
「盛岡でカレー!」(後編)市民に人気のスパイシー本格インドカリー店3選!【岩手県盛岡市】
前編でご紹介した日本風の「カレー」とはちょっと違う、よりスパイシーな「本格インドカリー」の人気店の中から、おすすめの3店をご紹介します。
なお、記事中の価格は2025年12月上旬時点のものです。
日本風カレーとインドカリーの違いとは?

どちらも英語では「Curry」ですが、「カレー」と読むのは日本だけで、欧米やインドなど英語圏での発音は「カリー」です。
イギリスから伝来した日本のカレーは、スパイスを調合した「カレー粉」で肉や野菜を煮込み、小麦粉でとろみを付けたルーをご飯にかけて食べますが、スパイスの風味だけでなく旨味が重視されます。
それに対し「インドカリー」は、スパイスの個性的な風味を味わう料理として、日本風カレーとは別ものと筆者は考えます。

また、日本風カレーは最初からライスにかけられているか、あるいはカレーポットでルーが提供されてライスにかけながらスプーンで食べることもあります。
インドカリーは「ターリー」というステンレスの器で提供され、小麦粉を焼いたナンやプーリー(揚げパン)で包みながら手でたべるのが特徴です。
ちきゅうや 本町店(本町通1丁目)

市内の内丸メディカルセンター(旧岩手医大附属病院)の裏通りのビルの2階にあり、日本人好みの味付けのインドカリーが人気です。

最近よく見かけるインド・ネパール系店とは異なり、女子が一人でも入りやすいエスニック風の落ち着いた雰囲気で、女子会にも向いています。

「ちきゅうや」さんは、この本町店と新しくできた大館店があり、ご夫婦でそれぞれお店を切り盛りされているということです。
本町店は奥様がご担当されていて、当面はランチ営業のみとなっています。
3種のカリーから選べるランチセット(1,200円)

ランチセットのカレーは「バターチキンカレー」、「キーマカレー」、「日替わりカレー」の3種で、訪問した日の日替わりは「ほうれん草とチキン」でした。

ランチセットには、豆や米粉をパリパリに焼いたパパドゥを砕いてトッピングにした、香ばしくて美味しいパパドゥサラダと、チャイが付きます。

ほど良い甘さのチャイはミルクの風味が濃く感じられ、口に残るカレーの辛さを消してくれます。
バターチキンカレー(ちょい辛)

口に入れるとバターのコクと風味に甘さが感じられ、次にトマトの酸味が広がって、その後から辛さがやってきます。
チキンの旨味がしっかりしていて、野菜を煮込んで煮崩したことで生じるとろみがルーにあり、甘さはそれらの野菜によるものかと思われます。
キーマカレー(ちょい辛)

さっぱりしていながらも、ひき肉の旨味がしっかり引き出されていて、香辛料と生姜の風味が口の中いっぱいに広がります。
ナンとターメリックライス

ナンは焼きあがった後に塗られる油が少なめなのでさっぱり食べられて、ほかのインドカリー店と比べて控えめな甘さで、小麦の味を感じます。
鮮やかな黄色で良い香りがするターメリックライスは、カレーとの相性が抜群で、ライスもナンも両方を注文したくなる美味しさです。
有料でおかわりができるので、最初に食べたのと違うものを追加すると両方を味わえます。
ちきゅうや 本町店 <Information>
- 店舗名称:ちきゅうや 本町店
- 所在地:岩手県盛岡市本町通1丁目17-27 テンロードビル 201
- 電話番号:019-681-4277
- 営業時間:火曜~金曜 11:30~15:00
- 定休日:土曜、日曜、月曜
- URL:ちきゅうや 公式サイト
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ダージリン(大通1丁目)

インドから取り寄せた本場の本格スパイスと、岩手の食材が使われているカレーはもちろん、タンドリーチキンやナンも好評です。

大通に面したビルの2階にあって、2人乗れば満員になる小さいエレベーターが店舗入口に直結しています。

ランチセット(990円)

ランチセットにはチキン・バターチキン・ダル(豆)・野菜・マトン・海老・ポーク・ほうれん草・キーマの9種類のカレーが用意されています。

その中からスタンダードとも言えるチキンカレーを選び、5種類設定された辛さは中辛にしました。
カレーは南インド風のサラサラ系ですが、スパイスはやや控えめな感じで、たっぷり入っているチキンの旨味を引き立てる味わいです。

