Rocky landscape with large boulders and pine trees under a blue sky; an informational sign in the foreground.

巨大なきのこ岩が立ち並ぶパワースポット!浄土松公園を紹介【福島県郡山市】

郡山市逢瀬町の山あいに広がる「浄土松公園」。広場や子どもたちの遊具があり、一見すると普通の公園のようですが、公園内のところどころに点在する案内板に記されているのは「きのこ岩」の文字….

今回は、地元ライターが実際に園内を散策し、この不思議な景観の魅力と楽しみ方をご紹介します。


まるで「陸の松島」!不思議な景観の浄土松公園

浄土松公園

浄土松公園とは「浄土松山」を中心とした広大な都市公園で、松が点在し、その有様が宮城県の松島に似ていることから「陸の松島」とも呼ばれています。

松以外にも様々な植物が生息し、春には桜や水芭蕉、秋には紅葉も楽しめ、自然豊かで風光明媚な場所として県外からも観光客が度々訪れる公園です。

浄土松公園が開設されたのは昭和52年で、それ以前の昭和33年には県指定名勝天然記念物に指定されていました。

浄土松公園

Google Map

Warning

周辺は山林のため、熊出没情報にご注意を。


浄土松公園をきのこ岩まで歩いてみた

今回目指す奇岩「きのこ岩」は、400万年前の凝灰岩が浸食によってできたと考えられています。

断層で分断、風化し、古い層(根本)から削れた凝灰岩が「きのこのような形」となるそうです。景勝地として知られるトルコのカッパドキアのようだと称されることもしばしば。

カッパドキア
トルコ、カッパドキアの「きのこ岩」

なお、浄土松山は登山コースもあります。登山とはつきますが、ハイキングに近く、きのこ岩も含めてグルリと周遊するコースはおおよそ3kmほど。気構え過ぎずに楽しめる仕様となっています。

今回は、浄土松公園入口からきのこ岩までを実際に歩いてみた様子をお伝えします。

浄土松公園
まずは公園の正面駐車場に車を停めてスタート。公園内の駐車可能台数は60台です。
浄土松公園
公園内にはゆったりとできる広場と遊具があります。

駐車場すぐの広場にぐるりと植えられている桜はまだ若木ですが、春には桜を楽しめます。木製の遊具はやわらかいフォルムが印象的。地域の憩いの場となっている様子が見てとれました。

浄土松公園
園内にはこまめに、きのこ岩までの案内板が設置されています
浄土松公園
案内板を辿っていくと、道は徐々に上り坂へ。大小さまざまな松の木の姿が現れ始めます。
浄土松公園
やや傾斜を感じる上り坂。ベビーカーや車いすは少し大変かもしれません。
浄土松公園
木々の間を小道が伸びています。

筆者が訪れた日は晴れていたため、普段使いのスニーカーでも難なく進むことができました。

浄土松公園
こちらにも案内板が、迷う道でもありませんが初めて訪れる方にも安心です。
浄土松公園
もしやこれは…?
浄土松公園

先へ進むと…..目の前に現れたこちらが奇岩「きのこ岩」です。

自然がつくり上げた不可思議な形が、何とも迫力あり。岩肌は白く、見上げると青空とのコントラストが映えます。

浄土松公園

一つひとつの石柱に表情があるようにも感じます。見る位置や角度によって、岩の印象が変わってくるのがおもしろいですね。

きのこ岩をゆっくりと鑑賞できるように、岩の正面には芝生スペースが広がっています。悠久の時間がつくりあげた造形物として岩を眺めると感慨深いものがこみ上げてきます。

浄土松公園
不思議なフォルムの石柱が並ぶ姿は、非日常的です。
浄土松公園

公園入口からきのこ岩、そして公園入口に戻るまでの時間はおおよそ40分ほどでした。日頃の運動不足を解消するのに、ほどよい距離と感じました。


実は東日本大震災によって形が変わっている

実はきのこ岩は、2011年の東日本大震災の際に、その一部が崩落し、大きく姿を変えています。

浄土松公園
案内板には震災前のきのこ岩が写されており、以前との違いを確認する事ができます。

きのこ岩はやわらかい地層によって形づくられているため、雨風による浸食や地震など、自然の成り行きで少しずつ姿を変えていきます。つまり、現在のきのこ岩も「今だけの姿」なのです。


浄土松公園の奇岩「きのこ岩」

今回は郡山市の浄土松公園「きのこ岩」についてお伝えしました。

刻一刻と姿を変える、自然の造形美。この地の歴史を見つめてきた「きのこ岩」は不思議な魅力を秘めています。気軽に楽しめるハイキングコースの一路にありますので、心身のリフレッシュも兼ねて、機会があればぜひカメラを片手にお出かけください。


その他の記事