
岩手県の新スポットは偉人に野球に名店に盛り沢山!新しい3つの道の駅に行ってみた!現地レポ【岩手県】
目次
日本全国で次々に新しい道の駅がオープンしていますが、岩手県内でも最近、5年間で3つの道の駅が新規オープンしています。
それらはドライブ休憩の場を提供しつつ、地域の特産品やお土産にグルメなどをPRする場でもあり、立ち寄る度に新しい発見があります。
この記事では、2020年以降に岩手県に誕生した3つの道の駅を訪問してレポートします。
はなまき西南(花巻市:岩手県道13号線)

2020年(令和2年)8月7日に花巻市西南地区の岩手県道13号線にオープンした道の駅で、コンビニとガソリンスタンドが隣接しています。

「賢治と光太郎の郷」という愛称が付けられ、「賢治」は皆様ご存知の花巻生まれの詩人で童話作家の宮沢賢治、「光太郎」は詩人・歌人、彫刻家の高村光太郎です。
高村光太郎は妻を描いた「智恵子抄」で知られていますが、智恵子が没した後62歳の時に花巻市内へ移住し、約7年間の独居自炊の生活を送りました。
その「高村山荘」と交流があった賢治への手紙などが展示されている「高村光太郎記念館」が道の駅の近くにあります。

なお、道路情報を提供する休憩所に2人を紹介するコーナーが設けられ、直売所でグッズが販売されています。
道の駅には珍しい焼肉レストラン「味楽苑(みらくえん)」

道の駅のレストランとしては珍しい焼肉・定食・冷麺のお店で、花巻では焼肉・ホルモンの名店として愛されているお店です。

ホルモンは希少な「てっぽう(直腸)」が味わえることで人気ですが、近くにある本店がディナータイムのみの営業なので、ランチタイムは混み合います。
JAいわて花巻の農産物直売所「すぎの樹」

お土産品のほかに「JAいわて花巻」の農家が育てた旬の野菜や果物などがいつも豊富に並べられていて、地元の皆さんが買い物に訪れています。

素朴な味わいの昔ながらの岩手のお菓子「きりせんしょ」や「がんづき」など、地元の農家さんなどが手作りしたお菓子もたくさん売られていて好評です。

店外の自動販売機では、昨年「じゃらん」の「ご当地パン総選挙」で東北2位となった道の駅オリジナル「塩あんぱん」が売られていて、24時間いつでも購入できます。
がんばれ!花巻東高校!

「すぎの樹」の一角に、道の駅から車で5分ほどにある甲子園常連校・花巻東高校のスクールカラー「紫」に彩られた応援グッズを販売しているコーナーがあります。
アメリカのメジャーリーグで活躍する大谷祥平選手や菊池雄星選手のほか、日本のプロ野球選手を多数輩出し、スタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎選手の出身高校としても有名です。
はなまき西南 <Information>
- 施設名称:道の駅 はなまき西南
- 所在地:岩手県花巻市轟木7-203
- 電話番号:0198-29-5522
- 営業時間:物産館「すぎの樹」 9:00~17:00、食堂「味楽苑」 11:00~14:00・17:00~21:30
- URL:道の駅公式サイト(はなまき西南)
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青の国ふだい(下閉伊郡普代村:村道駅前1号線)

三陸海岸にある普代村は元プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手(現球団アンバサダー)の故郷で、昆布の名産地としても知られています。

北緯40度上で青い海と空が広がる普代村の三陸鉄道の普代駅に2021年(令和3年)9月25日に併設され、「青の国」との愛称をもつ道の駅です。

売店を兼ねている待合室には三陸鉄道の切符売り場があり、列車の到着が近づくとランプが点灯して知らせてくれます。
道の駅といえども車での利用だけでなく、三陸鉄道に乗車しての立ち寄りも楽しい道の駅です。
普代村のアンテナショップ「あいで」

