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【宮城県仙台市】3年ぶりに開催!待ちに待った仙台七夕まつりに参加してきた!

2022年8月6日~8日の3日間にわたって開催された仙台七夕まつりに参加してきました。今回は前夜祭の花火の様子と本祭りの七夕飾りの様子を中心にお届けしていきます。

仙台七夕花火祭は例年通りの賑わい

主催者によると、8月5日に開催された仙台七夕花火祭にはおよそ45万人が訪れ、コロナ以前と同様の賑わいを見せました。筆者も17時ころに会場である大町西公園エリアに足を運びましたが、無料観覧席のお花見広場はすでにほぼ満席でした。

18時ころには入場規制がかかるほどで、盛況ぶりがうかがえます。飲食店の出店禁止などコロナ対策の制限があるものの、それだけ祭りを待ちわびていたということでしょう。

19時15分ちょうどに花火が開始。曇り空でしたが、美しい大輪が空に浮かびました。

クライマックスにはしだれ柳の花火が次々と打ち上がります。

そして1時間で1万6000発を打ち上げた花火は拍手や歓声とともに終わりを告げました。

仙台七夕まつりの華やかな七夕飾り

花火だけではなく、本祭りも新型コロナの感染拡大の影響で2020年は中止、21年は飾りを削減しての開催となりました。今年2022年は飾りの数をコロナ禍前の約7割である約220本に戻しての開催でした。

3年ぶりに実施された本祭りの様子をピックアップしてお届けしていきます。

中央通りの七夕飾り

仙台駅前から約800m続く「中央通り七夕飾り」には横に渡した竹に4~5つの飾り付けがされており、製作者によって色の組み合わせや吹き流しの見た目も異なっていました。

商店街の老舗店では、店舗の特色を前面に押し出した飾りを用意しており、例えば「三文字屋呉服店」では藍色が美しい飾り付け、「こけしのしまぬき」ではくす玉がこけしになったかわいらしい飾り付けが見られました。

そして中央通りを進んでいくと人だかりが見えてきたので、近づいてみると大量の折り鶴で作られた七夕飾りを発見。「星に願いを」というタイトルが付けられた作品で、故郷復興プロジェクトの一環として仙台市内の小中学生が折った約8万羽の折り鶴を用いているのだそうです。

真下から覗いた様子は絶景で、飾りの中央部にはきちんと投網や巾着といった七飾りも飾られていました。

一番町通りの七夕飾り

折り鶴の飾りの地点から右に曲がると、一番町通りの七夕飾りが見えてきます。

一番町通りでは立てた竹に飾り付けがされているため、斜めにしなった竹が中央通りの飾りとは異なった美しさを感じさせてくれます。

ちなみに竹が斜めに自立していられるのは、ロープで支えている以外に特別な穴があるからなのです。普段はマンホールのようにふさがれていますが、七夕まつりの3日間だけ開けられ、穴に竹が差し込まれます。

今年は規模縮小にために一部の穴がふさがれており、七夕まつりのデザインがあしらわれた蓋を見ることもできました。

アーケードの途中には来訪者が短冊に自由に願い事をかけるブースも用意されており、思い思いに願いを書いて楽しんでいました。

仙台七夕特有の七つ飾りにも製作者の特徴が表れており、色鮮やかなものから和紙のような質感のあるものまで魅力的でした。

七つ飾りの意味について詳しく知りたい方は仙台七夕まつり公式サイトをご覧ください。

そして感染症予防対策として、路面での飲食不可・右側通行優先・食べ歩き不可など、今年の祭りはいくつかの規制がありました。アーケードの途中には消毒スプレーも用意されており、安全に配慮しつつ楽しめる工夫がなされていました。

金賞受賞作品を一挙に紹介

仙台七夕まつりでは飾りに対して審査があり、魅力に応じて賞が与えられます。今回はアーケード商店街にある店舗の中で、2022年の七夕飾りの金賞を受賞した6作品をまとめて紹介していきます。

金賞受賞「梅原鏡店」

金賞受賞「入間(株)」

金賞受賞「セシリアミュージックアカデミー」

金賞受賞「白松がモナカ本舗」

金賞受賞「(株)阿部蒲鉾店」

金賞受賞「(株)大正園」

仙台朝市にも七夕飾りが登場

仙台七夕まつりのメインの見どころはアーケード街ですが、各商店街でも独自の飾り付けをしています。普段は仙台市民の台所として役割を果たしている仙台朝市商店街でも飾り付けがされていました。

目線の高さにある小ぶりな七夕飾りもかわいらしかったです。仙台朝市と七夕飾りのコラボは3日間しか楽しめないので貴重ですね。

3年ぶりの仙台七夕まつりは感動を呼ぶ祭りだった

今回は8月5日の仙台七夕花火祭と、8月6日~8日の3日間にわたって開催された仙台七夕まつりの様子をお届けしてきました。

3年ぶりの開催というだけあり、地元民はもちろんのこと、大勢の観光客も訪れてアーケード街を中心に賑わいを見せていました。

きらびやかな七夕飾りは、3年の休止期間を乗り越えたことも相まって、一段と輝いているようでした。今年の祭りは終了ですが、気になった方はぜひ来年足を運んでみてください。

HiroyukiOka

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宮城県出身のフリーライター。言葉や文字が好きで毎月15冊以上の本を読む読書好きでもある。読書を楽しめるカフェや本に合うスイーツを探すのが最近の趣味。

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