盛岡人のソウルフード「じゃじゃ麺」、地元民がおすすめ3店をご紹介!【岩手県盛岡市】

盛岡のわんこそば・冷麺・じゃじゃ麺は「三大麺」として知られ、いずれも独特の麺文化から誕生したB級グルメです。

その中でもとくに「じゃじゃ麺」は、盛岡人のソウルフードとして愛され、市内にじゃじゃ麺専門店が多数あります。

この記事ではその中から、盛岡市民の筆者が推す3つのお店をご紹介します。

なお、記事中の価格(税込)は、2025年11月中旬時点のものです。


盛岡人のソウルフード「じゃじゃ麺」とは?

じゃじゃ麺
じゃじゃ麺 出典:岩手県公式観光サイト いわての旅

じゃじゃ麺は、市内の老舗店「白龍(ぱいろん)」創業者の高階貫勝氏が中国東北部(満州)の麺料理を参考に屋台で始めたのが最初です。

平打ちのうどんのような太麺に、細切りのキュウリと小口切りのネギがたっぷりのせられ、各店秘伝の自家製肉味噌がたっぷり盛られています。

じゃじゃ麺
真上から見たじゃじゃ麺 出典:岩手県公式観光サイト いわての旅

肉味噌は豚ひき肉に各種の味噌を合わせて炒めたもので、ショウガやニンニクなどのほかにお店によって材料が違い、そこに個性がみられます。

最初にこれらをよく混ぜ合わせてから食べますが、そこに酢・ラー油・にんにく・しょうがなどを加えて好みの味にを作れるのがポイントです。

そして、これらの調味料や薬味を投入するタイミングと配合は、人それぞれのレシピがあり、けっして譲ることができないこだわりです。

「ちいたんたん」って何?

ちいたんたん
ちーたんたん 出典:岩手県公式観光サイト いわての旅

麺と具を少し残し、生卵を割り入れてかきまぜたら、お店の人に「ちーたんたん、お願いします!」と声をかけて箸を乗せて皿を渡します。

その皿に厨房で熱い茹で汁をかけてもらい、肉味噌を増量してかき混ぜると「ちーたんたん(チータンとも)」と呼ばれる卵スープの完成です。

テーブルに置かれた肉味噌のつぼ

茹で汁で溶いた肉味噌の味がベースとなりますが、肉味噌を足してもらえるお店や、テーブル上の肉味噌つぼからセルフで増量するお店もあります。

茹で汁で溶いた肉味噌は麺に絡めて食べた時とはまた違い、入っている素材の風味がふんわりと広がって、味わい深い溶き卵スープとなるのです。

ジャージャー麺(炒醤麺)と何が違う?

ジャージャー麺
中華麺が使われている「ジャージャー麺」

よそから盛岡に来た人が間違えやすいのが、名前が似ている「ジャージャー麺(炒醤麺)」です。

炒醤麺は、豚ひき肉と野菜を甜麺醤や豆板醤などで炒めた肉味噌を中華麺にかける料理で、じゃじゃ麺と似ていますが麺の種類と食べ方が違います。


おすすめ店その1・白龍 本店(盛岡市内丸)

白龍
櫻山神社の参道にある本店(2軒右隣りには分店がある)

白龍(ぱいろん)は、戦争後に満州から引き上げてきた高階貫勝さんが、約60年前に創業した「盛岡じゃじゃ麺」の老舗中の老舗です。

白龍
本店のじゃじゃ麺(中)。紅ショウガのとなりはすりおろし生姜

味噌・ひき肉・胡麻・椎茸など十数種類の材料を混ぜ、炒め、寝かせた秘伝の味噌は創業者一家の秘伝で、元祖ならではの味わいがあります。

白龍
これらの調味料で好みの味を作る。生卵はちーたんたん用。

平打ち面はもちもち食感で、キュウリの千切りの食感との違いが面白く、混ぜ込んだ時の肉味噌との相性が抜群です。

白龍
カウンターと4人掛けテーブルが3つ並ぶ本店の店内には色紙がびっしり

本店の店内には来店タレントなどが残したサイン入り色紙が所狭しと飾られ、昼時や休日は行列が1軒おいて隣にある分店までできる人気店です。

白龍
居酒屋を挟んで並ぶ本店と分店

ほかに、盛岡駅ビル「フェザン」1階のおでんせ館に「フェザン店」、菜園のパルクアベニュー川徳の地下1Fに「パルクアベニュー川徳店」があります。

白龍
サイドメニュー的な焼き餃子も美味しい。つけダレ用小皿には山盛りのネギとすりおろし生姜

メニューにはほかに「ろうすう麺」「冷やしつけ麺」がありますが、焼き餃子と水餃子は隠れた人気メニューです。

白龍
本店のメニュー、このほかにドリンクメニューもある

じゃじゃ麺の価格は(小)630円・(中)730円・(大)840円(お子様用580円)で、ちーたんたん(生卵付き)50円です。

白龍 本店 <Information>

  • 店舗名称:白龍 本店(ぱいろんほんてん)
  • 所在地:岩手県盛岡市内丸5-15
  • 電話番号:019-62-42247
  • 営業時間:月曜~土曜 9:00~20:45、日曜 11:30~16:00
  • 定休日:記載なし
  • URL:白龍 公式サイト

