知ってる?ふくしまで「新しい」名物が続々誕生!おすすめ3選【福島県】

東北はおいしい食べ物がたくさん!福島県にも、桃や日本酒など、全国にも世界にも誇れるおいしい食べ物が多々あります。そのような定番の名物も素敵ですが、一方で個性豊かな「新・名物」が続々と誕生しているのをご存知でしょうか。

この記事では、福島県のおいしい「新・名物」の中から、3つをピックアップしてご紹介します。

新しい味を知り、福島の旅をより楽しんでください。


奥座敷の名湯・土湯温泉から生まれる新名物「オニテナガエビ」

オニテナガエビ

福島市の奥座敷に位置する土湯温泉郷は、古くから湯治場として栄えてきた歴史ある温泉地です。この温泉地の中で、新しく生まれた名物が「オニテナガエビ」です。

山中でエビ?その正体は、温泉地熱発電に発生する冷却水を利用して養殖されたエビです。

日本で消費されるエビは、輸入品が主です。エビの国内養殖が稀な背景には、水温管理に光熱費などのコストがかかることがあげられます。希少な国内養殖エビの中でも、オニテナガエビの養殖事例は極めて少ないそうです。土湯では温泉地熱発電を活用することにより、オニテナガエビを産卵ふ化から生育までを一括で行っています。

このエビの愛称は「つちゆ湯愛(ゆめ)エビ」。12年連続で水質日本一に選ばれている一級河川・荒川の水で育てられたエビは、臭みがありません。殻は透明感のある白色です。

土湯温泉の中心近くに店舗を構えるカフェ「おららのコミセ」の店内には、なんとオニテナガエビの釣り堀があります。

釣り上げたエビはその場で素焼きにして味わえます。焼きたてのエビは、パリパリと香ばしく、頭から尻尾まで食べられます。釣って楽しい、食べても楽しい。エビをまるごと味わえる施設です。

Information

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とろける脂が魅力!豊かな環境で育てられた葛尾村のブランド羊肉「メルティーシープ」

羊肉(イメージ)

阿武隈高地の中にある福島県双葉郡葛尾村。標高の高さは厳しい自然環境に現れ、冬は凍てつくような寒さを迎えます。山には立派な樹木が立ち並び、緑に包まれ、緑の中で暮らす村です。そんな葛尾村で生まれた新しいブランド羊肉が「メルティーシープ」です。

メルティーシープは、葛尾村で和牛飼育のノウハウを生かして生育されます。最大の特徴は、その名の通り「とろける(Melty)」ような身のやわらかさと、臭みのなさです。都心部の名店が名指しで使用する、プロお墨付きのおいしさ。

この高品質な肉質は、黒毛和牛飼育から得た経験と技術を、最大限に活かしているから。徹底した健康管理と、こだわりの飼料で丁寧に生育し、一般的なラム肉よりも時間をかけて丁寧に飼育しています。飼育に加えて、加工から出荷までをワンストップで行い、鮮度と品質を管理している点も特徴的といえます。

メルティーシープ

メルティーシープは、村のふるさと納税での発送の他、葛尾村内の「復興交流館あぜりあ」前の冷凍自動販売機などでも手に入れられます。気になったらぜひチェックしてみてください。

Information

  • 施設名称:復興交流館あぜりあ
  • 住所:福島県双葉郡葛尾村落合落合20-1
  • TEL:0240-23-7767
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 定休日:毎週月曜日
  • 公式Webサイト:https://katsurao-azalea.jp/

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東のフグの王様を目指す!相馬市の天然トラフグ「福とら」

トラフグ

福島県の沿岸部、豊かな漁場で知られる相馬市。小女子やアンコウなどの海産物が有名です。この地で注目を浴びている新・名物が、天然トラフグの「福とら」です。

近年、相馬沖で天然トラフグの漁獲量が急増しています。しかし、獲れた全てのトラフグが福とらを名乗れるわけではありません。サイズが35cm以上、かつ魚体を傷つけにくい「はえ縄漁」で獲れた高品質な天然トラフグだけが「福とら」としてブランド認定されることが明確に定義されています。

福とらの漁期は例年10月~2月。つまり、秋冬の味覚です。フグが名産として有名な西日本の下関市と並ぶ、東日本を代表する産地となれるよう市でもPRを進めています。

ふぐ刺し(てっさ)

福とらの魅力は、なんといっても天然物ならではの肉厚で弾力のある食感と、噛むほどに広がる深い旨みです。ふぐ刺し(てっさ)にすればその歯ごたえが際立ち、ふぐ鍋(てっちり)にすれば身がふっくらととろけるような食感に変わります。また、香ばしく揚げた唐揚げや、乙な味わいのヒレ酒も絶品です。

相馬市内には福とらを味わえる飲食店が複数ありますので、秋冬シーズンの福島観光では、ぜひチェックしてみてくださいね。

Information(相馬観光ガイド)


ふくしまの「新しい味」に触れてみよう!

本記事では、福島県の新しい名物3選をご紹介しました。

これら3つの新名物は、単なる「おいしいグルメ」というだけでなく、地域の資源や知恵を活かして未来を切り開こうとする福島の熱いエネルギーそのものです。

福島県の伝統的な郷土料理はもちろんのこと、進化し続ける「福島のうまいもの」に注目してみてください。きっと、新たな福島の魅力に心もお腹も満たされる、特別な福島旅を味わえるでしょう。


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