あえてナンではなくライスと合わせてみましたが、やや柔めに炊かれた白米(日本米)はサラサラしたカレーがよく染みて美味しくいただけました。
また、セットにはサラダとラッシーやチャイなどのドリンクがついています。
レディースセット(1,150円)

同行した連れはタンドリーチキンが付くレディースセット(サラダ、ドリンク付き)を注文して茄子のキーマの中辛を選びました。
キーマはひき肉の旨味が良く引き出されていて、スパイシーながらもほかのカレーと同じく日本人の口に合わせてアレンジされている感じです。
甘さを感じる大きな焼き立てのナンは、ギーと思われるオイルがたっぷり塗られ、その香ばしい香りは食欲をそそります。

そして、香ばしく焼かれたタンドゥリ・チキンは、下味のスパイスが鶏肉の旨味を引き立てていて美味しくいただきました。
スパイシーで美味しいホットチャイ

甘味(砂糖)が別になっているので、プレーンな状態での紅茶の香りとスパイスの風味を楽しめます。
スパイスの風味はマイルドですが、紅茶の風味を引き立てていて、途中で砂糖をたっぷり入れて甘くすると、食後のデザートのような満足感も得られます。
ダージリン <Information>
- 店舗名称:インド料理 ダージリン
- 所在地:岩手県盛岡市大通1丁目9-1 ちすがビル2F
- 電話番号:019-625-0560
- 営業時間:11:00~15:30・17:00~23:00
- 定休日:不定休
- URL:ダージリン 公式サイト
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ヒマラヤの風(中央通1丁目)

スタッフは全員ネパール人と思われますが、ホールスタッフは日本語が上手なので、注文の際など支障は全くありませんのでご安心ください。

店の中ではスタッフ同士の会話にネパール語と思われる言葉が飛び交いBGMにもネパールの歌謡曲のような曲が流され、異国情緒いっぱいです。

なお本格カリーだけでなく、長粒種のバスマティライスを使ったインド風炊きこみご飯「ビリヤニ」も、一度は味わっていただきたい絶品料理です。
ダブルカレーセット&チーズナンセット(どちらも1,280円)

どちらのセットもサラダと、チャイやラッシーなどのドリンクが付いています。
カレーは11種用意されていて、ダブルカレーセットはそれらから2種を選べて、チーズナンセットは1種を選べます。

今回は次の3種を選んで、辛さは全て5段階の真ん中の中辛にしました。
- マトン:強めの酸味がクセのあるマトンの味を引き立てている
- ほうれん草エビ:ほうれん草とエビの甘味がよく合い、生姜も効いている
- バターチキン:バターのコクを甘さで、チキンの味わいを深まる
もち米のライスと皿からはみ出す大きなナン

インド北部からネパールにかけての地域は、蒸したもち米でカリーを食べるそうで、とくにネパール人はもち米を日常的に食べているとのことです。
大きなナンにはほのかな甘味があり、スパイスが効いたカリーと一緒に食べるにはちょうど良い甘さです。

今回注文したチーズナンは、「これでもか!」とばかりにチーズがたっぷり入っていて、十分な食べ応えでした。
モチモチの皮が美味しいネパール餃子「モモ」

厚めのモチモチ食感の皮で、形が小籠包のようなネパール餃子は、ノーマル皮とほうれん草が練りこまれた皮のものを蒸し餃子で味わいました。
種類がたくさんの刻み野菜と、色々なスパイスが入っていて複雑な味が楽しめるのでおすすめです。
マンゴラッシーとスパイシーなチャイ

マンゴラッシーはネクターのように濃く、マンゴーがたっぷり使われています。
また、砂糖が別になっているチャイはカレーのスパイスの辛さを和らげる効果があり、砂糖入れても入れなくとも美味しい味わいです。
ヒマラヤの風 <Information>
- 店舗名称:ヒマラヤの風 【インドカレー&ネパール餃子専門店】
- 所在地:岩手県盛岡市中央通り1丁目6-26 サトウビル 1F
- 電話番号:019-681-8037
- 営業時間:火曜~日曜 11:00~15:00、17:00~22:30
- 定休日:月曜
- URL:ヒマラヤの風 公式instagram
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まとめ
盛岡市内は最近、この記事でご紹介した3軒のほかにも、たくさんのカレー専門店が誕生しています。
カレー(カリー)はたくさんの種類のスパイスの調合と、ベースの肉や野菜から抽出される旨味によって千差万別の味が生み出される料理です。
この先もっと盛岡市内のカレーを食べ歩いて、おすすめの味をレポートして報告したいと思います。





















