超〜気になる!高級焼肉のタレ「たれdeまつもと」を実食レビュー【福島県田村市】

福島県田村市に本社を構える「有限会社アール・アルチザン」は、屋外広告を手がける「看板屋さん」です。しかし、この会社には意外なもう一つの顔があります。それは、松本家の伝統の味を受け継いだ焼肉のたれ「たれde松本」シリーズの製造販売です。

本記事では、一風変わった「2足のわらじ」を履く会社の紹介と、看板屋が作るこだわりの焼肉のたれ「たれde松本」の魅力、実食レビューをお伝えします。


有限会社アール・アルチザンとは?

高柴山のツツジ
高柴山のツツジ

福島県の中通りに位置する田村市。元々は船引町・常葉町・都路町・滝根町・大越町だった5町が統合した田村市。自然豊かなエリアが多く、のどかな田園風景が広く見られます。船引町は、商業施設が多く、田村市役所も設置された町です。沿道沿いにはチェーン店の姿もちらほら。そんな船引町に本社を構える有限会社アール・アルチザンは、屋外広告をつくる看板屋さんです。

昭和35年に松本氏が個人事業として開業し、マツモト工芸に改名後、平成3年に法人化。「美しく、強く、目立つ看板」づくりをうたう会社です。一方で有限会社アール・アルチザンは、意外な「2足のわらじ」を履いています。看板屋に加え、焼肉のたれ「たれde松本」シリーズの製造販売も行っています。

なぜ、看板屋が焼肉のたれを作り始めたのか。原点は、松本家の家庭の味です。松本家の食卓では、おいしい焼肉のたれが大活躍。「この『たれ』は大切にしっせ」との言葉とともに受け継がれてきた伝統の味は、今も手づくり製法を守りながら製造され続けています。いち家庭の味だった「たれde松本」は、全国にファンをもつ人気商品へ。味に磨きをかけながら、製造が今も続いています。


「たれdeまつもと」シリーズとは?

有限会社アール・アルチザンが製造する「たれde松本」の特徴は、青森県田子産にんにくを、冬季に仕込みじっくりと熟成してつくること。手作りを基調とした製法は、40年来変えずに守り続けられています。

たれde松本シリーズには、3つの商品バリエーションがあります。

  • たれde松本:赤い鬼のパッケージが目印。松本家に40年間受け継がれてきた、最もスタンダードな商品。
  • たれde松本 まろやか:青い鬼のパッケージが目印。赤鬼をよりまろやかにした商品。
  • 食べる たれde松本:黄色い鬼のパッケージが目印。たれde松本を具材に絡ませた薬味。

最もスタンダードな赤い鬼のパッケージをベースに、より多くのニーズに答えるため、商品開発が行われました。各製品は数量限定品のため、気になったらお早めにチェックしてみてください。公式オンラインショップの他、県内の物産館や直売所にて購入できます。

たれde松本<Information>


「たれdeまつもと」を実食レビュー

たれdeまつもと

今回は、スタンダードな「たれde松本」を実食しました。先述した通り、最もスタンダードな商品は「赤い鬼」が目印です。

購入場所「ベレッシュ農産物直売所」は、郡山市内および近隣市町村から新鮮野菜が集まる直売所です。商品棚には鮮度バツグンな地元取り野菜が所狭しと並び、どれも価格はリーズナブル。店内製造の総菜売り場や鮮魚コーナーもあります。近くを訪れた際は、ぜひお立ち寄りください。

たれdeまつもと

さて、話を「たれde松本」に戻します。

商品を手に取ると、まず気になるのがパッケージ。まるで新聞紙のような包装紙にくるまれています。

たれdeまつもと

広げてみると…「たれde松本」のこだわりや製造方法がびっしりと書かれています。

<たれde松本 三つのこだわり>

  • 素材、これ味の素なり
  • 労、惜しむべからず
  • 旨きたれ、熟して成る

<たれde松本が出来るまで>

  1. 材料の仕入れ
  2. 下準備
  3. 煮込み
  4. 熟成への瓶詰め
  5. 熟成
  6. 製品への瓶詰め
  7. 完成

お肉を焼く間、ついつい読み込んでしまう。そんな遊び心が感じられるパッケージです。

たれdeまつもと

たれを注ぐと、あたり一面ににんにくの香りがふんわり。食欲をかきたてます。

たれの中には、にんにくの粒の姿が見えます。たれde松本のこだわりの1つは「材料に青森県田子産の新鮮なにんにくを使うこと」とありました。にんにくの粒が見える程度に残っていることで、たれの香ばしさがUPしているに違いありません。

たれdeまつもと

焼いたお肉をくぐらせると…とろりとしたたれが、よく絡みます。

一口目、コクを感じる甘しょっぱさと、にんにくの辛みが舌に広がります。甘みはフルーツを思わせる爽やかな豊かさ。にんにくの香味と合わさって、奥行きのある味わいを生んでいます。加えて、にんにくのスパイシーな刺激があるから、ピリッと味が引き締まっています。

そして、たれを仕上げるのが「お肉の脂」。お肉を噛みしめるほどに、たれの味がジューシーに。お肉を食べるためにたれをつけているのか、たれを食べるためにお肉をつけているのか。途中からわからなくなるほどでした。

お肉の脂を含んだ「たれde松本」は、ご飯が最強に進みます。たれを絡ませたお肉を、白飯にワンバウンド。タレのしみたご飯を、続けてかきこむ。その繰り返しで、ついついご飯をおかわりしたくなることでしょう。


まとめ

今回は福島県田村市の有限会社アール・アルチザンがつくる焼肉のたれ「たれde松本」をご紹介しました。にんにくたっぷりの「たれde松本」は、お肉もご飯もモリモリと進んでしまう魔法の調味料でした。一度食べたらやみつきになる「たれde松本」は、公式オンラインショップや県内物産館で購入できます。焼肉のたれとして以外にも、炒め物の味付けや玉子かけご飯にかけるなど、アレンジも面白そう。気になったらぜひチェックしてみてくださいね。


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