![栄屋本店のショップカード](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2016/11/IMG_7825.jpg?resize=1200%2C899&ssl=1)
【山形県】そばにあるならラーメンにも!「冷し」らーめんの発祥「栄屋本店」
暑い夏には冷たいものが食べたくなりますよね!そんな時に意外とありそうでないのが「冷し」のラーメンじゃないでしょうか?
北海道では冷し中華のことを冷しラーメンと呼ぶこともあるみたいですが、今回の冷しらーめんは冷し中華ではありません!スープのある普通の醤油ラーメンに氷が入って「冷えている」ということです。
日本全国色々な地域で考案はされているようですが、発祥はなんと山形県なんだそうです!今回は山形市本町にある栄屋本店から誕生したという「山形名物冷しらーめん」の紹介です。
昭和7年創業の老舗から生まれた冷たいラーメン
事の発端は昭和のある暑い夏の日、お客さんから「冷たいそばがあるのに冷たいラーメンはないのか」と言われたのがきっかけ。
![栄屋本店の外観](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2016/11/PXL_20231026_045911205.jpg?resize=797%2C600&ssl=1)
栄屋本店の初代店主は冷しらーめんを作ることに決めましたが、調理工程で問題が発生。スープが冷たいと脂が固まってしまうことです。
1年間ほど研究をし続け、昭和26年の夏、牛スープを冷やして脂を濾過し、ダシをかつお節やコンブでとる製法を開発しました。元祖冷しらーめんは牛スープと牛チャーシューが使われていました。
現在の栄屋本店の冷しらーめん
![栄屋本店の冷しらーめん](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2016/11/IMG_7827.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
栄屋本店の冷しらーめんを注文すると、普通のラーメンではあまり出会うことがないかまぼこときゅうりが具として中央に鎮座しています。もやしも醤油系のラーメンの具としては珍しいかもしれませんね。
濃い目のスープはコロコロとした氷が溶けることでちょうどいい塩梅になります。「冷やし」であることも相まって麺はコシが強めで食べごたえ抜群!
現在の冷しらーめんはバリエーションが豊富!
栄屋本店のメニューを確認すると、なんと冷しらーめんのバリエーションだけで14種類もあります!今回は王道の「冷しらーめん」にしましたが、次回は「激辛冷しらーめん」に挑戦してみたいですね。
![栄屋本店のメニュー](https://i0.wp.com/jp.neft.asia/wp-content/uploads/2016/11/PXL_20231026_050934795.jpg?resize=797%2C600&ssl=1)
レジではお土産用の冷しらーめんセットも販売されています。
まとめ
実は山形はラーメンの激戦区で、ラーメンの消費量は日本一を誇っています。冷しらーめんは盆地の影響で夏は非常に暑くなる山形ならではの気候に合った郷土料理と言えるのではないでしょうか。
蕎麦ももちろん美味しいですが、暑い夏の山形旅行には冷しらーめんもおすすめです!
ちなみに余談ですが冷しメニュー界隈には「冷やし」なのか「冷し」なのか?という表記に関する論争もあるみたいですが、今回は栄屋本店さんの表記に倣い「冷し」で統一させていただきました!
栄屋本店<Information>
- 名 称:栄屋本店
- 住 所:〒990-0043 山形県山形市本町2-3-21
- 電話番号:023-623-0766
- 公式URL:https://sakaeyahonten.com/