【宮城】もちもち食感のブランド米「だて正夢」デビュー!
近年話題になってきたブランド米。
平成27年にデビューした青森県の「青天の霹靂」は、またたく間に全国的に愛されるブランドへと上り詰めました。
米どころである宮城県も負けてはおれぬと、平成29年、満を持して発表したのが「だて正夢」。
この記事では、宮城県のブランド米「だて正夢」について、その成り立ちを紹介し、味をレポートします。
2017年11月、「だて正夢」プレデビュー
2017年11月7日。
宮城県内の米販売店や百貨店、一部の量販店にて、「だて正夢」の販売が開始されました。
高価格帯で販売されるブランド米として全国デビューを図るための、宮城県における前哨戦です。
宮城県北部、古川農業試験場で開発された、新品種「だて正夢」。
そのもっちりとした食感は宮城県を代表する品種である「ひとめぼれ」や「ササニシキ」にはない、新しいもの。
粘りが強く軟らかいのですが、もち臭が少ないという特徴があります。
その秘密はアミロース含有率。
お米の主成分であるデンプンは、アミロースとアミロペクチンから構成されています。
アミロースは硬さの成分、アミロペクチンは粘りと軟らかさの成分。
このバランスによって、米の食味は左右されます。
一般的なお米のアミロース含有率は2割。
「ひとめぼれ」のアミロース含有率もおよそその辺りにあります。
一方、「だて正夢」のアミロース含有率は、なんと1.5割以下。
平均気温によっては1割を下回ることもあります。
そのため、硬さが少なく、粘り強いもちもちとした食感が楽しめるのです。
また、炊飯直後と炊飯4時間後の食味(外観、香り、味、粘り、硬さ、総合の5種目で採点)が、ほとんど変わらないというデータもあり、冷めても、米本来の甘みや粘りを味わうことができます。
気になる「だて正夢」の味は?
お待たせしました!
それではここで、だて正夢の味をレポートしていきましょう!
見てください!この炊きたてのご飯のツヤ!
さすが米どころ宮城が誇るブランド米!
一粒一粒からおいしさがあふれ出しているようじゃありませんか!
まずは、一口食べてみます。
旨い!
噂に違わぬ粘りと軟らかさは、まるでもち米!
しかし、もちの独特のニオイはないので、おかずと一緒においしく食べられます!
そんな「だて正夢」の魅力をむき出しで味わるのなら、この食べ方に決まり!
そう、たまごかけご飯です!
炊きたてのご飯に卵をのっけて、出汁醤油をかけて食べる!
これぞ白米最強の食べ方です!
ちなみに卵も県内産のものを。
出汁醤油は、蔵王のふもとにある森の芽ぶきたまご舎が販売するたまごかけご飯専用の醤油「きみとぴったんこ」を使用。
何から何まで宮城県産で楽しませていただきました!
たまごかけご飯として食べた結果、粘り気は減ってしまった、その分、米一粒一粒の食感を存分に味わうことができたのがとてもおいしかったです。
皆さんもぜひお試しください!
だて正夢のおいしい炊き方
さて、美味しい美味しいとべた褒めだった「だて正夢」ですが、さらに美味しく食べるためには、炊き方を工夫する必要があります!
「だて正夢」は、ただでさえ軟らかい食感。
水のバランスを間違えてしまうと、ベチャベチャになってしまう可能性もあるのです!
そこで、ここでは「だて正夢」を美味しく食べるための炊き方をご紹介します!
- 計量→水洗い
計量カップで正確に計ったら、とぎ汁が澄んでくるまで水洗いします。 - 水の量
釜を平らなところに置き、目盛りより少なめに水を入れます。
(2合の場合、目盛りから1~2ミリ減らすのが目安) - 浸す→炊く
30分程度水に浸して、たっぷりと水を吸わせてから炊きます。 - 蒸らす→ほぐす
炊き上がったら10~15分ほど蒸らし、その後、ご飯をよくほぐして余分な水分を飛ばします - 食べる
ほら、美味しい!
以上が、「だて正夢」の美味しい炊き方です!
せっかく美味しいお米を買ったのだから、最高の状態で味わいたいもの。
購入したのなら、是非とも試してみてください!
「だて正夢」の本格デビューは平成30年秋です。
県外にお住まいの方は、本格的に販売される秋を楽しみにお待ちください!