングカーのレンタル料金などが割引になるなど、車を利用した旅行ではメリットが感じられるクラブです。

なお、キャンピングカーを所有していなくとも入会できるコースがあり、一般的な車のオーナーも会員になって車中泊を楽しめます。

RVパークのほかにもたくさんある車中泊スポット

JRVAではRVパークのほかに、目的別に楽しめる車中泊スポットを設定しています。

くるま旅クラブ会員でなくとも利用できる車中泊用パーク

  • RVパーク:施設の種類を問わず24時間トイレ・100V電源・ゴミ処理などが可能
  • くるま旅パーク:クラブ会員は割引価格で利用でき、様々な特典が設けられている

くるま旅クラブ会員限定の車中泊用パーク

  • 湯YOUパーク:温泉旅館・ホテルの駐車場で温泉を楽しみながら車中泊できる
  • ぐるめパーク:レストランなどの飲食店の駐車場に食事後そのまま泊まれる
  • トレインパーク:駅などの鉄道関連施設の駐車場で車中泊ができる
  • 民パーク:宿泊施設がない場所に設定され、民泊をする感覚で泊まれる

くるま旅クラブ<Information>

  • 会社名称:くるま旅クラブ株式会社
  • 所在地:東京都渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナー860
  • 電話番号:050-1743-5440(平日10:00~12:00、13:00~15:00)
  • URL:くるま旅クラブ 公式サイト

岩手県の「湯YOUパーク」を詳しくご紹介!

全国の110軒の温泉旅館・ホテルの駐車場で車中泊しながら宿の温泉に入浴できる、くるま旅クラブ会員限定の車中泊パークです。

オプションで食事を付けることができる宿もあって、普通に宿泊するより格安の料金で温泉宿を満喫できます。

東北六県では10軒の宿が登録され、岩手県には次にご紹介する3軒の湯YOUパークがあります。


花巻温泉

敷地内のバラ園から見た花巻温泉(左の青い屋根の建物が千秋閣) 出典:出典:くるま旅クラブ 公式サイト

岩手県の代表的な温泉リゾートとして知られる花巻温泉では、観光バス用の広い駐車場に5台分の湯YOUパークが設定されています。

花巻温泉ホテルチェーンの4つの宿のうち、車中泊専用駐車場に一番近い「ホテル千秋閣(せんしゅうかく)」のトイレと水道が利用可能です(電源なし)。

なお、6時から22時までは千秋閣内のトイレを使用できますが、それ以外の時間帯は駐車場近くにある屋外トイレが利用できます。

日帰り入浴料の割引があり、ホテル内のベーカリーや食事処などが利用できます。

チェックインは12時からでホテルフロントで駐車許可証をもらい、翌日の10時までにチェックアウトして返却します。

花巻温泉<Information>

  • 施設名称:花巻温泉 ホテル千秋閣
  • 所在地:岩手県花巻市湯本第1地割125
  • 電話番号:0198-37-2111
  • URL:花巻温泉 公式サイト

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奥州平泉温泉 そば庵しづか亭

中尊寺に近い平泉の里山にある手打ちそばが評判の温泉宿で、車中泊予約は3日前の12時まで、夕食と朝食を前日の12時まで予約可能です。

チェックインは15時~19時、チェックアウトは翌10時までの間いつでもできます。

宿の露天風呂 出典:出典:くるま旅クラブ 公式サイト

入浴は16時~23時、水道は7時~21時、トイレは6時半から22時の間利用でき、100v電源はありませんが発電機を夜22時までと朝6時以降に使用できます。

なお旅館の宿泊者がいない時は入浴できないので、利用する際に確認しておきましょう。

また、ゴミを無料で処理してもらえることがあるので相談してみてください。

奥州平泉温泉 そば庵しづか亭<Information>

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亀の井ホテル 一関(旧かんぽの宿 一関)

WEBからの予約が可能で、チェックインは10時~21時、チェックアウトは翌10時までの間いつでもできます。

食事を頼む場合は、朝食と夕食ともに前日までに予約してください。

コーンが置かれていた車中泊専用スペース

温泉は5時から9時、12時から24時まで入浴できてトイレは24時間利用可能です。ただし、23時~6時の間はインターホンで夜間警備員を呼び出して開錠してもらうことになります。

ホテルの露天風呂 出典:出典:くるま旅クラブ 公式サイト

パークの100V電源は1ヶ所ですが、ポータブル電源の貸し出しがあります。

車中泊専用スペースから見たホテル

なお、こちらの施設では有料でゴミを処理してもらえます。

亀の井ホテル 一関<Information>

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まとめ

最近では道の駅などを利用した車中泊旅行が流行っていますが、その際の一部の人たちによるマナー違反が問題になり、車中泊を禁止する道の駅が増えています。

そこで注目されているのが、オートキャンプ場より安い料金で手軽に利用できて、安心して車中泊を楽しめる「RVパーク」です。

ここでご紹介した「湯YOUパーク」のほかにも、RVパークとして登録する様々な施設が増えているので、旅の目的に合わせた使い分けを楽しめます。

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