【東北紅葉ドライブマップ:山形編】おすすめのドライブコースと周辺グルメ3選!

山形県では蔵王連峰や吾妻連峰など、高地のドライブコース周辺では紅葉がすでに始まり見ごろを迎えていますが、これからだんだん里に降りてきます。

この記事では11月でも紅葉ドライブが楽しめる3つのコースと、その周辺のおすすめグルメをご紹介します。


最上峡(戸沢村~庄内町:国道47号)

最上峡の紅葉 出典:山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」

戸沢村古口から庄内町清川までの最上川中流16kmほどは「最上峡」と呼ばれ、川沿いを走る鶴岡街道(国道47号)で紅葉ドライブを楽しめます。

国道はJR陸羽西線と並行していて、最上川の両岸にはヤマモミジやカエデの紅葉でいっぱいの山が迫る景観が素晴らしいドライブルートです。

最上川の舟下り 出典:山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」

また、この最上峡には松尾芭蕉も舟に乗ったとされる船下りがあり、川面から紅葉を楽しむことができ、ドライブの途中でも乗船できるように配慮されています。

車窓から眺めるのとはまた一味違う、さわやかな川風を浴びながら川面に映える紅葉の景観を楽しめます。

最上川芭蕉ライン舟下り

最上川芭蕉ライン舟下り 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

最上川の両岸に広がる紅葉の中を、船頭さんの最上訛りの観光案内と舟唄をBGMに、1時間ほどを川の流れにのってゆったり下る舟下りです。

1年を通して1日3便運行され、紅葉シーズンは11月10日(日)まで1日4便に増便され、12月から3月までは暖房付きの船が運行されます。

戸沢村の古口港(戸沢藩船番所)から乗り、白糸の滝近くの草薙港(川の駅 最上峡くさなぎ)で下船しますが、車に戻る方法が次の3通り用意されています。

  • 路線バスで古口港に戻る:船の到着時間に合わせて運行されています
  • 乘っていた船で古口港に戻る:エンジン全開で遡る爽快なアクティビティです
  • 車を草薙港に回送してもらう:船を降りてそのままドライブを再開できます

なお、車の回送は完全予約制です。

また、松尾芭蕉が乗船したさらに上流の「本合海の渡船場跡」近くにも発着所があり、そこからの航路も設定されています。

最上川芭蕉ライン舟下り<Information>

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もうひとつの舟下り「最上川舟下り義経ロマン観光」

仙人堂 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

古口と草薙の間にある高屋から出航し、対岸にあって船でしか行けない仙人堂に参拝してから高屋に戻る航路で、こちらも船頭さんのガイドと舟唄付きです。

仙人堂(外川神社)は源義経の臣下だった常陸坊海尊が創建したとされ、「縁結びスポットの神社」としても知られています。

そばや芋煮を味わえるプランも用意されていて、船上で味わう「最上川舟下りグルメパック」と仙人堂で味わう「そば処ランチコース」があります。

最上川舟下り義経ロマン観光<Information>

  • 名  称:最上川舟下り義経ロマン観光
  • 運行期間:通年
  • 乗船(下船)場所:山形県最上郡戸沢村古口(乗船受付はJR高屋駅)
  • 問い合わせ先:最上川舟下り義経ロマン観光
  • 電話番号:0234-57-2148
  • URL:最上川舟下り義経ロマン観光 公式サイト

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「パーラー白糸の滝」のヒレカツバーガー

白糸の滝の対岸にある「白糸の滝ドライブイン」のパーラーで提供しているヒレカツバーガーは、ハンバーグではなく山形県金山町内で米とホエー(乳清)で飼育された「米の娘ぶた」のヒレカツがバンズにはさまれています。

「米の娘ぶた」はやわらかく、あっさりした脂身が甘い美味しいお肉で、そのヒレカツとキャベツやキュウリにトマトもたっぷりサンドされたヒレカツバーガーを、パーラーで最上川と白糸の滝の景観を楽しみながらゆっくり味わえます。

圧倒的な存在感!「滝バーガー」と「五重塔バーガー」

パーラーの人気メニューは、そのヒレカツバーガーを積み上げたタワーのようなバーガーで、「滝バーガー」は3個、「五重塔バーガー」はその名の通り5個のバーガーが高々と積み上げられ、そのビジュアルのインパクトはかなり強烈です。

さらにメニューには、1リットルサイズのメロンソーダなどもあってただただ驚くばかりです。

パーラー白糸の滝<Information>

  • 施設名称:パーラー白糸の滝(白糸の滝ドライブイン)
  • 所在地:山形県最上郡戸沢村古口1496-1 白糸の滝ドライブイン内
  • 電話番号:0234-57-2146
  • 営業時間:月~金 10:30~15:00、土・日・祝 10:30~16:00
  • 定休日:水曜
  • URL:パーラー白糸の滝 公式サイト

