慈恩寺の山門

【山形県寒河江市】大河ドラマで有名?「大江氏」と寒河江市とは?名古刹の慈恩寺を訪ねてみました。

大河ドラマ【鎌倉殿の13人】の中で重要人物の一人「大江氏」が統治、発展させたといわれる寒河江市。その寒河江市にある名古刹「慈恩寺」をご紹介します。

さらに、ぶらり1日コースにおすすめできそうな道の駅や日帰り温泉施設のご紹介もしていますので最後までお読みいただけますと幸いです。

では早速ご紹介していきましょう。


慈恩寺とは?

慈恩寺

山形県寒河江市にある慈恩寺は正式名称を「本山慈恩寺」といい、東北随一の文化財の数を誇る名古刹です。

中でも薬師堂に薬師如来を守るように祀られている、国指定の重要文化財十二神将像は躍動感に満ち溢れ、眼光も鋭く観るものを圧倒します。

また、出羽名刹三寺と呼ばれる「山寺立石寺」「若松寺」「慈恩寺」はそれぞれが「悪縁切り」 「良縁成就・縁を結び」 「若返り 」の御利益があるとされています。

*昨年から本堂の茅葺屋根の大改修(70年ぶり)が始まっていて、残念ながら現在は本堂を参拝することはできません。(2024年11月公開予定)


慈恩寺の略歴

慈恩寺の三重塔

天平18年(746年)聖武天皇の勅命でインドの婆羅門僧正(ばらもんそうじょう)が開山 、今年で開山約1300年とされています。

慈恩寺の主な見どころ

●本堂(弥勒堂) 【国重要文化財】

元和2(1616)年、山形城主・最上家親の代に建立が始められ、元和4(1618)年に完成。

●三重塔 【山形県指定文化財】

慶長13年に建立されたが、文政6年に火災により類焼。現在のものは文政13(1830)年に再建。

●山門(仁王門) 【山形県指定文化財】

両側には密迹(みっしゃく)金剛・那羅延(ならえん)金剛を安置。二層を楽屋として本堂に向かって舞台が組まれ、5月5日の慈恩寺舞楽が行われる。

出典:https://yamagatakanko.com/attractions/detail_731.html

INFORMATION


  • 名  称:慈恩寺
  • 住  所:山形県寒河江市慈恩寺31
  • 営業時間:8:30~16:00
  • 休業日:年中無休
  • 料金:個人・大人¥700 団体(15名以上) 大人¥600
  • ※特別展示期間を除きます。
  • アクセス:JR羽前高松駅より徒歩25分  寒河江ICより車15分
  • 駐車場:あり
  • 《本山慈恩寺 年中行事》
    1月元日 /  修正会
    2月第1日曜日 /  大般若会
    5月4日 / 濫觴会(らんじょうえ)
    5月5日 / 一切経絵・慈恩寺舞楽
    5月第3日曜日 / 弘法大師御影供
    9月第2日曜日 / 柴燈護摩会
    11月末 / 天台大師講
    12月大晦日 / 除夜の鐘
  • 問い合わせ先:本山慈恩寺
  • 電話番号:0237-87-3993

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大江氏と寒河江市

寒河江市には多くの寺院が現存していますが、ここ寒河江八幡宮は大江氏との関りから鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の御分霊を勧請したと伝えられています。

大江氏は鎌倉から戦国時代にかけて、現在の山形県寒河江市や西村山郡を治めた一族でした。

最初に治めた大江広元は、鎌倉幕府を開いた源頼朝に仕え、幕府の基礎を固めた人物としても知られており、大河ドラマ【鎌倉殿の13人】内で描かれた御家人13人の中のひとりです。

広元は鎌倉時代初期に幕府の重要な地位にあり、その言動は幕府の方向性を決定づけるもので、そのため鎌倉幕府の基礎作りに貢献した人物と評価されています。

そして、その子孫が長く約400年間寒河江を治め発展させていたのです。

出典:https://www.city.sagae.yamagata.jp/より抜粋

寒河江市を代表する道の駅

寒河江市はさくらんぼで有名な山形県内において生産量が県内でもトップクラス、観光さくらんぼ園地数は日本一を誇っています。

「日本一さくらんぼの里」の道の駅「チェリーランドさがえ」には土産物は勿論ですが、施設裏に流れる最上川河川敷ではイベントなども多く、広々としたつろげる道の駅として人気があります。

敷地内には、姉妹都市のトルコ共和国ギレスン市にちなんで建設されたトルコ館もあります。
*現在は臨時休業中とのことです。お出かけ前に確認をお願いします。

INFORMATION


  • 名  称:道の駅 寒河江 チェリーランド
  • 住  所:山形県寒河江市八鍬川原919-8
  • 電話番号:0237-86-1818
  • URL:http://www.cherryland.co.jp/

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近くには3種類の温泉を楽しめる日帰り温泉施設も

近隣には温泉施設「寒河江花咲か温泉 ゆ〜チェリー」もあります。

男女それぞれに浴槽が「美肌の湯」「健康の湯」「あったまり湯」と3つあり、全て泉質の異なる100%源泉掛け流しの日帰り温泉施設となっています。

露天風呂からは遠くに蔵王連山を、目の前には最上川を眺めながらの入浴は心身ともにリフレッシュできます。また他にサウナもあります。

売店や食堂、休憩室(有料)などもあり施設内も充実して、湯上りもゆっくり過ごすことができます。

INFORMATION


  • 名  称:寒河江花咲か温泉 ゆ〜チェリー
  • 住  所:山形県寒河江市大字寒河江字久保15
  • 電話番号:023-783-1414
  • URL:http://www.yu-cherry.com/

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まとめ

日本一のさくらんぼの里と云われる寒河江市は、さくらんぼだけではなく名古刹と名高い慈恩寺をはじめ、由緒ある寺院が点在しており、歴史好きにはたまらなく魅力ある街でもあります。

最上川と寒河江川に囲まれるように発展していった寒河江市、道の駅で名物に舌鼓を打ち日帰り温泉で癒される一日もイイかもしれませんね!


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