
天気予報の区分はどうなってる?東北地方の天気予報の細分区域について調べてみた
日々何気なく見ている天気予報…しかし「沿岸」とか「内陸」とか…「東部」や「西部」など…実際どこからどこで区分されているの?と疑問に感じたことはありませんか?
今回はそんな天気予報の「一次細分区域」「二次細分区域」について詳しく調べてみました。
東北地方の天気予報・一次細分区域
天気予報の「一次細分区域」とは、予報を定常的に細分して行う区分わけのことで、気象特性、災害特性及び地理的特性により分割されています。
東北地方の一次細分区域は以下の画像の通りです。

各地域の特徴は以下の通り。
- 青森県:日本海側に該当する「津軽」太平洋側南部の「三八上北」太平洋側北部の「下北」の3区域に分けられています。冬季に豪雪となる津軽地域に対して、太平洋側は比較的降雪が少なくなっています。
- 岩手県:北上高地を境界として「内陸」と「沿岸」に区分され、沿岸部のみさらに「沿岸北部」「沿岸南部」に分割されています。北上高地の盆地となる遠野周辺は他の内陸地域より寒暖差が大きくなっています。
- 秋田県:出羽山地を境界としてシンプルに「沿岸」「内陸」に区分され、南北の区分わけはありません。日本海側気候で沿岸でも降雪が多く、内陸ではそれを更に上回る降雪が記録されます。冬の日照時間は全国最小。
- 宮城県:東北自動車道を基準として「東部」「西部」の2区域に区分されます。内陸に該当する西部は冬季の降雪量が多くなります。
- 山形県:庄内平野の「庄内」、新庄盆地を中心とした「最上」、山形盆地を中心とした「村山」、米沢盆地、長井盆地を擁する「置賜」の4区域に区分されます。秋田同様に日本海側気候で降雪が多いですが、内陸地域は夏季は高温になります。
- 福島県:「会津」と「中通り」の間に奥羽山脈、「中通り」と「浜通り」の間に阿武隈高地が縦に走っているため3区域に区分されます。名称の由来は過去の幹線道に由来し、中山道があったことから「中通り」、浜街道があったことから「浜通り」と呼ばれるようです。
東北地方の県別の二次細分区域
「二次細分区域」とは気象警報・注意報の発表に用いられる区分で、一部例外もありますが基本的には市町村を原則として区分けされます。
一次細分区域がさらに詳細に区分されています。
各画像では色の違いが「一次細分区域」、黒線で区分されている領域が「二次細分区域」を表しています。
青森県の二次細分区域

青森県は一次細分区域の津軽が「東青津軽」「北五津軽」「中南津軽」「西津軽」の4区域、三八上北が「上北」「三八」の2区域に区分され、「下北」地域は一次・二次の区分が同じとなり、合計7区域に区分されます。
岩手県の二次細分区域

岩手県は一次細分区域で非常に広大な面積を擁していた内陸地域が「二戸地域」「盛岡地域」「花北地域」「遠野地域」「奥州金ケ崎地域」「両磐地域」の6区域に区分され、沿岸北部が「久慈地域」「宮古地域」の2区域、沿岸南部が「釜石地域」「大船渡地域」の2区域にそれぞれ区分されます。
一時細分区域と打って変わって二次細分区域は10区域と、かなり細分化されます。
秋田県の二次細分区域

秋田県の二次細分区域は沿岸が「能代山本地域」「秋田中央地域」「由利本荘地域」の3区域、内陸が「北秋鹿角地域」「仙北平鹿地域」「湯沢雄勝地域」の3区域にそれそれ区分されます。
一時細分区域がそれぞれ北部・中部・南部に三等分されるというわかりやすい仕様です。二次細分区域が合計6区域になります。
宮城県の二次細分区域

宮城県もシンプルな一時細分区域と打って変わって二次細分区域はかなり詳細に区分されます。
まず東部が「気仙沼地域」「登米・東部栗原」「東部大崎」「石巻地域」「東部仙台」「東部仙南」の6区域、西部が「西武栗原」「西部大崎」「西部仙台」「西部仙南」の4区域となり、合計10区域に細分化されています。
山形県の二次細分区域

山形県は庄内が「庄内北部」「庄内南部」の2区域、最上が一時細分区域と同様の「最上」1区域、村山が「北村山」「西村山」「東南村山」の3区域、置賜が「西置賜」「東南置賜」の2区域にわけられ、合計8区域に分割されます。
福島県の二次細分区域

福島県は秋田県と同様に一時細分区域がそれぞれ北部、中部、南部の三つに分けられるというシンプルな仕様です。
まず会津が「会津北部」「会津中部」「会津南部」、中通りが「中通り北部」「中通り中部」「中通り南部」、浜通りが「浜通り北部」「浜通り中部」「浜通り南部」と、合計9区域に細分化されます。
ちなみに浜通り南部はいわき市一市で構成されています。
まとめ
「一次細分区域」「二次細分区域」はあくまで気象庁が様々な発表を行う基準となるもので、TVの放送局や番組によってはもちろんもっと詳細に天気予報がアナウンスされる場合があります。
さらに時代によって区分の呼称や区域が変更される事例もあるようなので、本記事の内容は2026年現在のものだということもご留意ください!





