普代駅の待合も兼ねている店内には三陸鉄道の切符売り場があり、ホームと直結している出入口があります。

村の海産物のほか、三陸地方独特のかりんとうなどのお菓子がたくさん置かれています。

普代村のお土産品でイチ推しは「こんぶ粉」で、潮の香りの風味豊かな粉が練りこまれた冷麺・ラーメン・うどん・そうめんなどの麺類もおススメです。

売店で売られているファストフードは、ご当地ソフトクリームとして磯の香りを感じる「昆布ソフト」や昆布入りメンチの「青の国バーガー」に、揚げもちなどが味わえます。

地元の肉屋さんとパン屋さんのコラボ・バーガーは、昆布の旨味と肉汁あふれるメンチとパリパリに香ばしく焼かれたバンズの相性が最高です。売店で売れているグルメではこのほかに串に刺された揚げもちがおススメです。

そのほか、地元の豆腐を使った料理がメインの「TOFoku(とうふぉく)食堂」や、昭和にタイムスリップしたようなスナック「キャッツアイ」が併設されています。
青の国ふだい<Information>
- 施設名称:道の駅 青の国ふだい
- 所在地: 岩手県下閉伊郡普代村第9地割銅屋5-3
- 電話番号:0194-35-2411
- 営業時間:売店 8:00~17:00
- 営業時間:TOFoku(とうふぉく)食堂 10:00~15:00
- 営業時間:コワーキング スナック「キャッツアイ」 10:00〜15:00
- 定休日:TOFoku(とうふぉく)食堂・火曜、キャッツアイ・月曜~金曜
- URL:道の駅公式サイト(青の国ふだい)
- URL:青の国ふだい公式サイト
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いわて北三陸(久慈市:国道45号線、395号線)

2023年4月19日にオープンした岩手県では36番目となる道の駅で、久慈市、洋野町、野田村の地元特産品の販売やグルメを味わうフードコートがあります。

特産品には海産物や農産物のほかに、久慈の琥珀や野田村のマリンローズなどを加工した装飾品が販売されていて、お土産品として人気です。

また屋内のキッズコーナーのほかに、屋外には北東北初のポケモンの遊戯が設置されている「イシツブテ公園」があり、子供たちが心行くまで遊べ、イベントが開催できる野外広場もあります。

そのほかにもポケモンに関連したドーナツやスムージーなどがフードコートで売られ、館内にポケモンラッピングが描かれているなど、子供たちが楽しめる道の駅です。
明るい休憩スペースには北三陸広域の観光情報が市町村ごとにわかりやすく展示されているほか、各種スマートフォンに対応している無料充電コーナーがあり無料で利用できます。
広く明るいフードコート

フードコートにはラーメンやそばの「まるほ」と定食がメインの「西山食堂」があり、フードメニューが充実しています。

ドーナツとソフトクリームにパフェの「standonuts」では、短角牛のカレードーナツや「きな粉」の香りを楽しむ「きなこソフト」が人気です。
隣接施設にはコンビニとガソリンスタンド

道の駅の隣にはコンビニがあり、売店やフードコートが閉店している時間帯でも飲食物が購入できるほか、ガソリンスタンドがあります。
いわて北三陸<Information>
- 施設名称:道の駅 いわて北三陸
- 所在地:岩手県久慈市夏井町鳥谷第7地割3番地2
- 電話番号:0194-66-8830
- 営業時間:物販・産直施設 9:00~19:00
- 営業時間:フードコート 10:30~18:30
- 営業時間:ガソリンスタンド 8:00~19:00
- 定休日:1月1日
- URL:道の駅 いわて北三陸 公式サイト
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まとめ
岩手県内の道の駅はこの記事でご紹介したほかに、2025年4月にはさらに2つの新しい道の駅が誕生します。
これらの道の駅についてもオープン後に訪問してレポートしたいと思っておりますので、ご期待ください!