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月山花笠(がっさんはながさ)ライン (西川町~鶴岡市:国道112号)

紅葉の月山花笠ライン 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

西川町と鶴岡市の間30.9kmの国道112号バイパスは、月山道路とも呼ばれ、「日本の道100選」に選ばれている紅葉ドライブの名所です。

道路沿いの紅葉は10月中旬から色づき始め、11月上旬ごろまで楽しめます。

紅葉の月山湖 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

月山や湯殿山(ゆどのさん)山頂の紅葉が麓に下りると道の周囲が色づき、紅葉のトンネルや月山湖の青い湖面に映える景観が美しいドライブコースです。

月山湖の大噴水

寒河江ダムと月山湖の噴水 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

月山湖(がっさんこ)は最上川の支流、寒河江川に造られた寒河江ダムによって誕生したダム湖で、山形県で最大の大きさです。

この湖には日本最大規模で噴射能力世界第4位とされる大噴水があり、季節によって「春の舞」・「夏の舞」・「秋の舞」と称して噴出する水の形が変えられています。

噴水は4月から11月までの毎日、10時から17時まで1時間1回のペースで噴き上がり、暗い時間帯はライトアップによって幻想的な光景が湖面に広がります。

道の駅 にしかわ「月山銘水館」

道の駅 にしかわ 出典:山形県庁 公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

月山の麓にある西川町の「道の駅 にしかわ 月山銘水館(がっさんめいすいかん)」には、月山ビールの工場と日帰り温泉があります。

ドイツやチェコ産の麦芽とホップが月山の涌水によって醸され、爽快なピルスナーと香ばしいミュンヒナーの2種類のビールが醸造されています。

道の駅では車中泊できるので、温泉入浴を楽しんだらビール工場が見えるレストランで地ビールを味わって、ドライブ疲れを癒してはいかがでしょうか。

道の駅 にしかわ<Information>

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月山ビールの「牛肉の地ビール煮」と「地ビールソフトクリーム」

牛肉の地ビール煮は「道の駅にしかわ」のレストランのイチ押しメニューで、ビールでやわらかく煮込まれた牛肉は口の中でとろけるような食感です。

またこのスナックコーナーで売られているソフトクリームの中に、ビールの麦汁入りで麦の香りがする珍しいソフトクリームがあり、ノンアルコールなのでドライバーも味わうことができます。

鳥海山ブルーライン (遊佐町~秋田県象潟町:山形県道210号、秋田県道131号)

鳥海山の紅葉 出典:山形県庁公式サイト「やまがたの広報写真ライブラリー」

日本海沿いの国道345号の吹浦付近から、鳥海山腹の海抜1,100メートル地点まで一気に登る山岳観光道路です。

最高到達点に近い大平展望台からは山麓から庄内平野に広がる紅葉と、青い日本海に浮かぶ飛島や佐渡、さらには男鹿半島の大パノラマを楽しめます。

鳥海ブルーライン 出典:庄内観光コンベンション協会 画像提供:やまがた観光フォトライブラリ

国道7号からも入ることができ、山形側の県道210号(鳥海公園吹浦線)の沿道はとくにブナ林が多く、色鮮やかな紅葉ドライブを楽しめます。

冬季は積雪のため11月上旬から4月下旬まで閉鎖されるため、11月にお出かけされる場合は道路交通情報などを確認してください。

鳥海ブルーライン<Information>

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遊佐の郷土料理「肉餅(にくもち)」

遊佐町では古くからハレの日の餅料理として、人が集まった時やおもてなしする時などに食べられてきたソウルフードです。

昆布だしで豚肉・ごぼう・コンニャク・ねぎ・厚揚げなどを煮て、しょうゆ・みりん・酒で味付けして丸餅を入れた雑煮のような料理で、遊佐では山形名物の芋煮よりも好んで食べられています。

遊佐の家庭料理ですが、町内の飲食店で提供しているお店もあるほか、町内にある「道の駅 鳥海ふらっと」などで丸餅2個入りの2椀分のパックがお土産として販売されています。

肉餅<Information>

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まとめ

山形県の紅葉は東北六県の中でも比較的早く始まり早く終わると言われていますが、それでも11月中旬ごろまで紅葉ドライブを楽しめます。

ただ降雪が多い地方ゆえに山岳地帯では11月から冬の通行止めになる道路が多く、お出かけ前に道路情報を調べておくことをおすすめします。


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