
「八幡平アスピーテライン」は冬季通行止め明け後…1ヶ月ほどが絶好の季節!
目次
「八幡平(はちまんたい)アスピーテライン」は、八幡平火山群の最高峰・八幡平(標高1,613m)を中心とした、秋田県と岩手県にまたがる高原地帯を横断する山岳ドライブウェイです。
八幡平は、十和田八幡平国立公園内に位置し、八幡平のほか、焼山(やけやま/標高1,366m)、大深岳(おおぶかだけ/1,544m)・茶臼岳(ちゃうすだけ/1,578m)など多くの火山が集まる標高1,000m~1,500m高原地帯で、その壮大な風景とともに、国有林の中に点在する温泉も魅力のエリアです。
岩手県側全線、秋田県側も一部が積雪で冬季通行止めとなる「八幡平アスピーテライン」

「八幡平アスピーテライン」は秋田県側、岩手県側併せて約27km。秋田県側は、鹿角市と玉川温泉・田沢湖方面を結ぶ国道341号から岩手県境、岩手県側は県境と岩手県八幡平(はちまんたい)市(御在所ゲート)までを結んでいます。
通行は、冬期間(11月頃~4月中旬)でも、秋田県側の国道341号側入口から後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)あたりまでは可能ですが、それ以外の秋田県側と、岩手県側全線が通行不可となってしまい、秋田県側と岩手県側は行き来ができなくなります。
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- ネット予約:NPO法人コンビゴーレ八幡平
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20km以上続く高い雪の壁|八幡平アスピーテラインの「雪の回廊」

「八幡平アスピーテライン」早春のハイライトは、全線の除雪が終わり全面開通の4月中旬頃(積雪量によって開通日は変動)で、車道の両側には積もった雪の壁が20km以上にわたって続きます。高さは積雪量によっては10mを超えることも。
少しでも[雪の回廊]を早く見たい方には、秋田県側入口から後生掛温泉付近までの区間がおすすめ。積雪量は少ないのですが、3m以上の壁が見られます。ついでに通年営業の後生掛温泉でひとっ風呂いかがですか。
「八幡平アスピーテライン」はノーマルタイヤでの通行は可能ですが、周辺エリアは十分の除雪が行き届いていないところもあります。早春時期は冬用タイヤの装着が安全です。
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「馬で来た足の悪い湯治客が帰りは歩いて帰った」といわれる名湯「後生掛温泉」

後生掛温泉は、焼山の東側標高約1,000mの国有林の中にある一軒宿の温泉で、温泉が使われ出したのは江戸時代中期ごろと伝わっています。名湯の誉れ高く「馬で来て 足駄(あしだ)で帰る後生掛」と呼ばれていました。
足駄とは歯が少し高くなっていて、ぬかるみでも着物の裾が汚れない下駄(げた/高下駄)のことで、足が悪く馬に乗って訪れる客が、後生掛の温泉で療養すると帰りには下駄をはいて帰ることができるほど効能が高いと評判でした。1881年(明治14年)には湯治宿として整えられています。
泉質は 単純硫黄泉で、泉温87.9℃、 pH値 3.02 で、弱酸性の温泉で、胃腸病・神経痛・腰痛症・膝関節炎・リウマチ・糖尿病・アトピー性皮膚炎などに効果があるといわれています。

宿は一般客用の旅館部と温泉療養を目的とする湯治部があり、湯治部には地熱を利用して床を温めるオンドルがあります。オンドルは体を芯から温め、新陳代謝を促進させる効果が高い温浴法で、日帰り温泉でも利用できます。
大浴場には「泥湯」「火山風呂」「箱蒸し風呂」など7種類の温泉があり、後生掛温泉をたっぷりと楽しめます。

後生掛温泉の近くには、底から高温の湯が湧き出し、湯気がもうもうと上がる「大湯沼」を中心とした[後生掛自然研究路](冬季閉鎖)があり、生きた地球を体で感じられます。
後生掛温泉<Information>
- 施設名称:後生掛温泉
- 所在地:秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内
- 電話番号:0186-31-2221
- 営業期間:通年
- 泉質/単純硫黄泉
- 日帰り入浴:通年可 ※季節によって定休日が変わります。に関してはオフィシャルホームページか電話で要確認
- URL:後生掛温泉
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春から秋の八幡平散策の基地として最適な天然温泉の宿「八幡平高原ホテル」

