2021年10月11日に放送された日本テレビの人気番組「月曜から夜ふかし」で大仙市立大曲中学校の校歌が「日本一長い校歌」として採り上げられ、Twitterでも話題となりました。

この記事では大仙市立大曲中学校の校歌について詳しく解説します。

日本一長い校歌のタイトルや歌詞は?

日本一長い校歌とされる大仙市立大曲中学校の校歌のタイトルは「よく生きよ 若人よ」で、昭和40年に制定され、校舎の落成と合わせ式典で初披露されました。

本郷隆さん作詞、佐藤長太郎さん作曲によるこの校歌は「よく生きよ」という校訓が随所に散りばめられ、フルコーラスで10分15秒というとても長いもので、ピアノ伴奏で演奏されます。

曲の流れとともに演奏方法や拍子が変わるため、表にまとめてみました。

歌詞

演奏方法

曲番

拍子

「よく生きよ~願いかもしれない」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「その声は呼びかける~呼びかけてくる」

女子生徒によるソロコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「よく生きよ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「その声は~見えはするけれども聞こえない声だ」

女子生徒によるナレーション+ピアノ伴奏

1番

4/4

「その声が~みるみる広がってゆく」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「豊かな土壌を満たし~
大コーラスになる」

女子生徒によるソロコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「よく生きよ よく生きよ~大曲中学の若人よ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

1番

4/4

「よく生きよ よく生きよ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

4/4

「そうだ~昔から

男子生徒によるソロコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「選ばれた知者たちが」

女子生徒によるソロコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「いちはやく耳を止め」

男子生徒と女子生徒2人によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「ただただ~歩いた」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「人類最初の~最も偉大な」

男子生徒によるソロコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「言葉なのだ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

3/4

「人類は~賛歌を聞こう」

女子生徒によるナレーション+女子生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

4/4

「よく生きよ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

4/4

「恵まれたこの日に」

女子生徒によるナレーション

2番

4/4

「駒に一点~大曲中学の若人よ」

男女生徒によるコーラス+ピアノ伴奏

2番

4/4

 

在校生はソロコーラスとナレーション以外の部分を歌うことになりますが、この複雑な構成を覚える必要があるため、新入生はなかなか大変な思いをすることになります。

また時間があまりにも長いため、入学式、卒業式などではフルコーラスで校歌を斉唱しますが、それ以外の場合は1番として「雄物の川辺~大曲中学の若人よ」2番として「駒に1点~大曲中学の若人よ」を歌うのです。

全ての歌詞を読むだけでもとても感動するため、興味のある人は大仙市立大曲中学校のホームページに目を通すことをおすすめします。

参考:大仙市立大曲中学校「沿革」

参考:大仙市立大曲中学校「校歌」

日本一長い校歌の曲の特徴とは?

日本一長い校歌の特徴として拍子、演奏法とさまざまに変化して飽きずに歌うことができるようになっていますが、初めて聴く人にとって意外さを感じさせるのが曲の終わりの転調です。

具体的には1番の終わりである「善意と美とを~大曲中学の若人よ」と、2番の終わりである「聡明と意志を~大曲中学の若人よ」の部分がそれまでのヘ長調からいきなりニ短調に変わります。

曲調としてはとても唐突感のある転調なのですが、急に短調にすることによって最後まで真剣さを伝え、気持ちを引き締めて終わらせたかったのではないかと考えさせられる終わり方になっているのです。

卒業生が日本一長い校歌に思うこと

2019年9月3日に、大仙市立大曲中学校3年生の翠峰(すいほう)学年修学旅行団が、上野恩賜公園野外ステージにて日本一長い校歌の校歌斉唱を行いました。

これは首都圏に在住する卒業生のために企画されたイベントで、在校生と一緒に「よく生きよ若人よ」を合唱するために行われたものです。

このようなイベントが企画されるのは卒業生たちが皆大人になってからこの校歌の良さに気づき、改めて歌ってみたいと感じるからでしょう。

筆者ももし卒業生としてこのイベントに参加していたらと考えると、確実に涙なしでは歌うことができなかっただろうと思います。

日本一長い校歌に詰まっている想いがわかるようになった今だからこそ、この校歌と中学生の時に出会えたことには感謝の気持ちしかありません。

最後に

日本一長い校歌は演奏方法や構成が複雑で、新入生にとっては覚えるのがとても大変な校歌ですが、大人になってからもずっと忘れられない校歌であることがわかりました。

興味のある人は、ぜひ「よく生きよ 若人よ」を聴いてみてください。