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おすすめ店その2・遙遙屋 小吃店 (盛岡市中野)

遙遙屋
国道4号沿いに地味にたたずむ小吃店本店

遙遙屋小吃店(はるばるや しょうすうてん)は盛岡市東部を通る国道4号線バイパス沿いにあり、ラーメンも美味しいと評判で、23台分の広い駐車場があることも人気の理由の一つです。

遙遙屋
広い店内、奥に小上がりがあり手前には4人掛けのテーブル席が4卓ある

店内は明るく広く、ラーメン店として有名ですがじゃじゃ麺を頼むお客さんの方が多いと言われています。

遙遙屋
じゃじゃ麵(中)キュウリは少なめ

ここの肉味噌は塩味がしっかりしているのが特徴で、ちーたんたんではテーブル上のツボの追い肉味噌を、少しずつ加えていくのがおすすめです。

幅が細目で稲庭うどんに似た印象がある麺は、少しやわらかめで肉味噌がよく絡みます。

遙遙屋
テーブルの上の調味料、大きいつぼがは肉味噌で手前の小さいつぼはすりおろしニンニク

本店のほかには、JR盛岡駅ビル「フェザン」南館地下の「めんこい横丁」に、「盛岡じゃじゃ麺 小吃店 フェザン店」があります。

遙遙屋
券売機はじゃじゃ麺がラーメンの上に設定されている

オリジナルメニューの「スープじゃじゃ麺」夏季限定の「冷やしじゃじゃ」なども人気で、じゃじゃ麺は(小)620円・(中)670円・(大)850円・(特大)970円、ちーたんたん(生卵付き)は120円です。

遙遙屋 小吃店 <Information>

  • 店舗名称:遙遙屋 小吃店(はるばるやしょうすうてん)
  • 所在地:岩手県盛岡市中野1丁目1-5
  • 電話番号:019-652-5738
  • 営業時間:水曜~月曜 11:00~20:00
  • 定休日:火曜
  • URL:遙遙屋 小吃店 公式インスタグラム

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おすすめ店その3・盛岡じゃじゃ麺 あきを(盛岡市大通)

あきを
にぎやかな大通に面した飲食店ビルの1階にある

大通にある飲食店ビルの1階にあり、繁華街であることから遅い時間まで営業し、飲んだ後の「〆じゃじゃ」で立ち寄る人も多いお店です。

あきを
カウンターのみ10席の店内

カウンター10席をワンオペで切り盛りしていて、麺がコシ強めの平打ち太麺のため茹で時間がかかり、提供されるまで少々時間を要します。

ただ、ビールなどのアルコールが350円と安いので、夜の遅めの時間帯では一杯やりながらじゃじゃ麺を待つお客さんが多いようです。

あきを
底が深く混ぜやすい皿に盛られたじゃじゃ麺(並)

じゃじゃ麺が提供されるお皿は、麺と肉味噌を混ぜやすい形になっていて、最初混ぜる際にネギやキュウリがこぼれやすいのを防いでくれます。

あきを
充実の調味料類、手前がニンニクで奥の大きなツボは肉味噌、右側は辛い青唐辛子などを漬け込んだ「一升漬け」

なお、肉味噌のニンニクが少なめに感じられましたが、頼むとおろしニンニクが入ったツボを出してもらえるので、にんにくを後入れでガッツリが効かせることができます。

ほかの店との大きな違いは、生卵とチータン(ちーたんたん)が無料なことで、トータルすればほぼ同じ値段ですが少し得した気持ちになれます。

あきを
チータンは年中無料

ほかに「納豆じゃじゃ麺」「モツじゃじゃ麺」「煮豚じゃじゃ麺」などオリジナルのアレンジじゃじゃ麺に、丼物などのメニューが豊富です。

あきを
券売機で食券を購入するがチータンの表示はない

じゃじゃ麺の値段は(小)730円・(並)750円・(大)900円とやや高めですが、チータンが無料となっています。

盛岡じゃじゃ麺 あきを <Information>

  • 店舗名称:盛岡じゃじゃ麺 あきを
  • 所在地:岩手県盛岡市大通2丁目3-7 CT33ビル 1F
  • 電話番号:019-653-5959
  • 営業時間:月曜・水曜・木曜 11:00~23:00、金曜・土曜 11:00~24:00、日曜 11:00~18:00
  • 定休日:火曜

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まとめ

じゃじゃ麺は、「最初は何だかよくわからないけど、3回食べるとハマる」と言われている不思議なB級グルメです。

しかし盛岡人の間では「どこの店が一番か」、「どういう味付けが一番か」などで議論になるほど、愛されているソウルフードなのです。


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