「八幡平高原ホテル」は、冬季は「後生掛温泉」から徒歩10分ほどの場所にある「秋田八幡平スキー場」のスキー合宿専用宿泊施設として営業し、グリーンシーズンには周辺の高原散策の基地として人気の高いホテルです。
「八幡平高原ホテル」の魅力のひとつに2つの異なる天然温泉が引かれていることがあげられます。泉質は単純温泉と含鉄単純温泉で、すべて源泉かけ流しです。いずれもほぼ中性の温泉で、含鉄単純温泉は男女別の内湯に、単純温泉は内湯に附属する露天風呂に使われています。効能はいずれも神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進などです。
露天風呂にはスペインの建築家ガウディ風のタイル模様が施されていて、一風変わった湯浴みを体験できます。客室は和室で、地元の幸を中心とした和食の創作膳が味わえます。
「秋田八幡平スキー場」は、11月中旬から5月上旬の営業です。
八幡平高原ホテル<Information>
- 施設名称:八幡平高原ホテル
- 所在地:秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林
- 電話番号:0186-31-2011
- 営業期間:通年
- 泉質/含鉄単純温泉、単純温泉
- 日帰り入浴:通年可
- 料金:おとな 600円、こども 300円
- 公式URL:八幡平高原ホテル
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湯量豊富でとにかく露天風呂が開放的。春の再開が楽しみな「ふけの湯」

「蒸の湯(ふけのゆ)温泉 ふけの湯」は「後生掛温泉」から八幡平アスピーテライン経由で3.7kmほど八幡平山頂方向に上った国有林の中にある一軒宿です。歴史は古く、約400年前には見つかっていた八幡平で一番古い温泉といわれています。
泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)と単純温泉の2種類。とにかく湯量が豊富で、露天風呂5カ所と大浴場にかけ流されています。
露天風呂(「ふけの湯」では“野天風呂”)は混浴(岩風呂と樽風呂付きの木枠の湯船)、男女別の木枠風呂、それに男女別の大浴場にも各々露天風呂が付いています。野天風呂からの360度の大パノラマが眺められ、大自然しかない「ふけの湯」ならではの楽しさです。

泉温は泉源が3本あるため、各々に違いがありますが、いずれも80℃以上あり、入浴には熱すぎるため加水しています。効能は神経痛・リウマチ・不妊症・婦人病・ヘルニア・疲労回復・胃腸病・皮膚病・アトピー性皮膚炎・病術後回復などに効果があるといわれていて、特に“子宝の湯”として知られています。
宿は木造2階建てで、レトロな本館と、2000年に建て替えられた新館があり、和室のほか置いた和洋室タイプも用意されています。
「ふけの湯」は、グリーンシーズンのみの営業で、11月初旬頃から4月の下旬まで降雪のため休業しています。
ふけの湯<Information>
- 施設名称:蒸の湯(ふけのゆ)温泉 ふけの湯
- 所在地:秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内
- 電話番号:0186-31-2131
- 泉質/単純硫黄泉(硫化水素型)と単純温泉
- 日帰り入浴:可
- 営業期間:4月下旬~11月上旬
- 公式URL:日本秘湯を守る会 – ふけの湯
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5月中旬から6月上旬…いつ現れるか予測が難しい神秘の「ドラゴンアイ」

雪解けが進んだ5月下旬頃に鏡沼という小さな火口湖に現れるのが「ドラゴンアイ」です。
「八幡平アスピーテライン」の岩手県県境に近い国有林の中に佇む「鏡沼」。直径50mほどの丸い小さな火口湖で、「ドラゴンアイ」は5月中旬から6月初めにかけて、わずか3日ほどしか現れません。しかもその年の積雪量、天候などによって左右され、いつ現れるか分からない、というのが泣きどころ。自治体やビジターセンターなどが逐一情報を出していますが、当たらないこともしばしばです。でも偶然にも出会えた人の感動は何にも代えがたい体験でしょう。
この現象は、冬から春にかけて大量の雪解け水が沼に流れ込み、中央部を浮力で持ち上げ島のようになります。さらに暖かくなると中央部の雪から解けはじめ、龍の眼が完成するのです。

鬱蒼とした国有林の中にぽっかりと口を開けた火口湖鏡沼。初春だけの一瞬の芸術「ドラゴンアイ」
ドラゴンアイ<Information>
- 名称:ドラゴンアイ
- 期間:5月中旬~6月上旬の間で変動
- 情報:八幡平ビジターセンター
- 電話番号:0186-31-2714(4月上旬〜11月上旬)
- 公式URL:鹿角公式観光サイト「旅するかづの」 – ドラゴンアイ
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