
ご当地ナンバーを含めると全16種類!東北地方のナンバープレート分布マップ!
車のナンバープレートに記される「青森」「仙台」「会津」などの地域名。東北6県を地図で塗り分けるとその数は全部で16種類にのぼります。
ただしこの16種類すべてが「ご当地ナンバー」ではありません。ご当地ナンバーは7種類で、残る9種類は運輸支局や自動車検査登録事務所の管轄をもとにした従来の地域名です。
本記事では、東北のナンバープレートの区域を県別にたどりながら、混同されやすい制度の違いも紹介します。
「ご当地ナンバー」は地域名表示の仕組みのひとつ

ナンバープレート上部の地域名は、原則として、自動車の「使用の本拠の位置」を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の名称などが表示されます。
東北では「青森」「八戸」「岩手」「宮城」「秋田」「山形」「庄内」「福島」「いわき」が、この従来の仕組みによる地域名です。
一方のご当地ナンバーは、地域振興や観光振興を目的に、自動車検査登録事務所などを新設せずに新たな地域名を表示できるようにした制度です。
東北では「仙台」「会津」「盛岡」「平泉」「郡山」「弘前」「白河」の7種類が該当します。
- 2006年10月導入:「仙台」「会津」
- 2014年11月導入:「盛岡」「平泉」「郡山」
- 2020年5月導入:「弘前」「白河」
「ご当地ナンバー」と「図柄入りナンバー」
名称が似ていますが、ご当地ナンバーはプレートに表示する「地域名」の制度、図柄入りナンバーは背景に地域独自のデザインを入れる制度です。
そのため、従来ナンバーの「岩手」「山形」「庄内」などにも地方版図柄入りナンバーがある一方、「会津」「郡山」はご当地ナンバーであっても、2026年8月現在、地域独自の地方版図柄入りナンバーの交付対象には掲載されていません。
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青森県|「青森」「弘前」「八戸」の3種類
青森県では、津軽地方を中心とする「青森」と「弘前」、県南地方を広く含む「八戸」の3種類に分かれます。ご当地ナンバーは弘前だけです。
- 弘前ナンバー:弘前市、西目屋村、田舎館村。2020年5月11日に交付が始まったご当地ナンバーです。
- 八戸ナンバー:八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、六戸町、東北町、六ヶ所村、おいらせ町、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村。
- 青森ナンバー:弘前・八戸ナンバーの対象地域を除く青森県内です。弘前市の周囲でも、藤崎町や大鰐町、平川市などは青森ナンバーになる点が地図を見るとよく分かります。
岩手県|県名と同じ「岩手」はご当地ナンバーではない
岩手県も「盛岡」「岩手」「平泉」の3種類です。盛岡と平泉は2014年11月17日に導入されたご当地ナンバーですが、県名と同じ「岩手」は従来ナンバーです。
- 盛岡ナンバー:盛岡市、八幡平市、滝沢市、紫波町、矢巾町。県都・盛岡を中心とした5市町で構成されます。
- 平泉ナンバー:一関市、奥州市、金ケ崎町、平泉町。世界遺産「平泉」の知名度を生かした地域名で、対象は平泉町だけでなく県南4市町にまたがります。
- 岩手ナンバー:盛岡・平泉ナンバーの対象地域以外。県北から沿岸部、遠野市、花巻市、北上市などまで、県内の広い範囲を占めます。
秋田県|地域名表示は「秋田」の1種類
秋田県の地域名表示は、県内全域で「秋田」の1種類です。2023年10月23日には都道府県単位の地方版図柄入りナンバープレートが導入されましたが、プレート上部の地域名表示が新たな名称に分かれたわけではありません。
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山形県|庄内地方と、それ以外で分かれる
山形県は「山形」と「庄内」の2種類です。庄内ナンバーの対象は酒田市、鶴岡市、三川町、庄内町、遊佐町。日本海側の庄内地方がひとつの区域を形成し、それ以外の村山・最上・置賜地方は山形ナンバーとなります。どちらもご当地ナンバーではなく、従来からの地域名表示です。
宮城県|仙台市だけが「仙台」ナンバー
宮城県は、仙台市の「仙台」と、それ以外の市町村の「宮城」に分かれます。仙台ナンバーは2006年10月に始まった第1弾のご当地ナンバーです。隣接する富谷市や名取市、多賀城市などは仙台ナンバーではなく宮城ナンバーとなります。
福島県|東北最多となる5種類
福島県には「福島」「会津」「郡山」「白河」「いわき」の5種類があり、東北6県で最も細かく分かれています。
会津・郡山・白河の3種類がご当地ナンバーです。
| 地域名 | 区分 | 対象地域 |
| 福島 | 従来 | 福島市、須賀川市、相馬市、二本松市、田村市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町、大玉村、鏡石町、天栄村、三春町、新地町、飯舘村 |
| 会津 | ご当地 | 会津若松市、喜多方市、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、金山町、昭和村、会津美里町 |
| 郡山 | ご当地 | 郡山市 |
| 白河 | ご当地 | 白河市、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町 |
| いわき | 従来 | いわき市、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、小野町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村 |
同じ県内でもナンバーが変わるのはなぜ?
ナンバーの地域名は車の所有者の住所そのものではなく、車を実際に使用・管理する拠点である「使用の本拠の位置」によって決まります。そのため、同じ県内への引っ越しでも地域名の区域をまたぎ、使用の本拠が変われば、原則として変更登録とナンバープレートの交換が必要になります。
また、ご当地ナンバーの対象地域で新規登録や移転・変更登録を行う場合、地域名だけを従来ナンバーとの間で自由に選ぶことはできません。たとえば仙台市を使用の本拠とする車には「仙台」、弘前市なら「弘前」が交付されます。図柄の有無や希望番号は選べても、地域名は管轄区域に応じて決まる仕組みです。
ナンバーの境界から地域のまとまりが見えてくる
東北6県のナンバープレートに表示される地域名は、青森=3、秋田=1、岩手=3、山形=2、宮城=2、福島=5の合計16種類。
県境だけを描いた地図とは異なり、ナンバーの境界を眺めると、運輸支局などの管轄に加えご当地ナンバーに反映された都市圏や地域のまとまりも見えてきます。
旅先ですれ違う車のプレートを眺めればその車が東北のどの地域を拠点としているのか、これまでより少し細かく想像できるかもしれませんね。















