新政NO.6はとても美味しい日本酒だという評判を耳にするけれど、どんなお酒なのかいまいちイメージが湧かないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では新政の唯一の定番生酒である新政NO.6について詳しく解説します。

新政NO.6とは?

新政NO.6とは、1852年創業の伝統ある酒蔵の新政酒造株式会社が製造・販売する6号酵母を用いた日本酒です。

火入れをせず作られた生酒である新政NO.6は、ー5℃という厳しい蔵内での貯蔵管理体制で保管され、その鮮度と美味しさを守るため購入後すぐに飲み切ることが推奨されています。

2021年12月現在の新政NO.6のラインナップと主な特徴を表にまとめてみました。

 

原料米

分類

日本酒度

酸度

精米歩合

X-type2020

酒造好適米

純米大吟醸酒(生原酒)

非公開

非公開

45%

S-type2020

酒造好適米

純米吟醸酒(生原酒)

非公開

非公開

55%

R-type2020

酒造好適米

純米吟醸酒(生原酒)

非公開

非公開

麹米55%

掛米65%

ダイスケリチャードtype

秋田酒こまち(無農薬)

純米吟醸酒(生原酒)

非公開

非公開

60%

紫舟type

改良信交

純米吟醸酒(生原酒)

非公開

非公開

55%

上国料 勇type

美郷錦

純米吟醸酒(生酒)

非公開

非公開

55%

漫☆画太郎type

秋田酒こまち

純米酒(生酒)

非公開

非公開

66%

水野学type

秋田酒こまち

純米大吟醸酒(生酒)

非公開

非公開

45%

Nicolas Buffe No.6 : Dix ans – Noël 2021

秋田酒こまち

純米吟醸酒(生酒)

非公開

非公開

55%

 

全て生酒なので冷やで飲むのが美味しいですが、原酒は雪冷え(5℃前後)、純米吟醸酒と純米大吟醸酒で吟醸香を楽しみたいなら花冷え(10℃前後)、純米酒は涼冷え(15℃前後)で飲むのがおすすめです。

参考:新政酒造株式会社「NO.6」

6号酵母とは?

6号酵母の魅力をダイレクトに引き出すのをコンセプトとして製造されたのが新政NO.6ですが、この6号酵母とはどのようなものなのでしょうか。

酵母とは食材を発酵させる働きのある微生物で、実は自然界にも広く分布しているのですが、日本酒、ワイン、味噌、醤油、パンなどの発酵食品を作る際に用いられています。

日本酒造りにおける酵母の役割はアルコールを作ることですが、酵母は1mlのもろみの中に1~2×10個いて、それぞれがアルコールを作り続けてくれるのです。

6号酵母は新政酒造の五代目佐藤卯兵衛となる佐藤卯三郎さんが、当時の大阪高等工業学校(現大阪大学工学部)でニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝さんなどと同窓生として一緒に醸造を学びながら高い技術を身に着け、その後艱難辛苦の末に生み出した酵母です。

その後新政のもろみから優良酵母として採取され、今でも公益財団法人日本醸造協会が培養・販売しているのが「きょうかい6号酵母」なのです。

きょうかい1号酵母~5号酵母、また12号酵母は第二次世界大戦の影響で残念ながら亡失してしまい、6号酵母は現在使用されている酵母の中で最も古い酵母ということになります。

最新の酵母と比較すると地味な味わいとされますが、長期間の低温状態に耐える強い発酵力を持つのが6号酵母の魅力です。

参考:公益財団法人日本醸造協会「新・酵母のはなし」

新政NO.6におすすめのつまみ

新政NO.6は生酒で雑味のあるフレッシュな味わいなので、比較的味のしっかりしたふき味噌をご紹介します。

材料(1人分)

  • ふきの葉(1本分)
  • サラダ油(小さじ1/2)
  • 味噌(小さじ1)
  • しょうゆ(少々)
  • みりん(大さじ1/2)
  • 砂糖(小さじ1/2)

作り方

  1. ふきの葉を細かく刻む
  2. 味噌、しょうゆ、みりん、砂糖を混ぜる
  3. フライパンでサラダ油を熱して刻んだふきの葉を中火で3分炒める
  4. 混ぜた調味料を加えて7~8分汁がなくなるまで弱めの中火で煮詰める

ふきの苦味が大人の味わいで新政NO.6の美味しさをさらに引き立ててくれるでしょう。

最後に

新政NO.6は新政酒造株式会社から採取された6号酵母の良さが伝わる日本酒ですが、日本酒度も酸度も公開されていないため、それらを想像しながら冷やで楽しむのが美味しいお酒だとわかりました。

本格的な日本酒党にもおすすめのお酒なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。